第9回 関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会レポート

平成27年6月27日(土)・28日(日)の2日間、兵庫県淡路市淡路佐野運動公園多目的広場天然芝グランドにて「第9回関西ミニ・ラグビージャンボリー交流大会」が開催されました。 DSC_6600 近畿2府4県、三重、中四国から53チームの総勢812名の小学生プレーヤーが集まり熱戦を繰り広げました。 aiueo また、開会式には、地元淡路市の門市長もご多忙にも関わらず出席いただき祝福のご挨拶をいただきました。

大会1日目は前日の雨は上がったものの、海からの強風が吹き、安全対策上、大会本部のテントも張れない状況でしたが、逆にグラウンドの芝は風のおかげですっかり乾き、非常にいい状態で行うことができました。

大会2日目は1日目と変わり朝から良い天気に恵まれ、気温も30度を超えウォータブレイクを取りながらの試合となり、それと合わせて2日間開催なので各チーム宿泊をしており夜更かしが多かったのか、睡眠不足と思われるような負傷等が多くドクター2名がグラウンド内を駆け巡っていただいておりました。これは各チームの指導管理体制に少し課題が残ったように感じ取れました。といっても、やはり2日目の試合は前日の試合結果による組合せとなっているためチーム力が均衡しており白熱のあるゲームとなりました。

大会を通して感じられたことは、近年非常にデフェンスが整備されてきたことです、セットピースから数フェイズ攻撃を継続されても、よほど身体的に恵まれたランナーでないかぎり、なかなかゲインを切らせない場面も多々みられました、またその対策としてキックを効果的に使うチームが増えてきたように感じられます、それは1日目の強風下でも正確にキックをコントロールして攻撃を仕掛けるチーム、またキックされたボールの処理もしっかり訓練されていたことに象徴されていました。

中心になる選手にボールを集めるのではなく、それぞれの選手の特徴を生かしながら多彩な攻撃ができ、バランスの取れたチームが増えたように感じられました。

ただその分、プレーが激しくなる傾向はここ数年続いています、運営側としては、第1日目の戦績を考慮し、2日目は出来るだけミスマッチを防ぐように組合せを行っていますが、今後なお一層選手の安全対策に配慮しながら運営していく必要を感じました。

最後に、強風と暑さの中、大会運営に協力いただきました兵庫県協会、関西協会普及育成委員の皆様にはお世話になり感謝申し上げます。

関西ラグビーフットボール協会 普及育成委員会
(写真:ブイ・バン・ジェップ、前田寛文、山口勝一)