12月6日(土) 大阪府警察 vs JR九州サンダース


入場者数:人 天候:
レフリー:西本 武史(関西協会)
アシスタントレフリー:飯田 真治(関西協会) / 橋本 佳汰(関西協会) / 田村 智章(関西協会)
大阪府警察 JR九州サンダース
75 FULL TIME 26
26 前半 19
49 後半 7
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今年も社会人ラグビーの頂点を決める大会が開幕した。  

トップイースト(TE)・トップウエスト(TW)・トップキュウシュウ(TK)、2025年度各リーグ秋季公式戦1位・2位・3位、計9チームによるトーナメント戦、全9試合が行われる。 

その1回戦が12月6日土曜日、トップキュウシュウ3位JR九州サンダースとトップウエスト3位大阪府警察の試合が、奈良県の親里ラグビー場で行われた。 雲一つない青空のもと紅葉した木々がラグビーシーズン到来を想わせる。 

JR九州サンダース(以下、JR九州)のキックオフで試合開始。開始4分、大阪府警察(以下、大阪府警)にチャンスが訪れる。 

ハーフウェイライン付近、JR九州ボールのラックからターンオーバー、大阪府警SH廣田瞬からCTB高部勇→FB勝又佑介→TB白國亮大へパスし白國がキック、併走していたSO志和池豊馬がボールに追いつき右隅へトライ。SO志和池G成功。7−0とし、大阪府警察が先制。 2025年度全国社会人ラクビートーナメント大会第1号のトライとなった。 

引き続き流れは大阪府警に。9分、敵陣へ攻め込み、右へ展開、右WTB白國→左FL照井悠一郎→右FL高橋稔貴へ、そのまま走り込み右中央へトライ。両フランカーの連携トライとなった。SO志和池G成功。14−0

JR九州も九州リーグをせり上がってきた強気のプレーが多く見られた。敵陣でフェーズを重ね、チャンスを狙う。 

17分大阪府警のオフサイドによりJR九州のPKでG前5mのラインアウト。JR九州がHO村尾幹太のスローイングにより左LO谷山泰信がキャッチ、モールを組みトライゾーンへ向かって真っ直ぐに押す。最後尾でHO村尾がボールを保持、そのまま飛び込み左隅へトライ。FB南部崇史G成功。14−7 

このトライにより、流れを掴みたいJR九州だったが、大阪府警は19分、JR九州のノックフォワードによりマイボールとし、敵陣20m付近から右へ展開、フェーズを重ね、CTB高部→SO志和池→FL照井が走りきり右中央へトライ、ノーホイッスルトライで更に得点を重ねた。SO志和池のG成功。21−7 

しかし、ここからJR九州も敵陣でのプレーが多く見られ、アタックの展開の速さに大阪府警が苦しめられる。 

30分、JR九州は自陣ゴール前10m付近のラックからターンオーバー、左WTB高井勇貴が敵陣まで大きくゲインする。その後もフェーズを重ね、敵陣ゴール前3mラックからSH足立祥英→SO近藤拓が内に切り込み、タックルを受けながらポール左下へトライ。FB南部のG成功。21−14 

自陣からのゲインにより勢いをつけたJR九州は攻撃を緩めない。 

36分、大阪府警のペナルティにより、敵陣ゴール前22mラインアウト。HO村尾からスローイング、右FL今住拳矢郎がラインアウト間へ走り込みキャッチ、そのまま走り込み右中央へトライ。21−19 

しかし前半ラストプレーで、大阪府警が40分、敵陣ゴール前10m付近のスクラムからのサインプレー、No8吉田周平がスクラムから持ち出し、SH廣田→右WTB白國が走り込み右隅へトライ。前半最後は大阪府警察のトライで後半戦へ。26−19 

後半、大阪府警SO志和池のKOで開始。後半最初のトライを掴んだのはJR九州だった。 

開始からアタックを繰り返し、確実に敵陣に攻め込んだJR九州は6分、大阪府警のペナルティによりゴール前5mでのラインアウト。敵陣で確実にフェーズを重ね、最後はゴール前3mのラックからSH足立から左CTB平坂海人がディフェンス2人振り切り中央へトライ。FB南部G成功。26−26 同点に追いつく。 

ここで流れを掴みたかったJR九州だが、大阪府警も後半、攻撃を見せる。8分、JR九州のペナルティにより敵陣ゴール前5m奥のラインアウト、右LO栗本勘司がキャッチしモールを形成、そのままま押し込みNo8吉田がトライ。SO志和池G成功。33−26 

14分、更に大阪府警の追加点が続く。自陣20m付近でのJR九州のハンドリングミスからターンオーバーし、右に展開、パスを繋げ、FB勝又が内にパスし、SH廣田がうけ、そのまま走りきり中央へトライ。SO志和池G成功。40−26 

