11月2日(日) 第4節 近畿大学 28-28 立命館大学

関西大学Aリーグ 第4節

2014年11月2日(日) 14:00キックオフ グラウンド:大阪市鶴見緑地球技場 入場者数:1666人 天候:くもり/無風
レフリー:浅田幸臣
アシスタントレフリー:木村陽介 / 宮崎裕 / 河村隆史
近畿大学 立命館大学
28 試合前 28
10 前半 14
18 後半 14
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◎マッチサマリー
シーズン第4節を迎え、これまで2勝1敗の立命館大学と3敗の近畿大学との一戦、立命館としては勝ってこれまで全勝している京都産業、関西学院、同志社の3大学に喰らいついて行きたい、一方近大としては何とかシーズン初勝利を挙げたい。試合は今にも降り出しそうな曇天の下、近畿大学のキックオフで滑り出す。

しかし、立ち上がりから立命館が攻勢をかけBKラインに素早く展開し、近大を右に左にと揺さぶる。そして、8分立命館はゴール前で得たペナルティーから⑨後藤タップキック②原山につなぎ、先制する(G成功、0-7)。この後近大がPGを成功させ3-7と追いかけるが、次いで21分、立命館はラックから出たボールを⑩平岡が内側のスペースに走り込んできた⑮山中に返すと前はノーマーク、3-14と差を拡げる。

この後、20分近く一進一退を繰り返すが前半終了間際に近大パスインターセプトから相手陣深く攻め込み、コラプシングの反則を誘うとFWのパワープレイで連続して密集サイドを衝き、インジャリータイムに入った42分に⑦鄭がトライラインを割り、ゴールも成功し10-14の僅差で折り返す。

後半は、前半最後のトライで勢いづいた近大ペース、先ず4分に10mライン付近から展開し最後⑫酒井に繋ぎ、酒井タッチ際を走りきりトライ(G成功)17-14と逆転する。

さらに、近大は、⑩藤井がPGを立て続けに決め23-14とすると、21分には相手反則からマイボールラインアウト、モールドライブで③廣野がトライ、28-14と2T/Gの差をつける。これで試合の流れは大きく近大に傾くかと思われたが、ここから昨シーズンの覇者立命館が意地を見せる。ショートパントを自らキャッチして大きくブレイクした後、近大がたまらず犯した反則から攻込み、最後は⑦小原がラックサイドを衝いてトライ(28-21)。

さらに33分⑫市原が疲れの見える近大DFの合間を縫って最後はDFを引きずるようにしてトライ、Gも成功し28-28と試合を振り出しに戻す。この後、近大は得意のモールドライブでG間近まで迫るが反則を犯し、今度は、逆に立命館がフェーズを重ねて攻込むが、両者結局取りきれず、同点のままノーサイドを迎えた。MOMは、正確なゴールキックでチームに大きく貢献した近大⑩藤井湧気。

(記事:村島博 写真:小巻真司)