六甲ファイティングブル VS 駒場WMM
2019年1月20日(日) 14:00キックオフ グラウンド:宝が池公園球技場 | ||||
六甲ファイティングブル | 駒場WMM | |||
29 | FULL TIME | 27 | ||
3 | 前半 | 17 | ||
26 | 後半 | 10 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
昨年、12-9とタイトなゲームを繰り広げた両チーム。駒場の雪辱か、六甲の返り討ちか、2回戦屈指のカードとなった。
試合開始早々、積極的にボールを動かす駒場は11分、18分にトライ・ゴールを上げ0-14と六甲に強烈なパンチを見舞う。後手を踏んだ六甲は25分のPGチャンスをモノにし3-14とするも、PR1加村の危険なプレイによるシンビンもあり波に乗れず、逆にPGで加点した駒場のペースのまま、前半を終了する。
後半、積極的なアタックを仕掛けた六甲は、44分敵陣ゴール前スクラムからサイドを突き、LO4福島が右隅にトライ。(G不成功8-17)46分駒場LO4松渕が不正なプレーでシンビンとなると、六甲は一気に押し込む。WTB14三木のビッグゲインもあり、敵陣ゴール前まで迫るも、駒場の好ディフェンスの前に、反則を犯してしまう。逆に58分六甲のキック処理ミスを突いた駒場は、CTB12新村が左中間に飛び込みトライ、コンバージョンも決まり8-24。67分にもFB15鈴木がPGを決め、さすがに雌雄は決したかと思われた。後がなくなった六甲だが、慌てず一つ一つのアタックを丁寧に繰り返し70分、73分とトライを積み重ね、22-27と射程圏にとらえる。駒場は75分過ぎから、六甲陣ゴール前でFWがボールキープを図るも、六甲FWのプレッシャーに耐え切れず、逃げ切れない。インジャリータイムに駒場陣へ攻め込む六甲は、ゴール前でスクラム戦を繰り返す。数度駒場FWの反則を誘い、ペナルティトライの雰囲気も漂い始めた88分、スクラムからサイドアタックを仕掛け、最後はLO4福島が左中間に飛び込み起死回生のトライ。コンバージョンも決まり29-27と土壇場で勝利を掴んだ。
駒場は、ゲームの‘仕舞い方’を決して間違った訳ではない。ただ、六甲の勝利への執念が上回っただけの結果である。
(文責:廣島 治)