11月6日(日) 京都産業大学 vs 同志社大学

入場者数:2771人 天候:晴れ/無風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:服部 聖(関西協会) / 長手 大地(関西協会) / 伊達 義博(関西協会)
京都産業大学 同志社大学
31 FULL TIME 26
24 前半 7
7 後半 19
勝点
4-1
詳細(PDF)

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
京都産業大学
監督廣瀨 佳司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR野村 三四郎4176103高杉→西陵
2HO李 淳弘2173100大池→大阪朝鮮
3PR渡辺 龍4175108甲南→甲南
4LOソロモネ・フナキ2186115トンガカレッジ→目黒学院
5LOアサエリ・ラウシ4190113トンガカレッジ→日本航空石川
FL福西 隼杜4178100伊丹RS→報徳学園
7FL松永 壮太朗218791勧修→京都工学院
8NO.8高本 泰伍417290大池→関大北陽
9SH土永 旭217070西陵→光泉カトリック
10SO西仲 隼417281瑞光中学→近畿大学附属
11WTB西 浩斗216980熊本RFC→熊本西
12CTB小野 麟兵217084西陵→京都工学院
13CTB高井 良成317682瑞光→関大北陽
14WTBシオネ・ポルテレ1184115トンガカレッジ→目黒学院
15FB北山 絢大417077樟葉→東海大大阪仰星
16Re.梅基 天翔4175100WILD BANDITS→高岡第一
17Re.乳井 大士2168103名古屋RS→中部大春日丘
18Re.中川 亮4170103市岡→尾道
19Re.山本 大翔318495高知Jr.RFC→高知中央
20Re.ヴェア・タモエフォラウ3186118オネハンガ→札幌山の手
21Re.西川 敢太416570四日市Jr.RFC→西陵
22Re.藤本 凌聖217285鈴鹿RS→朝明
23Re.辻野 隼大217682長吉西→京都成章
同志社大学
監督宮本 啓希
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR山本 敦輝3175103菫中→常翔学園
2HO長島 幸汰117595西陵中→京都成章
3PR李 優河4180114大阪朝鮮中→大阪朝鮮
4LO鈴木 康生418694南山中→旭野
LO梁本 旺義418093東生野中→常翔学園
6FL奥平 都太郎217587名古屋RS→東海大大阪仰星
7FL小島 雅登417581シャルマン→東福岡
8NO.8林 慶音118098樟葉中→大阪桐蔭
9SH新和田 錬417173伊丹RS→尾道
10SO大島 泰真117073藤森中→京都成章
11WTB山本 希216878四条畷RS→石見智翠館
12CTB西村 海音417285神川中→同志社
13CTB大槻 健人417384同志社香里中→同志社香里
14WTB渡邊 辰之介416672函館ラ・サール中→函館ラ・サール
15FB大森 広太郎418189茗溪学園中→茗溪学園
16Re.杉山 左門4175106同志社香里中→同志社香里
17Re.石井 智己3177102同志社香里中→同志社香里
18Re.三輪 拓翔117594四日市ジュニアRS→尾道
19Re.寺北 亘佑218298宝塚RS→常翔学園
20Re.馬渡 仁之祐417893東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
21Re.藤田 海元217075文の里中→東海大大阪仰星
22Re.市川 亮太317888蹉跎中→東海大大阪仰星
23Re.江口 翔217074筑紫丘RS→東福岡

マッチレポート

第5節を迎え昨年の下位相手と対戦が終わり圧倒的な強さを見せる4連勝の京都産業大学と、昨年の下位相手に2勝2敗と苦しい同志社大学との一戦。京産大はこの試合でも力を見せつけたい。一方、同大は大学選手権を見据えても絶対に負けられない。

京産大のキックオフでスタート。

開始早々3分、いきなり京産大SO⑩西仲隼が自陣22M内からスピードとステップで5~6人を交わしインゴールまで駆け抜け中央へトライ。自らゴールも決め先制。(7-0)

同大としてはあっけなく先制点を与えてしまい、この後もこうした展開が続くのかと危惧されたが、暫らく膠着状態が続く。

1本返したい同大だったが、21分、次も京産大。ゴール前のラインアウトモールからLO⑤アサエリ・ラウシーが飛び出し、最後はFL⑥福西隼杜がゴールラインを超える。(12-0)

このまま引き離されたくない同大。32分、今度は同大の番だった。ゴール前スクラムからNO8⑧林慶音が持ち出し、ラックを2つ、最後は㏚①山本敦輝がトレイ。ゴールはSO⑩大島泰真が決める。(12-7)

36分、今度は京産大、ゴール前ラインアウトからモールを押し込み⑤ラウシーが押さえる(ゴール成功)。(19-7)

続く39分にも、京産大CTB㉒藤本凌聖がラインアウトのミスボールを上手くキャッチ、そのまま走り込んでトライ。点差を広げて前半を終える。(24-7)

ハーフタイムを挟み後半開始。

早々1分、後半から入替で入ったCTB㉒市川亮太が相手ライン裏へパント上げ自らキャッチ、そのままゴールラインを駆け抜けトライ(ゴール成功)。(24-14)

続く12分も同大、ゴール前ラックから走り込んできた⑩大島にパスアウト、そのまま走り込みトライ、点差を詰める。(24-19)

また、31分も同大。ゴール前までミスなく運んだボールを左へ展開。大外のFB⑮大森広太郎までフラットにパスを回し、インゴール左サイドから中央へ回り込んで何と逆転のトライ。ゴールはSH㉑藤田海元が決めてゲームをひっくり返す。

