トップリーグカップ プール戦 第3節 プールC神戸製鋼 VS 宗像サニックス
2018年11月25日(日) 13:00キックオフ グラウンド:キンチョウスタジアム |
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レフリー: アシスタントレフリー: |
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神戸製鋼 | 宗像サニックス | |||
52 | FULL TIME | 0 | ||
26 | 前半 | 0 | ||
26 | 後半 | 0 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
3連休最終日、好天ということもあり、親子連れも多い観戦日和である。
前半はサニックスの先蹴りで試合開始。
前半11分、神戸製鋼が敵陣5メートルでのラインアウトからモールを形成して攻め込む。サニックスはたまらずオフサイドの反則。ここから神戸製鋼CTB13バックマンが右に大きく展開、待ち構えていたWTB14アーウォンがT。SO10ニコラスのGも成功して7-0と先制する。
前半22分、神戸製鋼がサニックス陣30メートル付近でのラインアウトをクリーンキャッチ。モールからSH9日和佐、FL6ハッティング、NO.8バンリーベンとつないで、中央付近にT。Gも成功、14-0。
続く前半26分サニックスのキックをFB15清水がカウンター、中盤で数人つなぎ最後はWTB11山下が中央付近にT。G成功、21-0。
前半31分神戸製鋼が敵陣ゴール前5メートルのラインアウトからモールを形成し、最後は最後尾にいたLO5ナエアタがT。G不成功で26-0。
前半は神戸製鋼が得意の形から効率的にスコアを重ねたのに対して、サニックスはここぞの場面での反則でチャンスを潰し、相手陣22メートルラインを越えることもままならない。
後半7分、前半同様神戸製鋼が攻勢の中、敵陣ゴール前、NO.8バンリーベンが長い手を伸ばしてG真下にグランディング。Gも成功して33-0。
後半25分、神戸製鋼が敵陣ゴール前スクラムから右展開。NO.8バンリーベンからSH21梁を経てボールはWTB23児玉に渡り、ディフェンスを大外からスルリとかわしてT。Gも成功40-0。
後半30分、FB15番清水が防御陣を切り裂き、大外から回りこんで中央にT。自らGも決め47-0。
後半37分にも、CTB22ローレンスのゴロキックを大外にいたWTB14アーウォンがキャッチ、LO19安井にリターンパスしてTで52-0。
MOMは攻撃・防御で獅子奮迅の活躍だったNO.8バンリーベンが獲得。
神戸製鋼は来週からのリーグ戦順位決定トーナメントに向けて自分達のスタイルが出来上がり、盤石の体勢であった一方、サニックスは最後まで自分達のプレーができずに完封負けとなってしまった。
(南 博)
会見レポート
宗像サニックス
杉浦キャプテン
前半はブレイクダウンでプレッシャーをかけたかったが、逆にプレッシャーをかけられ、規律が乱れてしまった。後半はスクラム重視でプレーし合おうと決めていたが、細かいミスでボールキープが出来ず、負けてしまった。(次の)順位決定トーナメント戦で負けると入れ替え戦になってしまうので、切り替えて勝ちにいきたい。
鬼束アシスタントコーチ
課題だったセットピースの部分でボールキープ出来ていたが、そのあとの細かいつなぎでミスが出て苦しい展開だった。またレフリーとのコミュニケーションがうまく取れなったことが、反則やイエローカードにつながったり、フラストレーションが溜まって、我慢出来なかった部分が反省点となった。反則1つが試合の勝負に関わってくるので次の試合に向けて修正していきたい。
神戸製鋼コベルコスティーラーズ
前川キャプテン
先週の敗戦を踏まえ、今日はしっかり自分たちのDFをしようとしていた。今週1週間良い練習が出来たし、結果、とても良い試合だった。サニックスはいろんなアタックをしてくるチームだが、完封で抑えられたのは良かった。
デーブ・ディロン ヘッドコーチ
DFの頑張りで、とてもハッピーな結果になった。現状の順位がどうであれ、サニックスのメンバーを見た時にとても危険なチームだと感じた。先週の試合では本来のアタックが出来なかったが、今週は出来ていたと思う。今シーズン、なかなか出場機会が得られてなかったメンバーがプレー出来たことは良かった。特に前田は練習時のハードワークを試合でもしっかり出してくれた。
Q.新戦力のロス選手、アーウォン選手がデビューしたが、このタイミングで出た意義と彼らへの評価は?
ディロンHC
代表だけでなく、海外に行っている選手の補充として選手を呼んでいるチームがたくさんあるが、私たちもこのタイミングで来てくれて喜んでいる。この2人はとても良いパフォーマンスをしてくれた。特にロスは直近のプレーから8か月経つが、良いプレーをしてくれた。
Q.来週から順位決定トーナメントが始まるが、このカップ戦を通して得られたことは?
ディロンHC
優勝を目指せる位置にいるのが本当に素晴らしい。先週の結果は自分たちの求めているものではなかったが、反省を踏まえ、今週の試合に繋げることが出来たので、11月の試合で学んだことをトーナメントに活かしたい。
Q.2冠のうち1つの可能性が消えてしまったことについて、どのように感じている?またその結果も踏まえてトーナメントはどう戦っていくのか?
前川キャプテン
2冠を目指していたので、達成できないのは残念。先週の試合から学んだこともあるし、それが自分たちの成長につながっているのでトーナメントに活かしていきたい。厳しい戦いになるが、目指す部分は変わらないので、いい準備をしたい。
(文責:濱田 舞以佳、編集:廣島 治)