23分、ゴール前5m右中央のJR九州ボールのスクラムから、大阪府警がボールを奪い、SH廣田が右中間へトライ。SO志和池G成功。47−26 

27分、大阪府警のFWが終始前に出続け、敵陣でボールをキープ。敵陣ゴール前20m中央付近のラックから左へ展開、左CTB高部からNo8吉田へ飛ばしパス。ステップでディフェンスをかわし、左中央へトライ。SO志和池G成功。54−26 

JR九州も大阪府警のプレッシャーを受けつつも、敵陣へ攻め込む場面も見られたが、ミスも積み重なり、流れは大阪府警に。 

32分、再び大阪府警が敵陣でフェーズを重ね、敵陣左隅ゴール前10mのラックから更にスペースのない左へ23番星野大紀が走り込み左中央へトライ。SO志和池G成功。61−26 

37分、大阪府警が敵陣15m右ラインアウト、左LO篠澤輝がキャッチ、21番武井陽昌が走り込んできた20番岡本流星にパス、ディフェンスを振り切り右中央へトライ。SO志和池G成功。68−42 

ロスタイムにも大阪府警はチャンスを逃さなかった。自陣のJR九州ボールのスクラムでペナルティを得た。42分敵陣20m右ラインアウト、縦に突破するFWから22番堀田恒司→23番星野から内に切り返し21番武井が中央へトライ。SO志和池G成功。75−26 

JR九州もワイドな展開や縦への突破を見せたが、大阪府警のディフェンスに苦しめられる結果となった。また、大阪府警は後半、FWのフィジカルの強さと相手のディフェンスの隙を付くBKの展開にトライ量産となった。 

大阪府警察は全国社会人ラグビーフットボールトーナメント大会の一回戦を制し、2回戦に駒を進めた。 

試合後インタビュー

JR九州サンダース 小野田 曜監督
前半はタフに戦えたかなと思っているのですが、大阪府警さんのフィジカルが強くて、そこで起こされて後半は息切れしたかなというところでした、ただ選手はよくチャレンジして頑張ってくれたと思います、また一からやり直して来年はがんばりたいと思います、ありがとうございました。

平坂 海人キャプテン
九州の代表としてチャレンジヤーとしてのぞんだ試合でした、前半は持ち味であるタックルも通用して、いい感じで試合を進められたのですが、後半はフィットネスとフィジカルの部分で圧倒されてこういう結果になったと思います、また来年チャレンジします、ありがとうございました。

Q.7点ビハインドで折り返して、後半の入りもよかったがハーフタイムの指示は?
小野田監督
我々はチャレンジャーなので、どんどん攻めようと、アタックすれば点を取れていたので、しっかりアタックすることと、デフェンスでミスがあったのでそこを修正しました。


大阪府警察 大久保 洋志監督
まずはこのような大会を開催していただいた、関東、関西、九州協会やサポートしていただいた皆様にお礼申し上げます。
試合に関してはリーグ戦が終わって若干時間が開いたので、日々の練習での取り組みに、なかなか照準が合わせづらいのかな、というところを見ながらコミュニケーションをとっていたのですが、前半はその通りの結果になりました、JRさんは球離れが良くてつないでくるので苦しんだところがありました。
我々の代名詞である接点で戦わねばならないと原点回帰して、後半は点差が開きましたが、後半のゲームを前半からできるような状況に持ち込まなければならないということが反省点です。

廣田 瞬キャプテン
このような大会を開催していただいた皆様へ感謝申し上げます、九州リーグは混戦でどのチームが優勝してもおかしくないところで、3位どうしの対戦で、相手チームは勢いがあるのはわかっていましたので、前半から府警のラグビーを出そうと思ったのですが、勢いで相手に上まわれてしまって、いつもの悪いところが出たかなと思います。
後半は自分たちの原点であるフィジカルで勝負しようと修正し、府警らしいラグビーができたと思います。
今日の課題を修正して次の試合にのぞみたいと思います。

Q.スクラム、ラインアウトが安定していて、ハーフ団がいい流れでゲームをコントロールしていたと思うが、その点について?

大久保監督
前半のFWは動きが遅く、イーブンボールへの働きかけや、ラインアウト、スクラム、デフェンスのセットがリーグ戦と比べて遅いので、疲れがたまっているのか、ゲーム間隔があいていたのが原因なのかわからないですが、その辺をハーフタイムで指摘して微調整できたと思います、今日はハーフ団のゲームコントロールとBKが頑張ってくれたのでFWは助けられたと思います。

Q.次戦に向けて?
大久保監督
対戦相手は今週決まると思いますが、この形式の大会になってから関東のチームが勝っているので、チャレンジャーとしてしっかり準備してのぞみたいと思っています。

廣田キャプテン
丸和(AZ-COM丸和MOMOTARO‘S)さんもリーグワンを目指していますし、東京ガスさんも全回負けている相手なので、チャレンジャーという気持ちを忘れずに、府警らしいラグビーで勝利を目指していきたいと思います。


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■KRPU 前田寛文

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