関西大学Aリーグ 第4節
2014年11月2日(日) 12:00キックオフ グラウンド:大阪市鶴見緑地球技場 入場者数:1317人 天候:くもり/無風 | ||||
レフリー:杉戸大樹 アシスタントレフリー:落田佳宏 / 河井光輝 / 尾上富一 |
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摂南大学 | 同志社大学 | |||
21 | FULL TIME | 35 | ||
14 | 前半 | 14 | ||
7 | 後半 | 21 | ||
詳細(PDF) |
◎マッチサマリー
前節まで 3連敗の摂南大学と開幕 3連勝の同志社大学との試合、雨の予報であったが、曇り空の大阪市鶴見緑地球技場で12時にキックオフ。
早速、前半2分にスコアが動いた。先取したのは同志社大、ゴール前7m右中間で得た自慢のスクラムを落ち着いて押し込み8末永健雄がスクラムトライ、10渡邊夏燦が左足でゴールを決め0-7。だが、8分には、摂南大7フェツアニ・ラウタイミがゴール前ラックからボールを持ち出し中央にトライ、ゴールは10徳田颯馬が決め7-7とすぐに追いつく。両校とも最初の得点は、持ち味(同志社大のスクラム、摂南大の留学生パワー)を出したもの。
24分には、ハーフウェイライン付近で同志社のパスミスボールを摂南大8セコナ・トプイが拾い、それを7ラウタイミにパス、そのまま走り切り中央へトライ、ゴールも決まり14-7。ここも留学生パワーで逆転に成功。しかし、前半終了間際には同志社大、こちらは強みのスクラムでゴール前5mからまたスクラムトライ、14-14とスコアをイーブンにし、前半を終える。
後半9分、同志社大がラックを連取、ボールをワイドに展開し、最後は大外で待っていた5森山雄にパスし左隅に飛び込む、10渡邊が難しいゴールを見事に決め14-21とリード。13分、今度は摂南大、ハーフウェイライン付近からまた7ラウタイミがパワーのある走りでゴールまで駆け込む、21-21とスコアを戻す。観客にとっては面白い展開。だが、ここから差を見せたのは同志社大。20分に、本日3本目のスクラムトライ。24分には、ゴール前10mからのラインアウトからのモールをしっかり押し込みキャプテン7田淵慎理が押える。10渡邊がゴールをすべて成功させ、結果、21- 35でゲームを終えた。 MOMには巧みなキックを魅せた10渡邊夏燦が選出された。
両校が持てる強みを十分に発揮した試合であった。同志社大は優勝候補に相応しく開幕 4連勝、摂南大は昨年上位校に対して 4連敗と対照的な結果となったが、両校ともリーグ前半戦で明らかになった課題を後半戦に向けしっかり修正して、更なる健闘を期待したい。
【同志社大学 山神孝志 監督】
本日は、前節の反省を踏まえ選手は対応してくれ、しっかりとタックルに入れていたこと、ここは評価している。また、追いつかれても、落ち着いて粘って最後には勝ち切っていけたこと、力がついてきたと思う。これから昨年上位3校との対戦だが、お互いがステップアップしてきていると思うので、我々もそこに負けないよう、一つ一つしっかりと戦っていきたい。
【同志社大学 田淵慎理 キャプテン】
本日は前節からディフェンスを修正して挑んだ。留学生にラインブレークされゲインされることはあったが、全体的なディフェンスは改善できていたと思う。また、FWでトライを重ねられたことは収穫だ。リーグ後半戦3試合、もう一度課題を修正して、大学選手権につながるよう優勝を目指したい。本日はありがとうございました。
(記事:高橋茂治 写真:小巻真司 広報担当:村島博)