マッチレポート
第4試合は、穏やかな冬の日も夕刻へ向かって冷え込みを感じるラグビー場で、九州代表 西南学院大学(14 年ぶり13回目)と中四国代表 広島大学(2年連続22回目)、の1回戦の試合となった。
東側から西側(電光掲示板側)へ攻める広島大のキックオフで試合が始まった。
広島大のキックオフのボールはタッチラインを超え、センタースクラムとなる。
西南学院大は、そのスクラムからのボールが出ると⑩川上隆輔が、50:22を狙うロングキックが見事に決まり、相手ゴール前5m外側右ラインアウトとなる。
西南学院大は、前半2分、そのラインアウトからモールを形成し押し込み、⑤江木畠大加がトライ、⑩川上隆輔がコンバージョンを決め、7−0と先制する。
さらに、西南学院大は、後半11分、相手ラインアウトからの相手のアタックで、相手陣22m内側で形成されたラックからボールがこぼれたところ、ボールを獲得しゴール前へ、ゴール前ラックから⑨藤川啓大→⑩川上隆輔へボールが渡ると、スペースをつき、ゴールポスト横へトライ、コンバージョンも決まり、14−0とリードを拡げる。
この後は、両校、相手陣22mまで進むもハンドリングエラーやペナルティで決定機が作れない時間が続く。
後半45分、西南学院大は、相手陣22m内側右中間スクラムから⑧村中諒が持ち出し、ゴール前へ、FWでフェーズを重ねるなかで、最後は②堀之内太陽が右中間へトライ、⑩川上隆輔がコンバージョンを決め、21−0とし、前半終了。
後半、先制したのは、西南学院大。
後半6分、相手陣10m外側右の相手ラインアウトでマイボールとすると左へ展開、縦に大きくゲインしたのち、⑩川上隆輔から飛ばしパスで、ボールが渡った⑪坂本晃太郎が左隅にトライ、26−0とする。
さらに、西南学院大は、2トライ2ゴールを追加する。
後半11分、自陣10m外側右、相手ラインアウトからの相手のアタックで、ディフェンスでプレッシャーをかけ続け、後退させると、相手陣22mでできたラックでターンオーバー、ゴール前へ、FWでラックサイドを攻め、最後は②堀之内太陽が右中間へトライ、⑩川上隆輔がコンバージョンを決める。
後半17分には、ペナルティからキックで前進、相手陣10m右ラインアウトのアタックでゴール前へ迫るとラックから②堀之内太陽が持ち出し、ゴールポスト右へトライ、⑩川上隆輔がコンバージョンを決め、40−0と大きくリードを拡げる。
広島大は、この後、相手陣へ入り、ラインアウトからフェーズを重ね、ゴール前へ迫るも相手にターンオーバーされチャンスの芽をつまれてしまう。
集中力を切らさない広島大は、自陣22m外側右ラインアウトでは相手ボールとしてしまうが、相手パスミスのボールをマイボールとすると、広島大はBK展開から自陣10m付近右タッチライン沿いから、⑪山本涼平がゴール前へめがけてロングキック、そのボールを相手ディフェンスと競い合い走り込んだ、⑩島津雄斗が拾い上げ右中間へトライ、自らコンバージョンを決め、7−40とする。
その後は、中盤での両校の攻防から決定機が生まれずフルタイム。
西南学院大学が、1月2日準決勝へ駒を進めた。
(文責 進藤剛)