10月14日(土) 豊田通商 vs 島津製作所

メンバー表

マッチレポート

開幕から2連勝で勝ち点9をあげ、大阪府警察、中部電力と同率で暫定首位の島津製作所、一方、今だ勝ち星に恵まれない豊田通商はこの試合を取ってシーズン中盤を迎えたい、試合会場は島津製作所グランド、天気は曇り、風は無風、島津製作所のキックオフで始まる。

島津製作所はあげたコンテストキックをクリーンキャッチし一気に攻めあがり、相手の反則を誘いゴール前ラインアウトからのラックで6番藤井颯が抜け出し左中間にトライ、12番西村海音のゴールも決まり7点先取、開始2分であった。

8分、島津製作所はゴール前ラインアウトモールを押し込み2番河野圭太朗が左中間にトライ、12番藤井のゴールも決まり、0-14。

ここまではスクラムは互角か豊田通商のほうに分があるようだが、ラインアウトは島津製作所が圧倒している、豊田通商はFWのサイズで劣る分BKが大外で勝負がしたい、22分にハーフウェイ中央付近からのラックから大きく右へ展開し大外へパスをするもパスミス、これを拾われて島津製作所11番木谷一貴が左隅にトライ、12番西村がゴールを決め0-21

43分には島津製作所12番西村がゴール前ラックから抜け出し中央へトライ、自らゴールも決め0-28とリードを広げてハーフタイムへ。

後半に入って11分、豊田通商はゴール前中央で得たPKからクイックリスタートし、ゴール前で形成したラックから20番下村勇登が中央へトライ、13番伊藤匠がゴールを決め7-28と追い上げる。

22分、島津製作所は相手ゴール前PKから速攻を仕掛け10番越智幸久が左中間にトライ、ゴールも決まり7-35と突き放す。

豊田通商は26分に中央ラックから15番髙木陵太郎が左中間にトライしスコアは12-35。

その後に島津製作所が34分にラインアウトからのこぼれ球をキャッチして左へつなぎ20番沢良木太平がポスト左にダメ押しと言えるトライで12-42、39分にもゴール前ラックから13番髙永明日海がポスト右へトライをあげて12-49と豊田通商を突き放した。

島津製作所がブレイクダウンでのフィジカルバトルで優位に立ち、豊田通商のBKに効果的なボールを供給させなかった、またキッカー12番西村は前半のPGを1本外したが、ゴールキックは7本中見事7本成功と抜群の安定感であった。

豊田通商は前半のブレイクダウンで差し込まれた苦しい状況で自陣での反則が多かったのが悔やまれるが、狙い通り大外での仕掛けで胸のすく1本のトライが光った、また後半はラインアウトモールのデフェンスを修正してゴールを阻んだところは見ごたえのある攻防だった、スコアとは別にお互いのゲームプランがはっきりしていてファンにとっては面白いゲームであったと思われる。

試合後インタビュー

豊田通商
下平　凌也ヘッドコーチ
しっかり準備して、島津製作所さんに対して前半の10分、というところにフォーカスしてきましたが、フィジカルの強いFWとBKの連携と、セットプレーで受けてしまいました、そこからポンポンとトライを取られてしまったという印象です。

吉田　真亜敏キャプテン
島津製作所さんのいいアタックに対していいデフェンスが出来なくて、いいテンポでの自分たちのラグビーが出来ませんでした、そこが課題になるので次の試合に向けていい準備をしてしっかりと勝ちたいと思います、応援をよろしくお願いいたします。

島津製作所
東本　和大ヘッドコーチ
このリーグで3連勝できたことはなかったので、そこは成長を感じられます、本当にみんなよく頑張ってくれました、次戦の丸和さんはすごく強い相手だと思いますが、今日のようなゲームを80分間通してできれば勝てると思います、細かいミスもあったのでそこを修正しつつ、デフェンスがフィットすれば、チームは乗っているところなので、私としては、みんなを信じてやってもらうだけです。

松坂　泰作キャプテン
Breakersの強みであるデフェンスが前、後半通してできたと思います、それがはまっていい試合になったのかなと思います。

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