同志社大学 VS. 天理大学
2016年12月3日(土) 14:00キックオフ グラウンド:京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場 入場者数:6768人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:松岡辰也(日本協会A) アシスタントレフリー:関谷惇大(日本協会A2) / 飴田鉄平(関西協会) / 加藤優希(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:天理大学15ジョシュア・ケレビ |
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同志社大学 | 天理大学 | |||
12 | FULL TIME | 34 | ||
12 | 前半 | 12 | ||
0 | 後半 | 22 | ||
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マッチレポート
前節の立命館大戦では薄氷の勝利となったが、ここ一番での伝統の強さが感じられる同志社大学と、6節まで危なげない戦いで圧倒的な強さを見せて付けている天理大学。両チーム共、前評判通りの全勝対決で覇者を決める注目の一戦となった。
微風の中、風下から攻める天理大SO後藤のキックオフでゲーム開始。
最初にスタンドを湧かせたのは同志社大、得意の展開ラグビーで5分に左10m付近からSH大越からSO永富(健)→NO8 末永→HO中尾→CTB永富(晨)からWTB松井がパスを受け、右隅に先制トライ、GK不成功5-0。
天理大も攻め込むが同志社大の厚いデフェンスに得点が出来ず苦戦する。17分に天理大が22m付近、SH藤原からSO後藤に渡りFBケレビが鋭く切込み、パスを受けたWTB井関が左中間にトライ。GK不成功5-5と追い付く。
23分に再び天理大。22mからSH藤原、FLコロイブニラギと渡り再びパスを受けたSH藤原が右中間にトライ。GKをSO後藤が成功し5-12とする。
反撃にでる同志社大は、36分に左ゴール前7mラインアウトからモールで押し込み、HO中尾が抜け出し左中間にトライ。GKもSO永富(健)が成功し12-12。同点とし前半が終了。
後半開始2分、天理大は同志社大のラックからのこぼれ球をWTB久保が拾い、タッチライン沿いを走り切り独走トライ。GK不成功12-17とリードする。
20分に再び天理大は、ゴール前中央スクラム。SH藤原からパスを受けた、FBケレビがゴールポスト右にトライ。GKもSO後藤が成功し12-24。
38分、天理大が22mラックから。途中出場した20番FLマキシがFBケレビに渡し、もう一度20番FLマキシが受け取って、右隅にトライ。GK不成功12-29。
42分ロスタイムにも、天理大が15m付近のラックより、途中出場の21番SH谷口、FBケレビに繋ぎ22番CTB山下に渡りパスを受けた23番WTB永松が右隅にダメ押しのトライ。GK不成功12-34。
同志社大も最後まで諦めずに攻め込むが流れを取り戻すことが出来ず、ノーサイド。天理大学が4年ぶりに関西を制覇した。
MOMには、攻守に活躍した天理大学FBジョシュア・ケレビ選手が選ばれた。全国大学ラグビー選手権では、お互いに関西代表として全国制覇を目指して挑んでほしい。
(文責:玉川育夫)
監督・キャプテンコメント
天理大学 小松監督
前半は苦戦したが、後半は修正して立て直して、うちらしいラグビーができました。
去年、ここで不甲斐ないゲームをしたので借りを返すことができました。
山口キャプテン
「滅茶苦茶うれしいです!」しかし僕たちだけで強くなったのではありません、サポートしてくれた皆さん、またBチームのみんな、特にBチームは関西で対戦したどのチームよりアタック、DF、スクラム、強かったです。それが成長につながりました。
関西優勝はうれしいので少しだけ余韻に浸って、そのあとは目標の日本一に向かって頑張っていきます。