11月19日(日) 第6節 関西大学 26-29 関西学院大学

2017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第6節
関西大学 VS. 関西学院大学

2017年11月19日(日) 12:00キックオフ グラウンド:鶴見緑地球技場 入場者数:1285人 天候:くもり/弱風
レフリー:北村浩士(関西協会)
アシスタントレフリー:木俣俊祐(関西協会) / 岸上耕一(関西協会) / 小嶋儀光(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:関西学院大学 2赤壁尚志
関西大学 関西学院大学
26 FULL TIME 29
19 前半 24
7 後半 5
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マッチレポート

Aリーグは第6節。今シーズン第5節終了時点で5チームが2勝3敗で並んでいる。勝利すれば大学選手権の出場枠3位の可能性を残し、負ければ入れ替戦の可能性も出てくる大混戦の中、鶴見緑地球技場では2勝3敗の4チームが直接対決する2試合が行われた。

第一試合は第3節で54年ぶりに同志社大学に勝利した関西大学と、前節で摂南大学に勝利し調子が上向いている関西学院大学による伝統の関関戦が行われた。

試合は関大のキックオフで開始された。関大は開始早々の2分、ゴール前30m付近のラックからSH9番木下皓太、SO10番北田圭史、FB15番竹中太一とつないでトライ。SO北田のGも成功して7-0幸先良くとした。
9分にもゴール前ラックからFL7番神野心からSH9番木下とつないでトライ(SO北田のG成功)。14-0と試合は関大のペースで始まった。

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しかしその後は関学も反撃。12分にゴール前ラックからLO5番杉原立樹が持ち込んでトライ(WTB14番碓井恒平のG成功)。14-7とした。
続く20分、ゴール前ラックから再びLO5番杉原が持ち込んでトライ、WTB14番碓井のGで同点に追いついた。更に29分に自陣ゴール前15m付近のラックからBKS、FWがつないで最後はWTB14番碓井がトライ(WTB14番碓井のG失敗)。14-19と逆転に成功した。

関大も33分にゴール直前のラックからPR3番杉本達郎が持ち込んでトライ(SO10番北田G不成功)。19-19と同点に追いついた。

35分に今度は関学が22mライン中央ラックからLO5番杉原がこの日3本目のトライを決め(WTB14番碓井のG失敗)19-24。シーソーゲームの前半は関学のリードで終わった。

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後半に入って最初のトライは関大。16分にゴール直前ラックからSH9番木下から前半終了間際にCTB13番末廣賢三と入替った22番山縣翔が右隅にトライ。SO10番北田のGも成って26-24と再度逆転に成功した。その後は両チームとも決定的なチャンスがなく膠着状態のままロスタイムに。関大自陣ゴール前のタッチキックを関学SH21番山内俊央がチャージ。こぼれ球をキャプテンHO2番赤壁尚志がインゴールで抑え、劇的な逆転トライ(WTB14番碓井のG失敗)でノーサイドとなった。

関学は最終節、大学選手権出場をかけて立命館大と対戦する。MOMにはロスタイムに逆転トライを挙げた関西学院大学HO2番赤壁尚志選手が選出された。

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(文責:大阪府協会、灘英世、丸井康充)

監督・キャプテンコメント

牟田至監督
今日は、デイフェンスが良くなかった。そして、ミスが多かった。それが(原因で)得点につながらなかったので、本当にしんどかったです。だけど、最後には本当にラッキーで勝たせていただけたということです。

―最終戦に向けては?
まず、デイフェンスを修正して、そして、立命大さんもまたFWが強いのでセットプレーも、(今日も最後のラインアウトを取ることができなかったですが…、)そこを修正して次の試合に臨みたいと思います。

赤壁尚志主将
関大さんのフラットなアタックとブレークダウンの強さで押されていて、負けてもおかしくない試合でした。しかし、最後まで諦めない気持ちで(最終のプレーで)チャージして(逆転)トライすることができ、ギリギリですが勝てて来週に繋げることができました。

―来週の結果次第で大学選手権も視野に入ると思うが?
しんどい半年間だったのですが、全員で頑張ってきたので、1日でも長くみんなとラグビーができるように、来週はしっかり勝って選手権に行きたいと思います。

フォトギャラリー

■撮影者:山口勝一

■撮影者:野口美保