10月17日(土) 京都産業大学 31-12 立命館大学

2020関西大学交流試合 第2節
2020年10月17日 12:00 K.O.
入場者数:0人 天候:雨/弱風
レフリー:阪本浩助(関西協会)
アシスタントレフリー:⼭⼝明良(関西協会) / ⼋⽊聖也(関西協会) / ⼩原淳⼀(関西協会)
京都産業大学 立命館大学
31 FULL TIME 12
31 前半 0
0 後半 12
詳細 (PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶京都産業⼤学 7城間賢

マッチレポート

11月7日からのリーグ戦を前に行われている関西大学ラグビーAリーグの交流試合第2節は、昨年度4位の京都産業大学と6位の立命館大学の一戦。上位を狙うためには互いに倒しておきたいライバル校同士の対戦となった。

ゲームは立ち上がりから京産FW陣が躍動。4分にゴール前22ml付近のラックから出たボールを京産SH⑨廣田瞬から受けたLO④樋口誠也が奪ったトライを皮切りに、HO②梅基天翔とPR③平野叶翔がそれぞれ2トライずつを挙げ、前半は31-0と京産の一方的なゲーム展開となった。立命館もスクラムでは京産に圧力をかけ再三京産陣に攻め込むが、接点では京産の仕掛けが一枚上。立命館の反則を誘いPK後のラインアウトモール、FWラッシュで立命館を圧倒した。

後半は降り続く雨と寒気で両チームとも決め手を欠く。立命館が20、24分にCTB㉓間瀬陽紀、HO②島田久満がトライを挙げ京産に追いすがるが、前半の大量得点に助けられた京産が31-12と立命館を振り切った。

交流試合初戦の両チームは、まだまだ全開には至っていないが、新監督を迎え伝統の強力FWに機動力を加えた京産の仕上がりの早さに、リーグ戦への期待が増した。立命館はFW戦に苦戦してなかなか効果的なボールをBKに供給できなかった。悪天候とはいえシーズンに向けて整備が求められる。
プレイヤーオブザマッチは攻守で強力FWを牽引した京産FL⑦城間賢に贈られた。

次戦、京産は摂南、立命館は王者天理と交流試合最終戦を戦う。

試合後コメント

京都産業大学 伊藤鍾史 監督
「前半は出来すぎ後半は課題も残ったが、全員がアグレッシブでまだまだ伸びしろのあるとても楽しみなチームである。選手たちもラグビーシーズンを楽しみにし、今日も実戦の喜びに奮い立っていた。伝統のFWとボールを動かす『アクセル・ラグビー』で一歩ずつ進化していきたい。」

京都産業大学 田中利輝 キャプテン
「京産にとっての初戦、とても良い入りができたことは収穫。ロッカーでも大いに盛り上がって、例年との違いを感じている。11週間、走り込みを続けて目指すところを再確認してきた。公式戦の良い緊張感の中で気持ちを引き締め、ブレイクダウンのルール変更にも対応して行きたい。」

立命館大学 中林正一 監督
「全く良いところがなく、初の実戦でも何もできなかった。京産のジャッカルの速さに前半9個と反則を繰り返してしまった。BKでボールを動かすことがこの天候でできなかった。サイズはあるがプレイが人任せで機敏さも不足していた。」

立命館大学 庄司拓馬 キャプテン
「開始直後の10分間でDFが後手に回ってしまった。立命館の強みであるDFから前に出る流れがつかめず、反則を繰り返してしまい、京産の早いブレイクダウン、ジャッカルで負けた。いい緊張感を持っていたが、気持ちの入り方が足らなかった。」

(文責 大阪府協会・石川 悟)

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 梶間智


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