12月3日(土) 第10節 トヨタ自動車 25-21 キヤノン


トップリーグ 第10節
トヨタ自動車 VS. キヤノン

2016年12月3日(土) 14:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場
トヨタ自動車 キヤノン
25 FULL TIME 21
11 前半 14
14 後半 7
勝点
4
詳細
(TL公式)
勝点
1

マッチレポート

暖かな冬の陽射しのもと,トヨタ自動車のキックオフで試合開始。
開始直後からトヨタ自動車が鋭い前進を見せ、前半2分にPGで先制。
対するキヤノンは前半7分、トヨタ自動車の攻撃の一瞬の隙をついて、⑩ルルーがインターセプト。そのまま80mあまりを走りきりトライし(ゴール成功)、3-7と逆転に成功する。

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その後は、お互いに決定的なチャンスが訪れぬまま、時計は進む。
この膠着状態を破ったのはトヨタ自動車。前半23分にPGを成功させて6-7とし、1点差にまで詰め寄る。

しかし、その直後の前半25分。キヤノンは敵ゴール前のラインアウトから左へ展開し、⑩ルルーから⑬林とつないで、中央へトライ(ゴール成功)。6-14と再度突き放しにかかる。

この後はトヨタ自動車がボールを長く支配するも、なかなかスコアできず前半終了かと思われた。しかし、前半37分にトヨタ自動車が敵ゴール前の相手ボールラインアウトのミスから左に攻撃を仕掛ける。最後は⑪城戸が左隅にトライ。
そのまま11−14のキヤノン3点リードで前半が終了する。

後半は開始直後からゲームが動く。トヨタ自動車がキックオフ直後の素晴らしいタックルからターンオーバーしたボールを、⑮ロビンソンから⑬スティーブン、最後は⑫シリベヌシィとつないで中央へトライ(ゴール成功)。18−14と逆転に成功する。

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その後はキヤノンが試合をほぼ支配するも、ゴールラインを割ることができず、残り5分の攻防へ。

この攻防を制したのはトヨタ自動車。後半36分に相手ボールをパスカットし,そこから鮮やかなつなぎを見せ、最後は⑬スティーブンが中央にトライ(ゴール成功)。25−14とする。

しかし、その直後のキックオフから、キヤノンは㉑ルースが鮮やかなランニングからのトライ(ゴール成功)をあげる。25−21と4点差まで詰め寄るも、追撃はここまで。
僅差でトヨタ自動車が貴重な1勝を挙げた。

記者会見ダイジェスト

キヤノン
永友監督
本日はありがとうございました。良いグラウンドコンディションのもと、準備したことを出すことができた。ただ、ミスの差を含めて、プレーの精度がトヨタの方が良く、精一杯戦ったが差が出た。
選手は最後まであきらめず頑張ったので、次戦に向けて準備していきたい。

庭井キャプテン
本日はありがとうございました。勝つにはミスが多かった。
トヨタ自動車の強みであるブレイクダウンでの攻防で差が出てしまい、ターンオーバーされることがあった。
それらは分析でも上がってきたことで、準備をしてきたがグラウンドで出し切れなかった。
他のブレイクダウンのプレーも修正して、次戦に準備をしたい。

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トヨタ自動車
菅原監督
1週間、いい準備ができた。結果的に差はつかなかったが、キヤノンのモールやバックスの強みを出させなかった。
ただ取られた3トライはいずれも簡単なトライで、相手が苦労することはなかった。
もう一度マインドセットして一歩先に動けるように準備したい。

安藤キャプテン
グラウンドコンディション良いホームで勝ててよかった。
11月から行ってきたターンオーバーからの切り替えのアタックと、取られた際のリアクションのトレーニング(の成果)が出て、良いプレーがあった。
ゴール前では同じようなミスがあったので、取りきれるようにしたい。

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(文責 大林直之 早坂一成)

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