1月6日(水) 鹿児島大学 14-71 大阪体育大学 全国地区対抗大学大会 決勝

第71回全国地区対抗大学大会 決勝
2021年01月06日 13:00 K.O.
入場者数:0人 天候:晴れ/微風
レフリー:河野哲彦(日本協会A1)
アシスタントレフリー:木村正彦(関西協会) / 岡田照明(関西協会) / 加藤司
鹿児島大学 大阪体育大学
14 FULL TIME 71
0 前半 36
14 後半 35
詳細
(日本協会公式)

マッチレポート

明日以降予想される寒波を感じさせない良好なコンディションの下、鹿児島大学のキックオフでゲームがスタート。

開始早々、鹿児島大学は中盤のスクラムで圧力を受けながらもボール動かし、フェイズを重ねる。精度の高い防御を重ねる大阪体育大学に対し、鹿児島大学はスペースを見いだせずBKライン裏へキック。

前半5分、大阪体育大学はそのルーズボールを獲得。左へ大きく展開し⑪田中が左隅にトライ、コンバージョンも成功し0−7と先制する。
前半11分、主導権を握る大阪体育大学はスクラムで再度圧力をかけるとペナルティーを獲得、ラインアウトからモールで前進、②清水がそのまま左隅にトライ、0−12とリードを広げる。
さらに前半15分、大阪体育大学は中盤のラインアウトから⑤ツポウが力強い突進で中央を突破、そのまま中央にトライ、コンバージョンも成功し0−19と引き離す。

自力に勝る大阪体育大学に対し、鹿児島大学はゲインされながらも必死のカバーディフェンスで食い下がる。
それでも大阪体育大学は前半20分、スクラムから展開されたBK攻撃を⑪田中が走り切り、左中間にトライ。さらに前半28分、⑧村上のスクラムトライ(コンバージョン成功)で0−31と引き離す。

鹿児島大学は終始押されながらの展開だが、ペナルティーから相手陣でのラインアウトから反撃を試みる。大阪体育大学はブレイクダウンから圧力をかけボールを奪取、攻撃を寸断する。

すると前半39分、大阪体育大学は中盤ラインアウトからBKに展開し⑭竹林が左隅にトライ、0−36とする。

前半終了直前、鹿児島大学はゴール前のラインアウトのチャンスを得るが痛恨のミス。そのまま前半が終了した。

後半、双方がターンオーバーの応酬後も大阪体育大学がゲームを支配する。
対して鹿児島大学は前半のパフォーマンスを修正し、ブレイクダウンに圧力をかけ大阪体育大学のミスを誘う。

後半スコアを動かしたのは大阪体育大学。後半13分、中盤のラインアウトから⑯河野が好走を見せ、中央にトライ。コンバージョンも成功し0−43とする。
さらに後半16分、ショートキックボールキャッチから⑪田中の快走、後半21分ターンオーバーからフェイズを重ね⑫越智の連続トライ(共にコンバージョン成功)。0−57とさらにリードを広げる。

対して鹿児島大学は、中盤からペナルティーを得て速攻から攻撃するなど、活路を求め攻撃を継続するが大阪体育大学の防御を破れない。

選手を順次入れ替え、フレッシュレッグを投入する大阪体育大学は後半28分、ゴール前スクラムを押し込み⑯河野のトライ、後半32分、中盤からのスクラムも押し込み⑧村上が好走しトライ(共にコンバージョン成功)、0−71とする。

一矢報いたい鹿児島大学は、⑬松島がビックゲインでゴール前へ地域を進める。
後半39分、ゴール前でFWが攻撃を重ねアドバンテージを得るとキックパス。フェアーキャッチに終わるがその後、速攻で⑨畑田が中央に走り込みトライ。コンバージョンも成功し7−71と初得点を挙げる。
さらに後半42分、鹿児島大学は⑫中島の好走から同様の展開を見せ⑱中嶋が中央にトライ。コンバージョンも成功し14−71として、ノーサイド。

49年ぶりに出場した大阪体育大学が71-14と鹿児島大学に勝利し、関西学生リーグの地力を見せ初優勝を遂げた。

(文責 品野 いっせい)


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KRPU 清水良枝

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