マッチレポート
午前の好天候から一転、時折西風が吹く曇空の下、東北大学のキックオフで試合が開始された。序盤は東北大学が、風上を生かしキックでエリアを取りながら、茨城大学陣内で試合を進める。
前半20分、茨城大学のキックをキャッチした東北大学⑮森竹が中央を突破。その後、右に展開し、連続攻撃が続く。最後はゴール前の密集から東北大学③中林が中央に持ち込みトライ、⑩川井のコンバージョンも成功し、7−0。
試合再開後、茨城大学は、ラックサイドやオープン展開とボールを動かすものの、東北大学の低いタックルになかなか自陣を脱出できない。
前半35分、東北大学がスクラムを押し続け、⑧吉留がゴール右にトライ、12−-0とリードを拡げる。さらに、東北大学は前半38分、ペナルティー後のキックで、相手陣ゴール前ラインアウトの機会を得る。
茨城大学にボールを弾かれたものの、こぼれたボールを東北大学⑤佐藤がインゴール内で押さえトライ、17−0となる。
その後、中盤での激しい攻防が続くが、東北大学のノックオンで前半終了。
後半は、茨城大学のキックオフで試合が始まる。中盤のラックから茨城大学⑨宮下が左サイドを抜け、相手の裏のスペースにキックを蹴り込み、相手陣ゴール前へ。
その転がったボールを東北大学が拾いタッチに蹴り出してピンチを脱出。茨城大学は、さらに、22m内ラインアウトからモールを作り押し込む。その後、連続でサイドアタックを試みるが、東北大学がターンオーバー。
後半試合が動いたのは、後半15分、東北大学が相手ボールスクラムを押し、ターンオーバー。その後は、素早く左サイドアタック、最後は②竹谷がトライ、⑭山梨のコンバージョン成功により、24−0とする。
茨城大学は、ラインアウトからラックを形成、左サイドに展開し前進するが、ノットリリースの反則。さらに茨城大学は、相手ペナルティー後のタッチキックで、相手陣ゴール前のラインアウトの機会を得る。ラインアウト後、モールを形成するが相手選手にからまれ、モールアンプレイアブル、なかなかゴールに迫れない。
東北大学は、相手の危険なタックルから、タッチキックで相手陣22m内のラインアウト。この試合、再三この場面を作り出すが、ラインアウトが安定せず、茨城大学ボールにボールが渡る。
後半35分、東北大学は、相手陣22mのスクラムから左に展開、デイフェンスにつかまりながらもゴール前までボールを運び、最後は④藤田がトライ、⑭山梨のコンバージョンも成功し、31−0とする。
時折、暖かい日差しが差す中、東北大学が31−0で勝利した。
(文責 寺田拓流)
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