12月27日(日) 大学選手権 関西大学 VS 法政大学
2015年12月27日(日) 12:00キックオフ グラウンド:皇子山総合運動公園陸上競技場 | ||||
レフリー: アシスタントレフリー: |
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関西大学 | 法政大学 | |||
29 | FULL TIME | 24 | ||
22 | 前半 | 7 | ||
7 | 後半 | 17 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
大学選手権未だ未勝利の関西大学(関西大学Aリーグ4位)とファーストステージを勝ち上がり、セカンドステージ2勝目を狙う法政大学の一戦。セカンドステージ最終戦ということもあり、両チームによる激戦を期待し、皇子山には4千人を超すラグビーファンが見守る中、関西11番原のKOで幕を開けた。
先手を取った法政、前半8分ゴール前ラインアウトからFWでモールを形成しBKに展開、最後は11番東川が左隅にトライ。15番萩原のゴールも成功(7-0)。
前半14分、ハーフウェイラインから関西の連続攻撃。フェイズを重ね22mライン付近ラックから、右に展開しFW、BK一体でパスを繋げ、最後は6番中野がフィニッシュ(ゴール不成功5-7)。
前半27分ゴール前関西ボールのラインアウトからFWの執拗なサイド攻撃で、法政ディフェンスが崩れたところで、BKに展開し15番竹中が中央にトライ、キックも成功し12-7とする。続けて関西がリズムに乗った攻撃でハーフウェイライン中央から9番→10番→12番→14番と繋ぎトライ(17-7ゴール不成功)。
前半38分法政がゴール前でペナルティを犯し関西がスクラムを選択、8番三井のサイド攻撃から連続攻撃を仕掛け最後は密集から3番後藤が飛び出しトライ(22-7ゴール不成功)。関西がFWで優位に立ち前半を終了。
法政12番金井のKOで後半スタート。後半2分22mライン付近から法政がFWの連続攻撃でじりじり前進し、最後は2番前島が関西ディフェンスを突き破り中央右にトライ、15番萩原がゴールも決めた(22-14)。
後半8分関西が敵陣ゴール前まで攻め込む。中央右スクラムでボールをうまくコントロールし9番松浦がボールを持ち出しインゴール右隅にキック、飛び出した15番萩原がそのまま抑え込みトライ、ゴールも成功し29-14と再び突き放す。
後半14分法政がFWの連続攻撃でゴール前まで攻め込むと、思わず関西は反則。ゴール前でのPGを選択し、15番荻原が決めた(29-17)。
後半19分またも法政が関西ゴール前に迫り、FWの執拗な連続攻撃。最後は6番斉田が密集からねじ込んでトライ、15番荻原のゴールも決まり29-24と追いすがる。
後半は法政ペースでゲームが進んだが、追い上げる法政を関西が何とかわし大学選手権初勝利を成し遂げた。
会見ダイジェスト
法政大学 谷崎監督
最初は良いスタートだったが、それが気持ちの緩みになり関西大学さんにトライを積み重ねられてしまった。後半は気持ちを切り替え自分たちの試合ができたが追いつけなかった。
吉村主将
本日はラストゲームということで、4年生中心で意識を高めてきた。しかしラインアウトなどでのミスに苦しんだ。後半は今まで自分たちがやってきたことを確認し、しっかり取り組みことができたが、最後の最後でチームをまとめることができなかった。
関西大学 桑原監督
過去の対戦成績からも、今日は非常に苦しい試合を予想していた。他の大学選手権常連の大学にとってはこの1勝はただの1勝かもしれないが、私たちにはとても大きい1勝だった。
倉屋主将
前半はとても良い内容だった。後半は法政大学さんが強いのは十分わかっていたので、前半と同じ気持ちで取り組めたのがよかった。
Q.最後の試合ということで、どのようなモチベーションで臨んだのか? 後輩にはどうなって欲しいか という2点を聞かせてほしい。
昨日4年生のメンバー以外は同志社との引退試合をした。その試合でチームが一丸になれたと思う。後輩たちには今日の1勝を糧にまずは関西リーグを制覇してほしい。
Q.王者帝京との試合を終えてこの法政戦に臨むにあたって変化したことは?
特になかった。関東のチームはブレイクダウンが強いのでそこの意識はした。帝京戦のトライは自信に繋がった。課題としては一人一人のフィジカルの強化の必要性を感じた。
Q.大きい声援があったがどう感じた?
あれだけの大声援を受け負ける気がしなかった。日本一の声援だと思った。
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