9月17日(土) 大阪府警察 vs ユニチカ
レフリー:四辻 順一朗(関西協会)
アシスタントレフリー:阪本 浩助(関西協会) / 原 延雄(関西協会) / 田村 正信(関西協会)
大阪府警察 | ユニチカ | |||
41 | FULL TIME | 8 | ||
7 | 前半 | 3 | ||
34 | 後半 | 5 | ||
勝点 5-0 |
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
台風14号による南風が強く吹き抜ける中、大阪府警の先蹴でゲーム開始。
風下ながら、グラバーキックと積極的なコンタクトプレーでペースを掴もうとする大阪府警だったが、最初にチャンスを迎えたのは、ユニチカ。
風上を活かして自陣からキックを多用、新ルール50・22を巧みに絡ませ、大阪府警ゴール前に迫る。ゴール前LOから鋭いサイドアタックを繰り返すも、府警の粘り強いDFやスクラムのコラプシングで、ことごとくチャンスを逸する。
受けに回った感のある大阪府警も、BKが巧みなステップでユニチカDFを切り裂き、敵陣ゴール前に迫るも、分厚いユニチカDFの前に得点できない。
膠着状態のまま、前半も終わり間際の34分、大阪府警FB15楠本が巧みなステップで抜け出すと、FL7高橋が繋ぎ、最後はPR1小林がゴール下にT。SH9今城がコンバージョンキックを決め7-0と先制する。
身体を当てることを厭わない両チーム、観ている者にラグビーの醍醐味を披露するがごとく激しいブレイクダウンを繰り返す中、38分にPGチャンスを得たユニチカは、WTB11藤井が決め、7-3として、前半を終了する。
後半の立ち上がりも、大阪府警がスピード豊かなBK攻撃を繰り返すが、ユニチカDFは崩れず、一進一退。
耐え忍び、反撃に転じたユニチカは48分大阪府警ゴール前で、SH9赤木がショートパント。WTB11藤井がインゴールで押さえT。Gは不成功も7-8と逆転する。
攻めあぐむ大阪府警だったが、52分ユニチカゴール前LOから、モールを押し込みHO2山口が左中間にT(G不成功)し、12-8と再逆転する。
勢いづいた大阪府警は54分、サイドアタックを繰り返した後、SH9今城が絶妙なパントを仕掛けると、ゴール前へ絶妙に転がったボールをWTB11勝又が押さえT。Gは不成功も17-8と突き放す。
大阪府警のプレッシャーを必死にはね返してきたユニチカだったが、後半20分を境に、懐を鋭く差し込まれ、ゲインを許す展開となり、4T2Gを追加され、41-8でタイムアップ。
とはいえ、スコアほどに力の差はなく、ユニチカのDFが光ったゲーム。関西社会人リーグ時代から凌を削った両チームの矜持を垣間見ることが出来た。
(文責:廣島 治)
会見レポート
大阪府警察
大久保 洋志監督
前半風下だった状況と、ユニチカの接点での厳しいプレーに苦労し、反省ばかりが残るゲームだった。もう少しゲームマネジメントを修正し、次節に臨みたい。
黒木 龍平主将
ミスが多く、結果、守勢に回ってしまった。自分たちがやるべきことをもう一度しっかり確認し、次節への準備を進めたい。
ユニチカフェニックス
尾崎 達博監督
後半、フィジカルで厳しいことは覚悟しており、前半、チャンスでトライを取り切れなかったのが響いた。次節までに立て直して勝ち切りたい。