京都産業大学 VS. 関西学院大学
2016年11月12日(土) 12:00キックオフ グラウンド:京都市宝が池球技場 入場者数:2736人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:橋脇正典(関西協会) アシスタントレフリー:岡田欣久(関西協会) / 西村純(関西協会) / 中村和夫(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:京都産業大学 5山野将太朗 |
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京都産業大学 | 関西学院大学 | |||
57 | FULL TIME | 0 | ||
19 | 前半 | 0 | ||
38 | 後半 | 0 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
同志社・天理の2チームが頭ひとつ抜け、3位争い、入替戦回避も激しさを増す第5節。
汗ばむほどの陽射し降り注ぐ京都・宝が池にて、ほぼ無風、京都産業のキックオフでゲームがスタートする。
ブレイクダウンでは京都産業が激しく突き刺さり、関西学院の勢いを削ぐ。
関西学院は確実にキープ出来るマイボールラインアウトを起点に、執拗なサイドアタックを繰り返すが、京都産業の激しい「突き」に効果的なゲインが出来ない。
フェイズを重ね、アクセント代わりにバックス展開して京都産業の反則を誘うも、ラインアウト選択後のアタックでも反則を犯し、結果、ゴールラインを割れない。
10分、京都産業は相手陣22m付近関西学院ボールのスクラムを鋭い押しでターンオーバー。フォローしたFL6眞野が右中間にトライ(G不成功5-0)、先制する。
ラインアウトに活路を見出す関西学院は、バックス展開で京都産業の虚を突き相手ゴール前まで迫るが、京都産業の堅いディフェンスに撥ね返される。
34分、連続アタックに疲れを見せた関西学院に対し、一瞬の隙を見逃さない京都産業がターンオーバー。一気に自陣から逆襲に転じる。繋いだパスをハーフウェイライン付近で受けたSO10高原が巧みなステップで関西学院BKを翻弄し、最後は右中間にトライ(G成功12-0)。
前半終了間際には相手陣ゴール前ラインアウトから形成したモールを押し込み、FL6眞野がトライ(G成功19-0)。
後半立ち上がり、ボールを散らすことで活路を見出そうとした関西学院。しかし敵陣22m付近スクラムをターンオーバーされ、一気に自陣に迫られるなど、FWの劣勢は否めない状況が続く。
46分、関西学院陣ゴール前から京都産業がモールを押し込みFL7李がトライ(G成功26-0)し突き放す。
関西学院のBK陣は懸命のアタックで反撃するも攻め切れず、ミスからターンオーバーされる展開を繰り返し、59分、67分とトライを許し、38-0とされる
69分には関西学院陣22m付近ラックから京都産業BKの見事な繋ぎで、最後はWTB14坂本が左中間へトライ(G成功45-0)し、とどめを刺す。
更に2本のトライを重ねた京都産業が57-0と完勝。
大学選手権出場へ向け弾みをつけたのに対し、ゲームプランが狂った場面での対応に後手を踏んだ関西学院。対照的なチーム状況が鮮明に映し出されたスコアとなった。
マン・オブ・ザ・マッチは巧みな職人技が光ったLO5山野が選出された。
(文責:廣島 治)