10月14日(土) 第2節 立命館大学 33-64 同志社大学

2017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第2節
立命館大学 VS. 同志社大学

2017年10月14日(土) 14:00キックオフ グラウンド:宝が池公園球技場 入場者数:2293人 天候:晴れ/無風
レフリー:関谷惇大(日本協会A2)
アシスタントレフリー:スコット・コンノルド(ニュージーランド協会)/服部聖(関西協会)/中嶋拓哉(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:同志社大学11鶴田桂樹
立命館大学 同志社大学
33 FULL TIME 64
19 前半 31
14 後半 33
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マッチレポート

2017年度ムロオ関西大学Aリーグ第2節・後半2試合目。前節敗れはしたが優勝候補筆頭の天理大学に激しいDFで圧力をかけ続ける力のあるところを見せた立命館大学と、前節関西学院大学に後半悔しい逆転負けを喫した同志社大学。優勝も大学選手権出場を見据えてもどちらも絶対に負けられない戦い。

同志社大のキックオフで始まった。
立ち上がり4分、フィジカルの強さを見せつけた立命大が同志社大ボールを力でもぎ取り、まずはキックで敵陣22Mに入る。強いスクラムでペナルティを誘い、タッチキックから5Mラインアウトで獲得したボールをHO②山口達也が押し込んだモールを抜け出しあっさりトライ。SO⑩藤高将が難しい位置からゴールを決め7-0と先制する。

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リスタートの後、またもや立命大が同志社大陣深くまで攻め込むが、同志社大もここから反撃する。
9分、この試合SOに入った⑩永富晨太郎、まさしく個人技で能力の高さを見せ、22Mから敵をかわしHLまでボールを運ぶ。ラックを一つ形成し左へ展開、ラインで待っていたトライゲッターのWTB⑪鶴田桂樹にボールが渡り、見事なスピードで敵を抜き去り左中間にトライ。FB⑮光部修平が慎重にゴールを決め、7-7とすぐにスコアを戻す。

両チームとも最初のトライは、まさに得意な形で獲ったトライであった。この後、BKのスキルとスピード勝負の同志社大、FWのフィジカル勝負に持ち込みたい立命大といった展開が続き、同志社大が(トライ)5本、立命大が3本と2本差の19-31というスコアで前半を終えた。

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後半、どちらが先制するかで勝負の行方はまだまだ分からない。
リスタート早々にいきなりそのチャンスは立命大に巡ってきた。ゴール前5Mラインアウトの機会を得た立命大、ここで前半の最初のトライと同様モールを形成するとみられたが、何故かピールオフを選択し力勝負を回避。この難しいプレーでミスが生じてしまい、こぼれ球を同志社大がターンオーバー。結果としてこのボールを繋ぎ、最後はポイントゲッターのWTB鶴田に託し、70Mを好走して左中間にトライを奪った。同志社大は、後半立ち上がりの3分で19-36と点差を拡げた。この攻防が本日の勝敗を決定づけたという印象であるが‥。

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この後、同志社大は伸び伸びとゲームを運び、さらに(トライを)4本追加。立命大もその間に2本返したが、最終的には、33-64(5本―10本)と予想に反しどちらかと言えば大味な試合となった。

MOMには、2本のトライで勝利に貢献したWTB鶴田桂樹が選ばれた。

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(文責:髙橋茂治)

監督・キャプテンコメント

同志社大学 萩井好次監督
初戦(関西学院との試合で)は、(相手を意識しすぎて)相手に合わせた試合展開になってしまい思うような結果が出なかった。われわれの目指すべきラグビー(自分たちの強みを活かすラグビー)とはどのようなものなのかということをもう一度見つめなおして2週間準備をしてきた。その成果が出せたのが良かった。選手・コーチがすごく頑張ってくれたので、良い結果が出て嬉しく思います。
今後も、一戦一戦、目の前の相手に勝って行く以外ありません。今日ある程度良い方向性が見えたのでそこを伸ばしていくこと。また、課題も見えた試合なのでその課題にもしっかり向き合って、来週以降に臨みたいと思います。

同志社大学 野中翔平主将
夏合宿を含めてなかなか勝てない試合が続いていたので、とにかく1点差でもいいから勝ち切るということをテーマにやってきました。今日は、同志社らしさ(ボールを動かすラグビー)がうまく機能したのが良かったと思います。
ようやく、やっていて楽しいラグビーが出来つつあります。次は見ている人が楽しいというラグビーをすること、これは僕たちの目標でもあるので、関西のラグビーを盛り上げられるよう、また、応援してくださっている皆さまの期待に応えられるように頑張っていきたいと思います。

立命館大学 中林正一監督
同志社大学さんのアタックに受けてしまいペースを掴めなかった。ゲーム内容はこの点差が表す通りで、プレー的にも良くなかったところがある。どうしても相手に合わせてしまうところがある。不安なのでしょうね?
次の試合まで1週間、開き直って自分たちの強いところで勝負します。

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■撮影者:KRPU 渡辺隆夫