12月27日(日) 大学選手権 同志社大学 VS 大東文化大学
2015年12月27日(日) 14:00キックオフ グラウンド:皇子山総合運動公園陸上競技場 | ||||
レフリー: アシスタントレフリー: |
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同志社大学 | 大東文化大学 | |||
31 | FULL TIME | 33 | ||
14 | 前半 | 14 | ||
17 | 後半 | 19 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
曇り空の中、午前中には小学生のミニラグビースクールと同志社大学の選手たちによるラグビークリニックが行われた皇子山陸上競技場では、第1戦関西大学が法政大学を破った(29-24)。
5千人を超える観衆の見守る中、大東文化大学のキックオフで試合開始。開始1分早々にゲームが動いた。大東文化13番戸室が右中間にトライ。11番ラトゥクルーガーのキックが成功、早くも7点のリードを奪った。
15分大東文化が敵陣10m付近からブラインドサイドへ攻撃を仕掛け、SH小山から14番中川へと展開、そのまま30m以上を走りきりトライ、キックも成功し14−0とした。
FW戦ではお互い一歩も譲らず両者意地の見せ合い。
BKのタックルも激しく、ノックオンを誘う場面も多数にわたって見られた。
33分、大東文化のオフサイドでPKを得た同志社は、タッチに蹴りだしラインアウトを選択、ラインアウトから息のあったドライビングモールで10m以上押し切り8番秦のトライ、キックも成功し追い上げを見せる(7−14)。
38分同志社またもラインアウトから9⇒10⇒15⇒11へと見事な展開でトライ、キックも成功、同点で前半を終える。
後半は同志社ボールで開始、一進一退の攻防が続く中、ゲームが動いたのは6分同志社の強力FW得意のラインアウトモールから左中間にそのまま押し込み、トライ(19−14)と、逆転に成功。
流れをモノにした同志社、またしてもラインアウトモールからのトライ(24−14)。観客席の声援も後押しし、後半立ち上がりのペースを引き寄せた。
しかし20分フェイズを重ねながらDFの穴を5番タラウが突き突破、4番長谷川にオフロードパスで繋ぎ中央にトライ、キックも決まり21−24とするも、直後26分同志社はドライビングモールからのトライ、キックも成功し31−21とする。
31分大東文化11番ラトゥのトライで26−31と追いあげる。33分立て続けにまたもラトゥのトライと自身のキック成功で33−31と再逆転、そのリードを守りきり大東文化が激戦を勝利した。
会見ダイジェスト
同志社大学 山神監督
前半15分から20分、しっかり大東文化さんの勢いを抑えたかったが2本簡単にトライを許した。No.8、SHをしっかり止めて追いつくことができたのはよかった。
後半40分思い切り戦って運命を変える試合をやってほしいと送り出した。
しかしタックルが甘くなり外でトライを取られた。(15人で交替もないのに)フィットネスも切れずに攻め続けられた大東文化さんの凄さを感じた。
全体としては、今年取り組んできたことは出来たという評価。
才田主将
前半2本取られたのが敗因。乗せたらコワい相手だとは思っていた。しかしモールでトライを取れたことは自信につながり良かった。後輩にはしっかり考えて頑張って欲しいと言いたい。
Q.後半2点ビハイドの場面でショットを選んだ理由は?
才田主将
全員でトライを取りに行こうと決めた。
Q.後半キックが増えたのは?
山神監督
(アドバンテージのある)ラインアウトで勝負しいと考えた。
Q.外国選手への対応は?
ダブルタックルで対応できたと思う。
Q.ラインアウトの対策は前からしていた?
才田主将
1週間前から対策を考え練習していた。
大東文化大学 青柳監督
今の気持ちは素直に嬉しい。「諦めない気持ち」でしっかり頑張れた。選手達を褒めて
あげたい。
本間主将
すごく嬉しい。「最後まで諦めずに」試合をした結果。
Q.最初に立て続けに2本取れたことでの気持ちの変化はなかった?
特になかった。これまでの試合でも、入りで得点することも多かったのでチームも落ち着いていた。
Q.リーグ戦では4位だったが何か変わった?
選手のポジションを変えたことが上手く行った。前に出るディフェンスができるよう
になり自信もついたと思う。
Q.ラインアウトモールからトライを取られたがメンタル面は?
少し落ちた場面もあったが、リーダーが話をしてみんなを引っ張れた。
Q.最後の10分のフィットネスが落ちなかった理由と外国選手の評価を教えてほしい。
青柳監督
フィットネスは、自分がパナソニックのストレングスコーチやっていたこともあり、そこがダメなら「何をやっているんだ?」ということになるので相当こだわっている。外国人選手については、シーズン初めは言葉の問題でコミュニケーションが難しく上手く行かない部分が多かったが、シーズンが深まり意思疎通が徐々にできるようになるにつれて良くなってきた。
Q.監督が来られてからフィットネスは上がった?
本間主将
チーム全体フィットネスが上がったことは自覚している。チーム内で競争になるように上手くやって頂いている。
Q.次への気持ちを聞かせてほしい。
本間主将
大東文化の伝統を復活できるように頑張る。
Q.ベスト4に向けてどのような気持ちで臨む?
チャレンジャーとして戦う。自分たちがやってきたことを信じてやりたい。
(佐藤 広大、重田 亮二)
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