11月6日(日) 近畿大学 vs 天理大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:1952人 天候:晴れ/無風
レフリー:下田 紘朗(関西協会)
アシスタントレフリー:西村 純(関西協会) / 長谷川 雄亮(関西協会) / 土田 豊(関西協会)
近畿大学 天理大学
0 FULL TIME 10
0 前半 3
0 後半 7
勝点
0-4
詳細(PDF)

メンバー表

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近畿大学
監督神本 健司
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR池田 真人4171100ヤマハRS→中部大春日丘
2HO平沼 泰成317094北陵中→中部大春日丘
3PR稲場 巧2175106生駒ラグビークラブ→近大附属
4LO駒井 凌太218496兵庫RS→天理
5LO甲斐 登生4183107石切中→石見智翠館
FL中村 健志417596英田中→近大附属
7FL岩本 圭伸217886東生野中→常翔学園
8NO.8古寺 直希217196喜連中→石見智翠館
9SH田原 慶人416368石切中→石見智翠館
10SO半田 裕己317285四条畷中→天理
11WTB三島 琳久417591宝塚RS→大阪桐蔭
12CTB森元 翔紀416985伊丹RS→報徳学園
13CTB志和池 昴豊217788富島中→日向
14WTB植田 和磨217683明石ジュニアRS→報徳学園
15FB高城 圭雄417278大阪RS→摂津
16Re.宮﨑 賢輝417093長与ヤングラガーズ→長崎南山
17Re.弓部 智希117397城南中→石見智翠館
18Re.楠本 唯陽4178105シーカラグビーアカデミー→熊野
19Re.能勢 涼太郎1197100猪名川中→川西北陵
20Re.篠原 謙太朗317590帆柱ヤングラガーズ→東海大福岡
21Re.福山 太陽317381大池中→滋賀学園
22Re.嶋 竜輝217686石切中→日本航空石川
23Re.石川 泰匠416878大阪RS→関大北陽
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR宮田 悠暉3176105広島大学付属東雲中→広島工業
2HO谷口 永遠4173102大池中→関大北陽
3PR杉木 悠真4180106高槻RS→光泉カトリック
4LOナイバルワガ セタ4187100将軍野中→秋田工業
5LO渡邉 完徒218298前橋RS→明和県央
6FL鄭 兆毅3185105正徳中→竹圍
FL照井 悠一郎416993住道中→天理
8NO.8パトリック・ヴァカタ2189115トンガカレッジアテレ→日本航空石川
9SH北條 拓郎317275南信州JrRS→天理
10SO福本 優斗317184八尾RS→上宮太子
11WTB津野 来真417085喜連中→天理
12CTB堀田 恒司417985大桐中→東海大大阪仰星
13CTB上野 颯汰218087関RS→関商工
14WTBマナセ・ハビリ3175101トゥポウカレッジ→高知中央
15FB樋口 昇吾117077柴島中→天理
16Re.寺西 翔生217096東生野中→常翔学園
17Re.三木 陽平417097大飯中→若狭
18Re.奈良 真弥3180106天王南中→秋田工業
19Re.韮沢 陽斗4186106石巻山下中→石巻工業
20Re.関口 大輔217296南信州JrRS→天理
21Re.藤原 健之朗216768ノーサイドRS→日本航空石川
22Re.ナイバルワガ トマシ217985将軍野中→秋田工業
23Re.佐藤 歓417281岩室中→新潟工業

マッチレポート

今節より昨季上位4チーム同士、下位4チーム同士の試合となる第5節。
ほぼ無風、時折、西から、東から穏やかな風が吹く宝ヶ池公園球技場、第1試合は、現在1位の天理大学(勝ち点20)でと、大学選手権に向けて負けられない、春季トーナメント3位の近畿大学(勝ち点10)の試合。

試合は、電光掲示板を背に西から攻める、天理大のキックオフで始まった。

相手陣で試合を進めたいロングキックの蹴り合いのち、天理大は、自陣10m外側左の近大のラインアウトからの攻撃をターンオーバーすると、近大のオフサイド(ペナルティー)からキックで前進。
天理大は、相手陣22m内側右のラインアウトからラックを形成、ラックサイドを攻め、ゴール5m前まで迫るも近大の粘り強いディフェンスに、天理大オーバーザートップ(ペナルティー)、前半7分すぎのチャンスを活かせない。

近大は、このペナルティーからキックで前進、自陣10m内側右のラインアウトの1次攻撃で⑭植田がスペースを突き、裏へ抜けると相手陣22m内側へ、ラック形成からの次のフェーズで近大のグラバーキック、天理大はボールをインゴールへ持ち込みダウンボールとし、キャリーバックとなる。

近大は、このファーストスクラムで優位に立つ。天理大は3度のヘッドアップ(ペナルティー)で③杉本がシンビン。近大が、さらに優位に進めるかと思われた次のスクラムで、コラプシング(ペナルティー)、前半11分すぎから約7分間のゴール前のチャンスを活かせない。

天理大は、その後のロングキックの蹴り合いのち、50:22で相手陣22m内側へ入り、ラインアウトからゴール前5mへ迫るもノックオン。
両チーム、ハンドリングエラーとペナルティーで決定機が生まれない。

前半唯一の得点は、天理大。前半34分、天理大は、相手陣22m外側右タッチラインから左へ展開、22m内側中央での近大のホールディング(ペナルティー)から、ペナルティーキックを選択し、⑩福本が決め、3-0とした。

緩やかな西から東の風が続くようになり、風上から近大のキックオフで後半が始まると、前半同様、両チーム、ペナルティー、スローフォワード、ノックオンとミスの多い展開となる。

