第7節の見どころ
11月27日(日) @大阪・鶴見緑地
12:00K.O. 近畿大学 vs. 関西学院
14:00K.O. 摂南大学 vs. 京都産業
関西リーグもいよいよ最終節を迎える。第1試合は近畿大学と関西学院大学との一戦。
近畿大学は前節、京都産業大学との大学選手権を賭けたゲームで、京都産業大学の強力なセットプレーを止められず、悔しい敗戦となった。しかしながら、エリアマネジメントに長けたBK陣と、まとまりのあるFW陣は健在で、この試合も敵陣奥深くでラグビーをしたい。
一方、前節、惜しくも摂南大学に屈した関西学院大学。セットプレーの安定は課題ではあるが、この部分以外は、規律良くテンポのよいラグビーで本来の力を発揮しつつある。未だ入替戦の可能性があるだけに、なんとしても勝利をたぐりよせたいところだろう。ラストゲーム。4回生の意地にも注目したい。
最終節第2試合は、入替戦を回避したい摂南大学とすでに全国大学選手権大会の出場権を手中に収めた京都産業大学との相対する一戦。
摂南大学は前節、負ければ入替戦が確定する状況下で関西学院大学に僅差で勝利した。外国人留学生の活躍が光ったが、FWも献身的にブレイクダウンへ体を入れ込み、アグレッシブなATを継続する戦い方が印象的であった。
一方の京都産業大学は前節、近畿大学に対して、ほぼ完璧なゲームプランで勝利した。FWのセットプレーから相手を崩し、速いBK3が仕留めにかかる。大学選手権へ向けて、自分たちの強みを出し切って勝利したいのではないだろうか。すべてを出し尽くした好ゲームを期待したい。
関西大学ラグビーリーグ委員 桑原久佳