マッチレポート
Oddリーグ第2節・第2試合、第1節には摂南大学相手に大量点を奪い完封で下した天理大学に対して、前節の関西学院大学に対し力を出し切れず悔しい1敗を喫した近畿大学。近畿大学にとっては大学選手権出場のためには何としても勝ちたい一戦。
近大のキックオフで始まった。
何とか先制したい近大だが、このゲームも天理大が先にスコアした。
16分、天理大は敵陣ゴール前5Mの敵ボールスクラムをボールインと同時に押し込みボールを奪う。スクラムからのこぼれ球を拾ったLO⑤アシペリ・モアラが左中間に押さえ込み、SO⑩松永拓朗がゴールを決める。(7-0)
20分、天理大は自陣ラックでターンオーバーし、SH⑨藤原忍が敵の裏側に大きく蹴り込む、追いかけたFB⑮江本洸志が一度足に引っ掛けてインゴールまでボールを運びそのまま抑え込みトライ。(ゴールも決まり14-0)
23分には、自陣から繋いだボールを最後はNO8⑧山村勝悟が切れのいいランで左隅に押さえ込む。(ゴールも決まり21-0)
35分には、22M中央から⑩松永がPGを決め、引き離す。(24-0)
前半終了間際の38分には、5Mラインアウトを押し込み、主将FL⑦松岡大和がトライし、前半を終える。(ゴールも決まり31-0)
後半も15分と21分に⑤モアラが連続でトライを奪い本日3トライの活躍で大量リード。(それぞれゴールも決め45-0)
終盤に近大が天理大をゴール前で釘付けにする場面も見られたが、ロスタイムに天理大NO8⑳ジョネ・ケレビがトライし、終わってみれば、天理大は2週連続の完封劇で、大差での結果となった。(50-0)
Player of the Match には、本日ゴールキック成功率100%のSO⑩松永拓朗が選ばれた。
試合後コメント
【近畿大学 中島茂 総監督 コメント】※記者会見から
今日は天理大学に一泡吹かせようと試合に臨んだが、天理大の選手はそつのない動き、ミスをしない正確なプレー、それと速さというものを備えており、なすすべがなかった。リーグ戦もあと1試合、意地でも制して5位決定戦に臨みたいと思います。
【近畿大学 森田博斗 主将 コメント】※記者会見から
スクラムのオプションや近大らしい継続するアタックを準備して臨んだが、天理大学さんの隙のないDFでジャッカルに苦しめられた。終盤、点を取れそうなシーンもあったが、トライに結び付けなかったことが反省です。
次節(摂南大戦)はスクラムを修正して、テンポのあるアタッキングラグビーで圧勝したいと思います。
【天理大学 小松節夫 監督 コメント】※記者会見から
2戦目ということで前節よりもいいゲームをしようと臨んだ。前半は良かったが、後半は少し停滞してしまった。メンバーを変えてもそれはあまり改善さなかった。今日も失点(スコアされること)がなかったことは評価できるが、自分たちの形でしっかりアタックして得点につなげられるよう、次のゲームも頑張っていきたいと思います。
【天理大学 松岡大和 主将 コメント】※記者会見から
近畿大学さんの強いプレッシャーに対して、自分たちから(圧力を)かけていこうということで臨んだ。前半、最初の方は少し停滞したが、修正をして点数を重ねていけた。後半は自分たちのミスもあり(得点を)取り切ることができなかったが、そこは次の試合に向けての課題かなと思っています。今日も失点0ということで、メンバーが替わっても同じだった。そこは評価でき、継続していきたいと思っています。
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