9月19日(土) プレシーズンリーグ 第3節 NTTドコモ VS. クボタ
2015年9月19日(土) 16:40キックオフ グラウンド:ヤンマーフィールド長居 | ||||
レフリー:家近賀壽夫 (日本協会A1) アシスタントレフリー:平林泰三 / 落田佳宏 / 岸上耕一 |
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NTTドコモ レッドハリケーンズ |
クボタ スピアーズ |
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19 | FULL TIME | 20 | ||
7 | 前半 | 3 | ||
12 | 後半 | 17 | ||
勝点 1 |
詳細 (TL公式) |
勝点 4 |
◎マッチレポート
前半クボタのキックオフで試合開始。クボタはドコモディフェンスのギャップを見逃さずアングルを変えてゲインするものの、ゴール前でのドコモの執拗なディフェンスでゴールが割れない。
互いの好ディフェンスが光った試合で最初に得点を挙げたのはクボタ。24分ドコモの反則に30m中央からSO森脇秀幸がPGを決め0-3と試合が動いた。ドコモも直後の29分、ゴール前5m右中間でのPKでスクラムを選択。左に展開し中央でラックとし、さらに左展開し左LO杉下暢がポスト左にトライ。SO小樋山樹がGを決め7-3と逆転した。やはりお互いのディフェンスの頑張りで得点は入らずこのままハーフタイムを迎えた。
後半、ドコモキックオフで試合が再開されるが、先に得点を挙げたのはクボタ。5分、ドコモラインオフサイドの反則に20m中央からSO森脇がPGを決め7-6と1点差に詰め寄る。クボタはこの後、キックを有効に使いエリアを進め、ドコモ陣内に攻め込むと、ドコモはラインアウトでミスを犯すなど自陣から抜け出せない。
7分ドコモがハーフウェー付近から左展開したパスミスのこぼれ球を、右CTBライオネル・マブーが拾い独走し、右中間にトライ、SO森脇がGを決め7-13と逆転した。
追い打ちを掛けるように、クボタはドコモゴール前まで迫りラインアウトに。ドコモ自陣ゴール前5mラインアウトでターンオーバーしたドコモはタッチに逃げることなく展開するが、クボタはディフェンスがしっかり機能。ラックからのこぼれ球を左CTB吉田真吾がトライ、SO森脇がGを決め7-20と徐々に得点差を拡げにかかる。
しかし、ドコモも粘る。17分にゴール前15m右ラインアウトから展開し最後は左FL川田涼が中央にトライ、右CTBパエアミフィポセチがGを決め14-20と追い上げムードに入る。さらに、ドコモはCTBパエミフィポセチのHL中央での突破をきっかけにゴール前まで迫り、ラックから23番川端正樹が27分右隅にトライし19-20とその差1点差に迫るもののパエミフィポセチのGは失敗。さらに、ドコモは32分に得たPGのチャンスをSH笠木大が決められず、1点差のままノーサイド。
薄氷の1点差でクボタはプレシーズン初勝利を挙げ、勝点4を奪う。一方の勝てた試合を落とした感のあるドコモは勝点1を加え、総勝点でプールCでクボタを上回った。マンオブザマッチには貴重な3PGを上げたクボタ、森脇秀幸が選ばれた。
会見ダイジェスト
NTTドコモレッドハリケーンズ
下沖正博監督
大阪というホームグランドでクボタと対戦でき、勝ちに行く気持ちで試合に臨んだが、結果は1点差という残念な結果に終わった。この敗戦を糧に次の試合で修正していきたい。
泉敬副キャプテン
自分たちのラグビーに取り組んでいこうとで臨んだが、クボタのプレッシャーに押され、なかなか自分たちのラグビーが出来なかった。その結果1点を追いつけなかった。この1点が現在のチームの位置なのだなということを感じ、この悔しさを忘れずに日々練習に取り組んで行きたい。 プレシーズン、トップリーグに向けて準備していきたい。
――3試合終えた収穫と課題は?
下沖監督
このプレリーグの目的として、トップリーグに向けてチームの課題を洗い出そうと臨んできた。3試合を通じ多くの課題と気づきが得られたのが収穫。今日はボールキャリアの部分で大きな課題が出またので、日々の練習から改善をして2週間後にある試合に向けて修正をしていきたい。
――収穫という点では如何でしょうか?
下沖監督
若い選手が元気一杯パフォーマンスを見せてくれたのがチームとしての収穫だと思う。
――外国人プレヤーの起用方法についてはどのような考か?
下沖監督
現時点では、誰をどこに使うかについては、まだ具体的には決めていない。今いる日本人プレヤーが彼らを頼ることなくレベルアップし、その中でうまく組み合わせてドコモというチームの基盤を作って行きたい。
クボタスピアーズ
石倉俊二監督
まずは勝ててよかった。今まで連敗していることもあり、キャプテンを中心に『今日はやりきろう』と『自分たちの強みを出していこう』という気持ちで臨んだ。(トップリーグで)どこのグループに入るかわからないが、ここがまだスタートということで、次の試合に向けてしっかりと準備していきたい。
立川直道キャプテン
今日はアグレッシブにやろうということで試合に臨んで、80分間やり切ったのが1点差の勝利につながった。
――前半の中盤までゴール前まで再三迫ったがトライを奪いきれなかった原因は?
石倉監督
3試合とも前半の入りは非常に良いすが、相手も抑えてくるので、キャプテンには自分たちの判断でPGを狙いに行くように伝えた。最初に3点をとれたのは良かったのですが、その後にもう一度取り切りたかったのが何回かあった。
(記事:大阪府協会:山林右二、丸井康充 写真:山口勝一)
フォトギャラリー
プレシーズンリーグ第3節 NTTドコモ 19-20 クボタ
2015年9月19日(土) ■撮影:山口勝一