1月11日(土) 近鉄 76-12 釜石

トップチャレンジリーグ 第6節近鉄 VS 釜石

2020年1月11日(土) 14:00キックオフ
グラウンド:ヤンマースタジアム長居
入場者数:6251人
天候:晴れ/微風
レフリー:⼭本篤志(日本協会A2)
アシスタントレフリー:橋元教明(⽇本協会A1) / 四辻順⼀朗(関⻄協会) / 嵯峨慶⼆ (関⻄協会)
近鉄 釜石
76 FULL TIME 12
45 前半 0
31 後半 12
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マッチレポート

トップチャレンジリーグも終盤となった第6節。ヤンマースタジアムではここまで、全勝街道をひた走る近鉄ライナーズと僅差のゲームを勝ちきれず2勝2敗1分けで4位につける釜石シーウェイブスの対戦となった。
この日は、大阪では最後のゲームとなるトンプソン・ルークの勇姿をしっかり見届けようと、6千人を超える観衆がヤンマースタジアムに集まった。


試合は、大漁旗を振りかざしたファンの応援を背に受けた釜石のキックオフで始まった。
先制したのは近鉄。釜石のキックオフがノット10mとなった後の中央スクラムからフェーズを重ね、3分、ゴール前のラックから近鉄が左へ展開、10番のクウェード・クーパーが左中間に押さえ、GKもクーパーが決めて7-0と近鉄が先行。

続いて6分、釜石ゴール前で相手パスをインターセプトした近鉄12番パスカル・ダンが左隅にトライ、難しい位置からのGKをクーパーが決めて14-0。近鉄にとって上々の滑り出しとなった。

近鉄の早いチャージと堅守に阻まれ、なかなか有効な攻撃ができない釜石は、前半の中盤、近鉄のゴール前に迫る攻撃を見せたが惜しくもモールアンプレアブルで逸機。
この後も必死に攻め立てるが、近鉄の固いディフェンスラインを攻めあぐね、やむなくパントに切り替えたところ、近鉄はこれにカウンターで対抗。
21分には自陣からボールをつないで、最後は1番・豊田大樹がゴールに飛び込んだ。この後も近鉄が着々とトライを重ね、前半だけで7トライ、45-0の大差をつけて折り返す。


後半、釜石は大量のリードで甘さが出たと見える近鉄のタックルをかわし、ラインブレイクからいずれもライン際を好走、1分にHB21番の南篤志が、8分には6番上田宥人がそれぞれトライし反撃するもここまで。


近鉄はトライを取られた直後の3分、また15分とすぐに反攻して加点、後半も5トライを挙げて、76-12で近鉄の完勝となった。

(文責:大阪協会 蜷川善夫)

監督コメント

近鉄・有水ヘッドコーチ
自分たちのスタイルを80分間出せたところが今日の勝利につながった。ゲーム中に自分たちのペースをどう取り戻せるかが課題であったが、今日は、後半の最初に失点してはいけないところで2つトライを取られた後、ずるずると引きずられることなく、修正できたところはよかった。来週はレジェンド(トンプソン・ルーク)の引退試合なので、さらにレベルアップして、彼に有終の美を飾らせてやりたい。

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU 梶間智