8月26日(月)午前10時、今週末31日(土)に始まる2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグプレスカンファレンスが、今年も関西ラグビー発祥の地、下鴨神社参集殿に、多くの報道陣を集めて行われました。
関西ラグビーフットボール協会 坂田好弘会長の挨拶に始まり、中尾晃大学委員会委員長のAリーグ概要説明と続き、最後は、8大学の監督、キャプテンに今シーズンにかける抱負を語ってもらいました。
その後、場所を、糺の森 雑太社に移し、坂田会長、各大学キャプテン8名による安全祈願を行った後、再び参集殿に戻り、アフターファンクション形式で、監督・コーチ、キャプテンに報道陣のインタビューなどに対応してもらい、正午過ぎに無事終了しました。
坂田好弘会長
本日はお集りいただき本当にありがとうございます。会長職について7シーズン目に入りますが、会長として最初に思ったことは、大学を何とか強くしたいという事でした。それがここ3シーズンはかなり力がついてきたと思います。大学リーグ自体もニュージーランドとの交流を継続的に行っており、今年も3月末から2度目のニュージーランド遠征を行いました。成績は2敗でしたが、ひたむきさやがんばりを通して、選手が関西ワンチームとしての一体感をみせてくれたことは大きな成果だと思っています。
今シーズンは、昨シーズン天理大学が準優勝してくれたおかげで、大学選手権に4チームが出場できることは大きなチャンスだと思っていますし、関東が関西の力を認めるシーズンになるのではないかと思います。
今年はワールドカップが開催されます。当然ラグビーへの注目度が大きい中、それに先だって関西大学リーグが開幕します。各大学がすばらしい試合をしていくことで、また報道陣の皆様に大きく取り上げていただく事で、多いに盛り上がっていくと思います。どうかよろしくお願いします。
新たな取り組みとして、今までに実施していない会場でAリーグを開催します。是非その試合をその地域の方々に観戦いただき、大学Aリーグを実感していただきたいと思います。
最後になりますが、今年もムロオさんに冠を引き受けていただきました。またムロオさんだけでなく、たくさんのスポンサーに関西のラグビーを応援していただいています。良い成果をあげることで、皆様へ御礼したいと思います。
中尾晃大学委員長
例年通り8チームの総当たり戦となりますが今年はワールドカップがありますので、8月31日(土)から第1節が始まり第3節まで行います。その後ワールドカップを挟んで、第4節を11月4日(月、祝)に再開し、最終第7節を11月30日(土)に終了します。
その後の大学選手権は、昨年の天理大学の準優勝によって、関西4チーム、関東対抗戦4チーム、リーグ戦3チーム、その他地域3チームの14チームの出場となり、11月24日(日)から開始します。
今年の関西Aリーグは、天理大学、京都産業大学をはじめとして、セットプレーの攻防がキーポイントになると思います。また開幕が早いという事で、暑い中をどう乗り切るかということも大事になってきます。ワールドカップ開催の年を関西からしっかり盛り上げられるように、選手たちはしっかりがんばってくれると思います。
天理大学
小松節夫監督
昨シーズンは明治に負け目標を達成できず悔しい思いをしましたが、関西の力はあがっていることを証明できたと思っています。
春から合宿にかけて関東と試合をしましたが、関西のセットプレーは関東に通用すると思います。
関東はこれからのリーグ戦を戦いながらレベルアップしてくるので、関西も戦いながら強くなっていくようなリーグになればよいと思います。
今年のリーグもしっかり良い準備をして戦っていきたいと思います。
岡山仙治キャプテン
昨年の悔しさを糧に、関西Aリーグを通じて試合を重ねる毎にレベルアップをしたいと思います。まずは関西Aリーグで優勝し、大学選手権に出場できるように頑張ります。
京都産業大学
元木由紀夫ヘッドコーチ
