トップウェストAリーグ 2ndステージ 第2節
大阪ガス VS. ユニチカ
2016年11月19日(土) 12:00キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場 | ||||
大阪ガス | ユニチカ | |||
26 | FULL TIME | 26 | ||
12 | 前半 | 7 | ||
14 | 後半 | 19 | ||
勝点 2 |
詳細 (PDF) |
勝点 2 |
マッチレポート
9月10日に開幕した1stステージ、11月5日から始まった2ndステージもいよいよ大詰め。2016年度のジャパントップウエストAリーグも残すところあと2節で幕を閉じる。前節のJR西日本戦で敗れたユニチカ(6位)にとってはもう後のない最終戦となった1stステージ5位の大阪ガス戦。10月29日に行われた1stステージの戦いでは、後半終了間際の連続トライで大阪ガスが42-39と逆転して逃げ切っている。夜半からの秋雨の上がった東大阪市花園ラグビー場第2グラウンドは、500人近い両チームの熱心なファンを迎えてユニチカのキックオフで幕を開けた。
前半、先手を取ったのはユニチカ。6分にゴール前5m左ラインアウトモールを押し込み、HO2番キャプテンの白江良が左隅に抑えた(WTB11番今崎大河のゴールも成功し0-7)。その後はしばらく膠着状態が続く。大阪ガスもたびたびユニチカ陣内に攻め込むが、ハンドリング・ミスや反則でゴールには至らない。一方のユニチカも大阪ガスのDFに阻まれ、なかなか有効なゲインができない。試合が動いたのは終了間際の34分、大阪ガスがゴール前5mの右中間ラックよりショートサイドの右に展開、ボールを受けた右LO5番鈴木将大が右中間にトライ(7-7)。さらに大阪ガスはその直後の39分にもゴール前30mの中央ラックより抜け出したSH9番石塚雄大が中央にトライ。自らのゴールは外れたが12-7と1stステージ同様、ユニチカを逆転して前半を終えた。
後半も先に得点したのはユニチカ。前半同様にゴール前20m左ラインアウトモールからHO2番白江が左中間にこの日2本目のトライを挙げ、12-12と再び試合を振り出しに戻す。しかし大阪ガスも直後の14分、ゴール前15m中央ラックから右に展開、最後はWTB14番畑中康佑が右中間に抑え19-12とユニチカを引き離しにかかる。
対するユニチカも強力FWを前面に大阪ガス陣でボールを支配し続け、19分にはゴール前30mの中央ラックから左に展開、最後はFB15番中田世が左隅に抑えてまたもや同点に(19-19)。この辺りから両チームともに積極的にBKに展開、一転してボールがワイドに動きだす。そして31分、ユニチカはゴール前10m付近中央ラックからモールを形成、この日大いに効果を発揮したドライビング・モールを押し込み、最後は左LO4番西本祐樹が抑えて19-26と逆転に成功。
このまま逃げ切り1stステージの雪辱を果たすかと思われたが粘る大阪ガスは終了間際、ユニチカのポップアップによるPKからFW陣がピック&ゴーでユニチカゴールに迫る。ユニチカも必死のDFで大阪ガスのラッシュをしのぐがロスタイムの44分、大阪ガスがゴール前5mの中央ラックから右に展開、最後は逆サイドからフォローしたWTB11番宮田遼が右中間にトライ、自らゴールも決め26-26としてノーサイド。
1stステージ同様、最後まで手に汗握る接戦は痛み分け、来季に決着を持ち越した。
(記事:石川悟、丸井康充)
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■撮影:KRPU 前田寛文