10月29日(日) 第4節 近畿大学 7-22 立命館大学

C01I07082017ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第4節
近畿大学 VS. 立命館大学

2017年10月29日(日) 12:00キックオフ グラウンド:天理親里競技場 入場者数:1083人 天候:雨/弱風
レフリー:四辻順一朗(関西協会)
アシスタントレフリー:船岡克広(関西協会)/大石雄一(関西協会)/松岡実(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:立命館大学2山口達也
近畿大学 立命館大学
7 FULL TIME 22
0 前半 10
7 後半 12
詳細(PDF)

マッチレポート

2017年度ムロオ関西大学Aリーグ第4節・後半第1試合。ここまで前年度下位校に対して2勝1敗の近畿大学と、これまで前年上位校を相手にスクラムやフィジカルの強さでは健闘するものの3連敗と勝ち星に恵まれない立命館大学の一戦。両校とも今後の星勘定を考えてると何としても勝ちたい戦いである。

台風接近の影響で強い雨が降りしきる天然芝のコンディションのもと、立命大のキックオフでゲームが開始した。
最初のチャンスは立命大に訪れる。FW戦を仕掛け個々のフィジカルの強さで敵ゴール前に迫る。しかし、止めのところでBKに球を散らしてしまい、ミスボールを近大が確保しHL付近まで戻される。立命大は絶好の先制点チャンスを逃し、近大はまずはピンチを逃れる。
近大は前節と比較すると小さなミスが目立つ。その結果、攻撃の機会が継続できず、立命大有利の中で試合は進む。
膠着状態を破ったのは立命大だった。16分ゴール前10Mラインアウトを押し込んだところを相手のコラプシングの反則を誘う。アドバンテージをもらうとすぐさま左中間15M付近にいた⑩SO藤高将へパスアウト、そこからDGを狙い見事にゴールバーの上を通過させ、先制点をものにする。(0-3)

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この後も膠着状態が続き、このまま前半が終了するかと思われた37分、またもや立命大がFWのフィジカル勝負でしつこく密集周辺を攻め続け、最後は⑥FL東尚希がゴールポスト左に抑え込みトライ。(ゴールも決まって0-10)
近大もロスタイム45分に得たゴール前ほぼ中央40M付近からのPGを狙うが、雨の影響もあり届かず、前半を終える。

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後半も序盤から立命大が主導権を握る時間が多くある中で、12分に22M付近から本日優位のスクラムを押し続け、最後は⑧NO.8中村亮介が左中間に押え込みリードを広げる。(0-15)
一方の近大は24分、ゴール前10Mのスクラムから出したボールを一つのラックを挟み、切れ味鋭く走りこんできた⑭川井大貴にパスし、ゴールポスト右横に飛び込み、㉒SO南部嵩史がゴールも決める。(7-15)
ビハインドの近大は8点差を追いかけるが、1トライでは追いつかない。刻々と時間が過ぎ、焦りも出てきてゴールラインを割ることができない。
こうした中、ロスタイムの41分に立命大②HO山口達也が駄目押しのトライ。ゴールも決まり(7-22)でゲームが終了した。

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MOMには、終始優位のスクラムをコントロールし、最後にトライも決めたHO山口達也が選出された。

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監督・キャプテンコメント

立命館大学 中林正一監督
3連敗で相当追い込まれていたので、学生たちも精神的にも難しい試合でした。今日も雨ということで、あまり展開力のないチームなので(笑)、FW戦になると予想していたから、相手のモール対策など、準備してきたことをしっかり出せ、得点につながって良かったです。

-今後に向けては?
今日勝ったことでチームのムードも変わると思う。今日もデイフェンスでも、特にアタックではいい所がなかったので、より改善しないと次の試合も難しい。しっかりと次の試合に向けて準備していきたいと思います。

立命館大学 山田一輝主将
開幕から3連敗した中で、関西優勝という目標は消えましたが、まだ、大学選手権出場という望みは消えていない。自分たちが春から積み上げてきたデイフェンスであったり、アタックでのプライドを存分に出して意地をぶつけようということで試合に臨みました。FWのセットプレーや前に出るデイフェンスでミスを起こさせることであったりと自分たちのペースに引き込んでうまくゲームが運べたかなと思います。また、ここで勝利したことによって流れに乗ることができるので残り3試合をしっかり勝てるよう頑張っていきたいと思います。

フォトギャラリー

■撮影者:萩原康夫

■撮影者:前田寛文