関西大学Aリーグ 第6節
2014年11月22日(土) 14:00キックオフ グラウンド:近鉄花園ラグビー場 入場者数:1344人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:四辻順一朗 アシスタントレフリー:新久飛鳥 東野竜平 谷之口尚大 |
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大阪体育大学 | 摂南大学 | |||
22 | FULL TIME | 28 | ||
15 | 前半 | 21 | ||
7 | 後半 | 7 | ||
詳細(PDF) |
◎マッチサマリー
関西大学Aリーグも第6節を迎えるとリーグの上位チームと下位チームとがはっきりと分かれてくる、下位に属して未だに勝利のない大阪体育大学と摂南大学は何としても1勝を挙げたいところ。試合は、11月下旬にしては、少し汗ばむような快晴の下、摂南大学のキックオフで開始された。
先制したのは摂南で10分に相手のノットロールアウエイの反則から得たPKを蹴り出した後、ラインアウトモールから⑧トプイが角度をつけて走り込んできた⑦ラウタイミにパスし、ラウタイミそのまま走り切ってトライ、Gも決まり0-7とする。摂南は、この後も⑧トプイ、⑨岡田と⑦ラウタイミとの連携が冴え、2トライ・ゴールを加え、前半で21得点を挙げる。
これに対し体大は、17分にペナルティーのタップキックから攻込んでの⑥荒田のトライ、31分にラックから右に展開し⑩門田が大外の⑭松阪にパスを飛ばして得たトライの2トライを挙げると、さらに36分には、摂南がペナルティー後にボールを蹴る無用の反則を犯してG前20mまで罰退を受けると⑩門田がすかさずPGを決め、15-21と1トライ・ゴール差圏内まで詰めて前半を終える。
後半は、摂南優勢の内に試合が進むが、共にトライラインを割ることができないまま時間が過ぎ、ようやく29分相手のパスミス・ノックオンのボールを摂南⑭藤井が拾いそのままトライ、15-28と点差を拡げる。しかし、ここから体大が優勢なFWの勢いを駆って攻め続ける、そして、39分、相手反則で得たラインアウトから仕掛け、フランカーに替った⑳岡居が飛込み、22-28と再び6点差まで追い上げる。
この後も体大は、相手が反則を重ねるのに乗じてパワープレイで攻め続けるが、終了直前には相手シンビンによりスクラムがノンコンテストとなるなど、最後まで攻め切ることができず、遂にノックオンを犯し、ノーサイド。大阪体育大学は、優勢なFWの力を活かしきることができず、悔しい敗戦を喫した。一方、貴重な勝利を薄氷の思いで得た摂南大学ではあったが、反則数が20を超え先週に引き続いてディシプリンが課題であることを示した。
MOMには摂南大⑨岡田章典が選ばれた。
(記事:村島博 写真:小巻真司)