残り約10分、同大がこのまま逃げ切れるか、京産大が逆転をするかの攻防。

34分、京産大にチャンスが訪れる。敵陣22M付近でラインアウト。本日何度もミスをしたラインアウトだが、マイボールキャッチ。モールを形成しゴール前までBKも入り必死に足をかく。最後はインパクトプレーヤーとして投入されたNO8⑳ヴェア・タモエフォラウが飛び込みゴールラインを割る(ゴール成功)、逆転。(31-26)

そのまま京産大が逃げ切りゲームセット。

同大は、最後まで競い意地を見せてくれた。京産大は、次節、同じく全勝の天理大との大一番を迎える。勝って反省もでき、課題を修正して臨むであろう。

POMには、最後の逆転トライを奪った⑳タモエフォラウが選ばれた。

会見レポート

同志社大学
宮本啓希 監督

先週の難しい負けからマインド的にも準備に難しい面がありましたが、(今日の試合にむけて)「必ず勝つ」としっかりと切り替えができ、今シーズンのスローガンである「MOVE]を体現してくれました。準備してきた事も素晴らしい集中力ですべてできました。しかしその中で、京都産業大学の局面での集中力や一瞬一瞬の強さが、最終的な点差になったと思います。勝ち切れなかったのは私の責任です。学生たちは素晴らしかった。また次に向けて前に進んでいきます。

梁本旺義 キャプテン(以下CP)
(先週の結果から)メンタルの面で難しかったのですが、切り替えて京産大に絶対に勝つというマインドで臨んだ1週間でした。結果は負けてしまいましたが、グランドに立った15人の態度が非常に素晴らしく、めちゃめちゃ良い姿が見れて嬉しかったです。

大森広太郎 選手(15番FB)
先週のゲームはショックな形になってしまい、週初めの練習は雰囲気が暗かったのですが、下を向いている暇はないので、4回生が中心になって選手1人1人が準備して迎えた試合でした。
(同志社の)FWは劣勢なところもあったのですが、小さいながらもよく動いてくれていました。BKも準備してきた事ができたのですが、最後の最後、フィジカルの部分で京産大にやられたという結果になりました。

Q.この1週間(京産大戦にむけて)どのような準備をしてきたか
宮本監督

プレーに部分は今日の試合を御覧になっていただいたので判っていただいたと思います。マインドの部分で、4回生が先頭に立って、京産大にどうやって勝つんだと準備が出来た事が今日のゲームの内容につながりました。昨日のコルツ戦も4回生が体を張ってゲームをしてくれていました。本当に4回生の力がこの1週間を作ってくれたと思います。

Q.残り2戦どのように戦って行きたいですか
梁本CP

2試合、絶対に負けるわけにはいきません。春からやって来た同志社ラグビーをしっかり出して勝ちたいと思います。

Q.今日の試合がターニングポイントになりますか
宮本監督

今までの試合でもターニングポイントになるかな、という試合はあったのですが、今日は、選手自ら動いてボールを動かして、スペースに果敢にアタックしていました。それが次の2戦にむけて、梁本組の大きな意味のある試合だったと思います。


京都産業大学
廣瀬佳司 監督

伝統ある同志社大学との対戦という事で、チャレンジ精神でしっかりと準備してきました。対策通りに選手は戦ってくれてしっかり勝ち切ってくれたことは良かったと思います。31分に逆転された時は少し負けを覚悟しましたが、そこからしっかりアグレッシブに戦ってくれたところは、次の試合に向かっていけるなと思いました。

福西隼杜 キャプテン
同志社大学のディフェンスの圧力を受けてしまって、ゴール前で取り切らなければいけないところで取り切る事ができませんでした。ラインアウト等反省すべき点は多いのですが、このような競った試合でしっかり勝ち切れた事はチームとして大きいと思います。これを糧にして、2週間後の天理大学戦に臨みたいと思います。

ヴエア・タモエファラウ 選手 (20番No.8 POM)
自分達のプレーはなかなか出来なかったですが、勝負は最後の80分までわからないから、苦しいときは自分達をどれだけ信じるかが大事だと思います。それが結果になりました。次に天理戦までしっかりと準備します。 

Q.ラインアウトの課題を具体的に
福西CP

MOVEのスピードの遅さで絡まれてしまうとか、細かなスキルの部分が課題かなと思います。

Q.次節(天理大学)にむけて課題は
廣瀬監督

天理大のこれまでの戦いを見ていると、次節が大一番になると思います。(京産大としては)セットプレーでプレッシャーを掛けていきたいと思います。セットプレーでボールが取れないとなかなか京産のリズムになれないので、(今シーズン)ずっと課題なのですが、セットプレーをもう一度見直したいと思います。アタック、ディフェンスはともに仕上がってきていると思いますし、好調をキープしていると思いますので、この勢いを切らさないようにしっかりと準備して、天理戦に臨みたいと思います。

Q.連覇への自信は
福西CP

1試合1試合成長出来ているので、自信はあります。特に、ディフェンスの部分で前に出れて、そこからカウンターでいけているので、その点は自信あります。


フォトギャラリー

■KRPU 渡辺隆夫

写真の使用を希望される場合は下記のフォームより申請をお願いいたします。
※ただし、日本代表戦の写真の場合はすべて対象外となり、ご使用いただけません。
写真使用申請フォーム

過去の試合情報一覧はこちら