10月21日(土) 第9節 近鉄 10-17 NEC

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トップリーグ2017-2018 第9節
近鉄 VS. NEC

2017年10月21日(土) 11:30キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場
近鉄 NEC
10 FULL TIME 17
前半
10 後半
詳細
(TL公式)

マッチレポート

台風が近づいてきている関係で、大粒の雨が降りしきる中、グリーンロケッツのキックオフで試合開始。
序盤はお互いにキックを使いながら陣地を稼ぎ、様子を探り合う。
均衡が破れたのは前半6分。
グリーンロケッツがPGを成功させ、この試合最初のスコアを挙げ、0-3とする。
さらに、前半12分に、グリーンロケッツがPGをさらに成功させ、0-6とリードを広げる。
その後は、一進一退の攻防が続き、なかなかスコアが動かない。
ライナーズが相手ゴール直前まで迫るもトライを奪えず、逆に前半30分にPGを加えたグリーンロケッツCの9点リード、0-9で前半終了。

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 後半は、序盤から近鉄がキックを有効に使いながらテンポを上げた攻撃を見せ、再三相手ゴール前に迫る。
しかし、肝心なところでミスをし、トライをとることができず、スコアできたのは後半21分のPG成功による3点のみ。
逆にグリーンロケッツは後半30分、ラインアウトからFWが押し込んだ後、展開。
⑬マリティノが突進して大きく前進したラックから、最後は⑮吉廣が左隅にトライ(ゴール不成功)し、3-14と勝負を決定づける。

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さらに、後半39分にもPGを加えたグリーンロケッツが、終了直前のライナーズのトライ(ゴール成功)とその後の猛攻を振り切り、10−17で勝利を挙げた。

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会見レポート

近鉄ライナーズ
坪井章監督
本日は誠にありがとうございました。先週の敗戦から修正できるところにフォーカスして、中5日で修正してきました。
あれだけ敵陣に攻め込んでトライを取って帰れない。
そして前半にペナルティーやディシュプリンのところが多かったのが痛かったです。最後まで諦めずに攻め続けてボーナス点1を取って意地を見せてくれたところは良かった。
これからウィンドウマンスに入って時間もあるので、反省する部分を修正し、さらに原点に立ち返ってトップリーグ再開に向けて頑張りたいと思います。

樫本敦主将
たくさんの応援ありがとうございました。こういう結果になってしまってすごく残念です。自分達で首を絞めるかたちで、ペナルティーから相手に流れを渡してしまいました。
ここ数試合、フィジカルやフォワードのスクラムで修正できたところもあり、収穫はありました。

ー ラインアウトでうまくいかなかった所は、何か原因がありますか?
樫本主将
自分個人のスローイングミスです。ジャンパーやリフトと精度は良かったです。

ー ラインアウトで、相手のアダム・トムソンは気になりましたか?
樫本主将
そこまで気にはなりませんでした。自分が投げたかったところに投げられなかっただけです。

ー 試合後半に向けてどのように修正をしましたか?
樫本主将
前半は相手に流れを渡してしまい、スコアすることができませんでしたので、後半は3点でもいいから先にスコアしようと話しました。
さらに、自分達のディシュプリンをきちんとして、敵陣で戦うことを意識しました。

ー 後半、ペナルティーでゴールを狙うか狙わないかの判断はどうしていましたか?
樫本主将
敵陣でゴールが狙える距離では狙いました。モールに自信があったので、ゴール前や角度があるところでは、ラインアウトを選択しました。

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NECグリーンロケッツ
ピーター・ラッセルHC
振り返ってみると、我々は完璧な準備ができました。
今週は、雨の対策もしてきました。
この2週間で2勝できたことは大きい。特にフォワードの頑張りと、ラックでのブレイクダウンの精度が良く、勝利に結びつきました。
ディフェンスはよく我慢でき、アタックは良いかたちでスペースを突くことができました。
ラインアウトも素晴らしく、相手ラインアウトをスチールすることもできました。
リザーブメンバーもエナジーを出して戦うことができました。

瀧澤主将
天候には恵まれませんでしたが、両チームの応援で熱い試合になりました。
個人的に思い入れのあるグラウンドで、絶対に勝ちたいと思って臨みましたし、チームとしてもファイナルという気持ちで、一旦ブレイクが入りますので、この試合で全てを出し切って、1ポイントでも多く相手を上回って試合を終えたかったです。
内容は色々ありますが、とにかく勝てて良かったです。
80分間相手にプレッシャーをかけ続けることができたと思います。

ー 評価すべき選手は誰でしょうか?
ピーター・ラッセルHC
3列のフォワードが良かったです。
アダム・トムソンはラインアウトやブレイクダウンで存在感がありました。
経験値のある細田をはじめ、シニアプレイヤーの頑張りが良かったです。

ー スクラムでプレッシャーを受けたように見えましたが、どのように我慢しましたか?
瀧澤主将
感覚は悪くなかったので、少し相手に合わせて修正しましたが、基本的には自分達のスクラムを意識しました。
ただ、2本のペナルティーはもったいなかったです。

ー 自陣からなかなか抜け出せませんでしたか?
瀧澤主将
後半自陣で苦しい時間が20分程ありました。
しかし、苦しい時間を3点の失点で抑えられたことは良かったです。

ー 最後トライを取られた場面については?
瀧澤主将
疲れもありましたが、最後に近鉄さんの力を出させてしまいました。次への反省材料にしたいです。
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(文責  大林 直之 山下 岳)

フォトギャラリー

撮影者:清水良枝