9月12日(土) プレシーズンリーグ 第2節 ヤマハ発動機 VS. サントリー
2015年9月12日(土) 18:00キックオフ グラウンド:ヤマハスタジアム | ||||
レフリー:町田裕一 (日本協会A1) アシスタントレフリー:塩崎公寿 / 関谷惇大 / 山口剛 |
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ヤマハ発動機 ジュビロ |
サントリー サンゴリアス |
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6 | FULL TIME | 28 | ||
0 | 前半 | 16 | ||
6 | 後半 | 12 | ||
勝点 0 |
詳細 (TL公式) |
勝点 4 |
◎マッチレポート
台風による大雨が明け、本当に久しぶりの思いがする快晴の中、今シーズン初めてのヤマハのホームゲームが、涼しさの感じられるナイトゲームで行われた。
今年2月の日本選手権と同一カードとなった試合、ヤマハスタジアムには3,645人の熱烈なファンが詰めかけた。
試合開始後、先にペースをつかんだのはサントリー。しかし、ヤマハゴール前まで迫るもゴールを割れない。その後はヤマハがサントリーゴールに攻め込むも、こちらも得点することができない。
お互いに相手ゴール前までは行くが得点することができない状況の中、サントリーは⑫左CTB中村が左中間30mのPGを決めて先制する。26分、28分にも⑫中村がPGを確実に決めて9点差にする。ヤマハはタックルが甘く、サントリーの突破力のある選手に簡単にゲインを許すなど、地元ファンに対していいプレーを見てもらおうという気持ちが感じられない。
さらに33分、サントリーはヤマハの危険なタックルから得たペナルティで相手ゴール前までタッチキックで前進、その後の連続攻撃で左右にヤマハDF陣を揺さぶり、最後は⑥左FL佐々木がゴール左にトライ。⑫中村のゴールも成功し、サントリーが16点のリードで前半を終了する。
後半に入り開始早々、清宮監督の喝を入れられたヤマハは、選手の動きが良くなりサントリーにプレッシャーをかける。そしてヤマハ⑩SO曽我部が3分にDG、8分にPGを決め、10点差に迫る。さらに15分にはサントリー⑥左FL佐々木がシンビンで一時退場となり、俄然ヤマハ有利になったと思われた。
しかし、この10分間に得点したのはサントリー。19分⑦右FL仲宗根、23分⑭右WTB中靍(なかづる)がヤマハDF陣のタックルの甘さをついてトライし、点差を突き放した。ヤマハはシンビンで数的有利の時間帯に得点できるチャンスをものに出来ず、逆に2トライを献上して勝負はあった。
先週とほぼ同じメンバーで臨んだヤマハだったが、今日はまったく別のチームだった。フロントローやロックは良く頑張っていたが、せっかくの出場機会を活かしきれない選手が多かったように思えた。次節からの巻き返しに期待したい。
逆にサントリーは開幕から2連勝で、選手層の厚さとコンディションの良さが印象的だった。
この日のマン・オブ・ザ・マッチは、確実にPG決めて試合を有利に進め、自らも力強い突破を随所に見せたサントリー⑫左CTB中村が受賞した。
会見ダイジェスト
ヤマハ発動機ジュビロ
清宮克幸 監督
先週とほぼ同じメンバーで素晴らしい試合をし、今日は同じメンバーでよくない試合をしてしまったので、珍しく円陣で喝を入れた。チャンスをものにすることができず不満足だった。何人かの選手は来週から出るチャンスをなくすプレーをしていたが、フロントローの選手はよかったと思う。
サントリーの若い中心になる選手とヤマハの若い選手には現実的に差があるので、その差を縮める努力が必要だと思う。
デウォルト・ポトヒエッター ゲーム・キャプテン
サントリーは非常にいいパフォーマンスをしていた。ヤマハはいい準備ができていたが結果が伴わず、前半のチャンスをものにできなかったのが大きな問題だったと思う。サントリーのシンビン中に2回トライを取りきれなかったのも大きなミスだった。
若いメンバーなのでこういった試合のチャンスは重要なことだと思うので、来週は今日のゲームを反省し、得るものを得たいと思う。
Q 一番不満な点は?
A 清宮監督
難しいプレーではないところでのイージーミスや判断ミスがゲームの勢いを奪ったということと、前半のいくつかのチャンスをものにできなかったという点。
Q 相手のシンビン中に勢いに乗れなかったのは?
A 清宮監督
セオリーに反するプレーをしていた。判断ミスという間違えが出ないように改善していきたい。
サントリーサンゴリアス
アンディ・フレンド ヘッドコーチ
選手は80分いい試合をしたと思う。自分たちの方がテンポを意識しプレーしていた。
村田大志 ゲーム・キャプテン
先週の近鉄戦でペナルティが多かったということを意識して、今週は我慢してプレーしたというところでゲームが締まっていたと思う。
(記事:マッチレポート・石垣俊幸、会見・小林聖子 写真:谷本結利 広報担当:神谷英志)