トップリーグ 第9節
近鉄 VS. Honda
2016年10月30日(日) 13:00キックオフ グラウンド:ならでんフィールド(奈良市鴻ノ池陸上競技場) | ||||
近鉄 | Honda | |||
20 | FULL TIME | 36 | ||
13 | 前半 | 20 | ||
7 | 後半 | 16 | ||
勝点 0 |
詳細 (TL公式) |
勝点 4 |
マッチレポート
ウィンドウマンス前の最後の第9節に入り、各チームも順位が気になるところ。
メンバーを入れ替えて戦っているが、思い通りの戦いが出来ずに、勝ち点12で11位の近鉄ライナーズ。
ここまで善戦はするが、勝利に恵まれず、勝ち点2で最下位のホンダヒート。連敗から脱出したい両チームの戦いは名称も変わった
ならでんフィールドに2,695人の観客を集めてのゲームとなる。
微風で風下から攻める近鉄SO重光のキックでゲームが開始。
キックオフから優位に攻める近鉄は、前半8分にSO重光が右中間10mのPKを成功し3-0先制。
14分にホンダが中央からサイド攻撃を繰り返し、WTB生方がタックルを受けたがライン沿いを走り切り、左中間にトライ。GをSO朴が成功し3-7と逆転する。
16分には近鉄のキックミスを生かし、SH山路からパスを受けたCTBレリア・マサンガが右中間から回り込み、ゴールポスト中央にトライ。GもSO朴が成功し、3-14。
反撃に出たい近鉄は、敵陣に攻め込みSH金からパスを受けたLOトンプソンルークが、相手デフェンスを切り裂き右中間にトライ。GもSO重光が成功し10-14と追い上げる。
23分には、ホンダがハイタックルで得たペナルティをSO朴が中央から10mのPKを成功。10-17とするが、29分に今度は近鉄がインテンショナルノッコンのペナルティを、SO重光が左中間30mを成功し13-17。
32分に再びホンダがペナルティを生かし、中央から39mのPKをSO朴が成功し、13-20として前半が終了。
後半に入ってもお互いチャンスを生かせず決め手を欠いていたが、ペナルティが多い近鉄に対して、ホンダは7分と18分にSO朴が長いPKを2本成功し、リードを広げる。
メンバーを入れ替えて流れを変えたい近鉄は、23分にフェーズを繰り返し最後はLOマイケル・ストーバークがポスト左にトライ。GもSO重光が成功し、20-26と追い上げる。
30分にホンダがペナルティを生かし、キックの精度が高いSO朴が中央から38mのPKを成功し20-29とする。
残り時間が少なくなり、何とかトライを獲りたい近鉄は、敵陣に攻め込むが、得点を奪えず苦戦。反撃に出るホンダは、35分に自陣から途中出場のキャプテン小西が、巧みなステップで敵陣に切り込みゴールポスト右に独走トライ。
GもSO朴が成功し、20-36とリードを広げる。
お互いに最後の力を振り絞るが得点を奪えずノーサイド。
ホンダは連敗からの脱出したい気迫が感じられ、素晴らしいアタックとデフェンスだった。近鉄は、ミスが多くウィンドウマンスでの立ち直りを期待したい。
MOMは正確なキックで5本のペナルティキックと3本のゴールキックを成功し勝利に大きく貢献したホンダヒートのSO朴成基選手が選ばれた。
記者会見ダイジェスト
近鉄ライナーズ
坪井 章監督
今回近鉄として2年連続トップリーグを奈良で出来たことと近鉄沿線で沢山のファンが来て頂いて両チーム共、良い環境でプレー出来て幸せに感じています。
前節のサニックス戦があって自分達にしっかりフォーカスして準備をしてきたが、この様な結果となった。ウィンドウマンスでチーム力、戦力を整えて、
ホームグランドの花園でしっかり巻き返しを図りたい。
豊田 大樹キャプテン
素晴らしいグランドで沢山のお客様の前で試合が出来て嬉しく思います。
相手がどうであるのかでなく、実力不足です。ただそれだけです。
ここで一ヶ月修正して後半に挑みたい。
− 途中からの出場でしたが観ていてどう感じましたか。
豊田:前半観ていてボールを横からふっているときは良くなかったが、相手のデフェンスに対してラインに仕掛けているときはいい攻撃が出来ていた。
アタックのコミュニケーションがとれず、実行できなかった。
しっかり反省して次は臨みたい。
Honda HEAT
藤本 知明ヘッドコーチ
本日は有難うございました。奈良の場所でホンダとして初めてです。
チーム状況は最下位でホンダとしてしっかり自分達のプレーで勝とうと強い気持ちで試合に臨んだ。80分しっかりパフォーマンスを見せてくれた、デフェンスも早く反応して近鉄の良いアタックも止めてくれたことが勝因です。
ウィンドウマンス明けのゲームにしっかり備えたい。
小林 亮太ゲームキャプテン
本日は有難うございました。
今日の試合に当ってチームとしてスタートビッグのテーマで一週間準備をしてきました。
最初は相手にボールを持たれていたが、チームとして徐々にスタートビッグのテーマを掲げたゲームができ、リードを奪えたことが良かった。自分達が準備したことが出す時間が長ければ長いほど良いプレーが出来ると思っている。先週より今週の方が我々の時間が長かった。
1勝8敗ですがウィンドウマンスでしっかり準備して巻き返すようにしたい。
− スタートビッグをテーマに考えてこられたが、具体的な対策は。
藤本:スタートの20分位に8試合共得点が獲られて、我々のアタックが出来なかった。最初の20分をアタックに力を入れて取り組んだことが、前半の2トライを獲れたと思うし、良かった。
− ターンオーバーのところは。
藤本:ターンオーバーはラグビーの大きなポイントです。
小西は奈良出身ですので、個人的にも燃えるところがあったと思う、より速くなったのかなと思う(笑)
ゲームキャプテンの小林も奈良出身です。
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