11月21日(土) 第2節 キヤノン 対 NTTドコモ
2015年11月21日(土) 11:40キックオフ グラウンド:維新百年記念公園陸上競技場 | ||||
レフリー:梶原晃久 (日本協会A1) アシスタントレフリー:河野哲彦 / 川原佑 / 伊上慎一 |
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キヤノン イーグルス |
NTTドコモ レッドハリケーンズ |
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34 | FULL TIME | 17 | ||
20 | 前半 | 3 | ||
14 | 後半 | 14 | ||
勝点 5 |
詳細(TL公式) | 勝点 0 |
マッチサマリー
熱戦の第1試合に引き続き、本日の第2試合キヤノンイーグルス対NTTドコモレッドハリケーンズにも、先のラグビーワールドカップで活躍した選手が登場し、会場は5,000人を超える観客の熱気に包まれた中で行われた。
NTTドコモのキックオフで始まった試合は、開始早々敵陣22m中央でのファーストスクラムでキヤノンがコラプシングの反則。これをFB才口将太が確実に決めてNTTドコモが3-0と幸先の良いスタートを切った。
キヤノンも前半7分、NTTドコモ陣10m付近にて反則を得たが、CTB三友がこれを外し、同点機を逸した。
その後、NTTドコモはCTBミフィポセチを中心としたアタック、キヤノンはPKから速攻での積極的なアタックを繰り出すが、互いに固いディフェンスで得点することはできなかった。
前半23分、敵陣ゴール前で反則を得たキヤノンが再び速攻でのアタックを仕掛け、ラック形成からすぐに右へ展開、SO橋野皓介からLO菊谷崇と渡り、トライ。ゴールも成功し、キヤノンが7-3と逆転した。さらにキヤノンは31分、35分と敵陣で得た反則をCTB三友が確実に決め、13-3とする。
前半に少しでも得点差を詰めておきたいNTTドコモは敵陣ゴール前まで迫るが、逆にキヤノンNo.8トムソンのターンオーバーから新戦力のFBルルーへと渡り、約80mを独走してのトライ。会場が本日一番の興奮に包まれた瞬間でもあった。ゴールも決まり、キヤノンが20-3とリードして前半を終えた。
試合の流れを変えたいNTTドコモは、後半からSOに新戦力ポラードを投入。後半開始早々キヤノン陣内へ攻め込み、BK展開からWTB茂野が飛び込むが、TMOの結果、トライは認められず。逆にキヤノンは後半9分、敵陣22mでのターンオーバーからSO橋野皓介がNTTドコモディフェンスのギャップをついてトライ。ゴールも決まり27-3とリードを広げた。
対するNTTドコモは後半20分、敵陣ゴール前スクラムを押し込み、最後はNo.8イオンギ譲がトライ。SOポラードのゴールも決まり、反撃の狼煙をあげた。
その後も再三、敵陣ゴールに迫るNTTドコモであったが、肝心な場面でのラインアウトが乱れてしまい、逆に後半36分、自陣22mでのキヤノンボールスクラムでNo.8トムソンからパスを受けた、途中出場のSH福井武にディフェンスのギャップをつかれて中央にトライ献上。ゴールも決まり34-10と試合の大勢がほぼ決定した。
それでもNTTドコモは後半40分、CTBミフィポセチの突破からLO朴淳彩へつないで意地のトライ。ゴールも決まったところで、ノーサイドの笛が鳴った。
お互いに新戦力を加え、チームとしてはこれからビルドアップしていく印象があり、今後の可能性を感じさせる、非常に良いゲームだった。
マンオブザマッチには、まさに世界トップレベルのプレーを披露した、キヤノンFBのウィリー・ルルーが選出された。
(山口県ラグビーフットボール協会 宮地 竜史)
会見ダイジェスト
NTTドコモレッドハリケーンズ 下沖正博監督
前半からアタックの継続をして、序盤に敵陣に何度か入ることはできたのですが、キヤノンさんの堅いディフェンスにより、なかなかトライに結び付けることができませんでした。
ドコモとしてはテンポのあるアタックを継続したかったのですが、キヤノンさんの特にブレイクダウンの圧力が非常に強くてトライを取ることができませんでした。ブレイクダウンに関してはレフリングも含めてもう一度しっかり確認をして、次戦に活かしたいと思っています。
この試合で出た課題を修正して、次の神戸製鋼戦へ向けてしっかり良い準備をしたいと思います。
渡辺義己キャプテン
まず、先週に引き続き今週もたくさんのお客さんがご来場する素晴らしい環境の中、試合をすることができたことをとても嬉しく思い、感謝します。
ゲームに関しては、ボールセキュリティーにおいてミスが多く、流れを掴むことができませんでしたが、ボールを継続して取れた最後のトライは来週につながると思います。まだまだ改善するところが多くあると思うので、この一週間しっかりと準備をして神戸製鋼戦に備えたいと思います。ありがとうございました。
キヤノンイーグルス 永友洋司ヘッドコーチ
まずは関係者の皆様へ、このような素晴らしい環境の中でプレーをさせて頂き、本当にありがとうございました。ゲームでは本当に欲しかった勝点5をとれたことが良かった、選手の頑張りに尽きると思います。
しかし規律の部分でペナルティーの多さという反省点も出ましたので、レフリーとのコミュニケーションも含めて、まだまだ成長していかないといけないと感じました。次戦のコカコーラ戦へ向け、しっかり準備したいと思います。ありがとうございました。
橋野皓介キャプテン
一昨年に引き続き、この山口の地でプレーできたことを非常に嬉しく思いますし、グラウンド状態も良く、とてもプレーし易かったです。試合に関しては監督と同様、勝点5をとることができ、ホッとしています。
次のコカコーラ戦に向けては気を抜かずに、また勝点5を取れるように、しっかりキヤノンのスタイルを確立していきたいと思います。ありがとうございました。