トップリーグカップ プール戦 第3節 プールD豊田自動織機 対 トヨタ自動車
2018年11月24日(土) 14:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 |
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レフリー: アシスタントレフリー: |
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豊田自動織機 | トヨタ自動車 | |||
19 | FULL TIME | 31 | ||
7 | 前半 | 17 | ||
12 | 後半 | 14 | ||
詳細 (TL公式) |
マッチレポート
絶好の天候のもと、シャトルズのキックオフで試合が開始された。
風上に立つヴェルブリッツは、中盤のターンオーバーから相手陣ゴール前に地域を進め絶好のチャンスを迎える。
前半8分、スクラムからペナルティを得るとタッチックを選択。
ラインアウトを獲得するとモールで前進、右中間に②彦坂圭が飛び込みトライ、0-5と先制に成功する。
対するシャトルズは前半15分、中盤からBKに展開、⑭松井が前進するとFWの縦への連続攻撃、最後は⑥ピーターが抜け出し中央にトライコンバージョンも成功し、7―5と逆転する。
その後中盤での攻防が続くが、シャトルズがヴェルブリッツの防御を巧みにかわしゴール前へ。
それでもヴェルブリッツは、地域を押し戻すとラインアウトを獲得、前半24分、すれ違いのショートパスで⑬ツイドラキがビックゲイン、⑭彦坂匡に渡るとそのまま走りきり左中間にトライ、7-10と再びリードに変わる。
勢いに乗ったヴェルブリッツは前半28分、中盤スクラムから⑪岡田が絶妙のタイミングでライン攻撃参加、そのまま抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し、7-17とリードを広げる。
その後は双方、中盤でのつばぜり合いが続くが、ヴェルブリッツのリードで前半が終了した。
後半早々ヴェルブリッツが、中盤から攻撃を継続、対してシャトルズは堅守を見せミスを誘う。
すると、シャトルズは、クィックスローから⑦ニック、⑬ベンジャミンと渡りビックゲイン、右サイドに大きく展開し、あと一歩でトライの場面であるがヴェルブリッツが守る。
それでもシャトルズが、相手ゴール前で攻撃を続けた後半8分、ゴール前中央のスクラムから圧力をかけコントロール、⑨ジョノが抜け出し中央にトライ、コンバージョンも成功し14-17と追い上げる。
さらにシャトルズは、後半13分、ヴェルブリッツの隙をつきキックで地域を進め、ゴール前のラインアウトを得るとモールで前進、⑦ニックが左中間にトライ、19-17と逆転に成功する。
拮抗した展開はさらに続き、後半20分、ヴェルブリッツは相手陣からの攻撃を継続し左隅へ、目まぐるしくボールが入れ替わるが、最後は⑮イェーツの胸に入り中央にトライ19-24と対抗する。
対するシャトルズは、安定したスクラムで前進、ゴール前に迫るもヴェルブリッツがブレイクダウンの攻防で上回り地域を返す。
すると後半27分、ヴェルブリッツは、中盤ラインアウトから攻撃を重ね前進、最後は⑩クロニエの個人技、ショートキックを再獲得するとそのまま中央にトライ、コンバージョンも成功し19-31と引き離す。
その後シャトルズが反撃に転じるが、ヴェルブリッツは集中力を切らさずに防御、そのままノーサイドとなり19-31で勝利を挙げた。
ヘッドコーチコメント
豊田自動織機
レオンHC
攻撃防御ともに課題の多い試合であった。
シンプルな1対1でミスタックルが多く、簡単にトライを与えてしまったが良い攻撃やトライもあった。
集中力を維持することができなかった。
カップ戦の3試合はとても良い経験だった。
若い日本人選手に多くのプレー時間を与えることができ、この試合でも13人の選手が出場できた。
小松本ゲームキャプテン
フィジカルの強いトヨタに、圧力を与えることを意識して試合に臨んだ。
攻撃では、体の大きなトヨタ相手にワイドに展開して、数的優位を作るゲームプランを実現できた。
セットプレーからどう防御するかが課題。
次戦のパナソニック戦に向けて修正したい。
トヨタ自動車
ジェイクホワイトHC
17-7から一時17-19と逆転される場面もあり、些細なことからゲームの流れが大きく変わるということを選手が経験できてよかった。
次のノックアウトステージへ向けて、良い学びとなった。
チームの勝つ文化ができつつあり、チーム状態も良い。
チームの誇りを持って次戦へ挑みたい。
カップ戦は代表選手がいない中で選手層が厚くなり、チームも自信を持っている。
ポジション争いも激しくなり、チームのボーナスである。
ハードな練習を継続して、チャンスを掴みたい。
岩村ゲームキャプテン
前半は良い形で終えたが、後半、受けに回り逆転される場面もあったが、入替選手の活躍もあり試合の流れを戻せた。
以前は負けていたが、勝てて終わることはチームが進化している証。
防御にフォーカスして、準備した結果に進化を感じる。
次戦のパナソニック戦で完成させたい。
(文責 早坂一成)