昨日、菅平より戻ってきました。(菅平で)2試合しましたが、今年は特にFWの仕上がりが良いです。あとはBKの得点力、全体のディフェンス力を上げていきたい。チームとしてはまだまだ甘いところがあるが、伊藤キャプテンにしっかり引っ張ってもらいたい。今年は大西先生が最後になりますので、必ず胴上げしたいと思います。
伊藤鐘平キャプテン
目標は日本一。そのために関西Aリーグを一戦一戦全力で戦ってチーム力を一戦一戦上げていきたい。また、大西先生の胴上げを必ず達成したい。
同志社大学
萩井好次監督
夏合宿は北見で行った。北見では法政、東海大学と試合しましたが、その中でいろいろな課題が見つけられて良い合宿でした。ここ2年良い結果を残せていないので、今年はチャレンジャーとして一戦一戦戦っていきます。まずは開幕戦の摂南大学戦に向けて残り1週間良い準備をしたいと思います。
山本雄貴キャプテン
同志社大学の形を試合でできれば必ず勝てると信じています。一戦一戦その形を出して、日本一に向けて頑張っていきたいと思います。
立命館大学
中林正一監督
立命館大学ラグビー部は今年創部90周年を迎えます。その記念の年に関西Aリーグ優勝、大学選手権で良い結果を残したい。春の終盤からディフェンスを中心に状態は良くなっています。立命館はディフェンスからリズムを作っていきますので、大崩れはしないと考えていますが、関西は各チームとも力があると思います。まず開幕戦の近畿大学戦に向けてキャプテン中心に全力を尽くしたいと思います。
片岡涼亮キャプテン
今年は、まず関西Aリーグで良い準備をして結果を出していきたいと思います。自分達がラグビーをできているのは立命館大学ラグビーに関わってくれている人のおかげだと思いますので、結果で恩返しできるようにしたいと思います。
近畿大学
神本健司ディレクター
春のトーナメント戦は5位となりましたが、目標については成果もあったが課題もありました。夏は、日大と試合をしたが、ディフェンス面などで課題が残りました。開幕戦は好調の立命館大学なので、開幕をどう乗り切るかがKEYになると思います。チーム力はまだ80%位なのでこの1週間で100%に近づけて開幕戦で勢いに乗りたいと思います。注目選手は、大学チームは4年生のチームだと思いますので、キャプテンを中心とした4年生です。
川添公康キャプテン
目標は関西制覇です。それに向かってチーム一丸で戦いたいと思います。また日頃からお世話になっている方々に勝利で恩返ししたいと思います。
摂南大学
内部明彦コーチ
この春シーズンは波が激しいチームでしたので、良い時悪い時の差を縮めるように日々努力しています。注目選手は、摂南と言えば留学生を頭に浮かばれると思いますが、キャプテンを中心として他のメンバーのひたむきなプレーが、結果として留学生を目立たせることにつながると思います。これが最大の目標である大学選手権出場にもつながると思っています。そのためにも開幕戦の同志社大学戦で、スローガンである雑草のごとくひたむきに、100%以上の力を出し切りたいと思います。
瀬戸伊織キャプテン
今年は得意とするアタッキングラグビーで、目標である大学選手権出場に向けて一戦一戦戦っていきたいと思います。
関西学院大学
張泰堉コーチ
目標は日本一、スローガンはグリッドを掲げてスタートしました。春は7位と悔しい結果となりましたが、ディフェンスとブレークダウンを重点に取り組んで来ました。また長年の課題であったセットプレー特にスクラムを強化してきました。関西のチームのスクラムはまだまだ強いと思いますが、開幕戦の京都産業大学戦に全力を尽くします。
原口浩明キャプテン
春シーズンは結果が出ずチーム状態も良くなかったのですが、合宿や試合を重ねるにつれて良くなってきました。ハードワークを通じて自信もついてきたので、まず開幕戦の京都産業大学戦で100%力を出し切れるようにがんばります。
大阪体育大学
井上正幸ヘッドコーチ
今シーズンは、ポッド戦術を進化させ、ひたむきなディフェンスで、目標である大学選手権出場を果たしたいと思います。
山下真之介キャプテン
目標は大学選手権出場です。春シーズンの結果からみれば遠い目標ですが、負けの悔しさがあって、今は修正にむけて良い準備が出来ています。試合をする毎に成長できるチームになりたいと思います。