試合が動いたのは、前半8分。
天理大は、自陣10m内側左での近大ラインアウトでのスローイングミスのボールをダイレクトに⑨北條がキャッチすると、相手陣22m内側左タッチライン沿いへキック。

近大は50:22を嫌い、タッチライン外へ出そうなボールを無理な体勢から内側へ返すと、転がりかけたボールに合わせ、ワンバウンドでキャッチしたのは天理大⑧パトリック・ヴァカタ。

⑧パトリック・ヴァカタは、ゴール前でタックルを受けながら、サポートで走り込んだ⑨北條へパス、左中間へトライ、⑩福本のゴールも決まり、10-0とリードを拡げる。

その後は、両チームは、ハンドリングエラーとペナルティーの多い試合の流れから抜け出せない。
トライを伺う機会では、両チーム、ディフェンスで踏ん張る。

近大は、天理大にゴール前5mまで攻め込まれるも、近大はディフェンスで22m近くまで押し返し、天理大はオフザゲート(ペナルティー)、攻撃の芽を摘む。

一方、天理大も、近大のラインアウトからの展開のなかで、近大⑦岩本がゴール左隅を狙ったランを二人がかりであと1mのところでタッチライン外へ引きずり出す。

試合は、10-0のまま、フルタイム。

天理大は全国大学選手権へ出場を決めるが課題の残る試合、近大はディフェンスが光ったが大学選手権への出場が断たれる試合となった。

プレイヤーオブザマッチは、天理大学⑥鄭選手が選ばれた。

会見レポート

近畿大学
神本健司監督

天理大学さんのフィジカルの強いプレーに対して引かないということをテーマとして、そしてこちらの強みであるセットプレー、特にスクラムでプレッシャーをかけていこうとゲームに入りました。ゲームの入りはこちらの思うとおりに進められましたが、相手がシンビンで14人になったところで取り切れなかったのが大きな敗因だと思います。
学生は80分間通して今までやってきたことを体現してくれて本当に誇りに思います。大学選手権の道は途絶えましたが、2試合残っていますので修正しつつ、来年につながるゲームを見せたいと思います。

中村健志キャプテン
天理大学さんの強いプレーヤーに対して引かないことと、強みであるスペースにボールを運ぶアタックのところをしっかり準備してのぞみました。デフェンスではいいところが出てよかったのですが、反則を重ねて得点されてしまい、またいいアタックもできたのですが取り切ることができませんでした。この試合に勝って選手権出場に望みをつなげたかったのですが負けてしまい悔しい思いでいっぱいです。

Q.デフェンスは非常によかったですが、どんな練習をしたのか?
中村キャプテン

天理大学さんのアタックをしっかり止めないと、自分たちの流れに持ってこれないということで、しっかり体を張って15人でつながってデフェンスするところにフォーカスして練習しました。

Q.後半の最後でのPKの場面でショットで3点をとって勝ち点を狙うという選択は?
中村キャプテン

選手権がかかっていたので、何とかトライをとってせめて同点に持っていきたかったので、PGの3点という選択肢はありませんでした。

Q.得点を取り切れなかった原因は?
神本監督

準備をしてきたアタックで何度か外でゲインを切れているところがあったのですが、そこから右に振るのか左に振るのか判断のミスで相手にデフェンスされるという状況になってしまったところと、細かなミスで勢いに乗って行けなかったので、そこがなければ展開は変わっていたのかなと思います。


天理大学
小松節夫監督

前節の近畿大学さんは関西大学さんといいゲームをしており、いいチームだなと思いながらうちはうちらしくしっかり戦おうと思っていました。予想通り接点の強さだとか、粘り強さだとかいいチームでした。うちは点差を広げるべきところでミスしたために僅差のゲームになってしまいました。点数を取られなかったところと、次の試合を前に課題をいただいたのでしっかりと練習して次のゲームにのぞみたいと思います。

照井悠一郎キャプテン
今日の近畿大学戦は敵陣に入ってゴール前チャンスの場面で自分たちの強みを出せずにトライをとり切れなかったシーンがいくつかあるので、自分たちがこだわっている部分をしっかり出さないと次の京都産業大学戦はもっとしんどいゲームになるお思います。そこをしっかりやっていきます。

Q.去年の開幕戦で近畿大学に敗れたがその辺の思いは今日はあったのか?
小松監督

去年はちょっとうちは元気がなくてやられたなというところがあったので、今日の試合前はメンタルのところとか、チーム全体の勢いをなくさないように、ミスがあっても元気出していこうと送り出しました。
アタックはよくなかったですけど、デフェンスで簡単に取られずに粘ったあたりが良かったです、1本取られていると近畿大学さんは乗ってくるので、そうなると浮足立ったかなと思います。

Q.選手権出場が決まったが?
照井キャプテン

目標である日本一にを達成するためには選手権出場は絶対条件ですが、去年6年ぶりに関西で優勝できなかったので、選手権が決まって油断せず次の京都産業大学さん、同志社大学さんとの試合に向けていい準備をしたいと思います。

Q.京都産業大学についてどのように思っているか?
照井キャプテン

去年は負けていますし、春は同点でした。お互いに強み弱みがわかっているので、しっかり戦って勝ち切りたいと思います。

小松監督
一言でいえば強いなと思いますし、FW,BKのバランスもとれているし、日本一を狙えるレベルだと思います。うちはチャレンジャーとしてのぞみます。


フォトギャラリー

■KRPU 萩原康夫


■KRPU 渡辺隆夫

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