トップウェストAリーグ 2ndステージ 第3節
JR西日本 VS. 大阪ガス
2016年11月26日(土) 12:00キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場 | ||||
JR西日本 | 大阪ガス | |||
24 | FULL TIME | 29 | ||
10 | 前半 | 19 | ||
14 | 後半 | 10 | ||
勝点 1 |
詳細 (PDF) |
勝点 4 |
マッチレポート
トップウエストAリーグはいよいよ最終節。
リーグ戦の順位を決める一戦は、今シーズン初めての花園第1グラウンドで行われた。
来シーズンは「(仮称)トップチャレンジリーグ」創設のため、このリーグ戦では下位リーグとの入れ替え戦はない。しかし、お互い1つでも上の順位でシーズンを終え、来シーズンに向け弾みをつけたいところである。
試合前とハーフタイムには「JUMPS」がチアパフォーマンスを披露。グラウンドに集った熱心なラグビーファン約900人を、大いに盛り上げてくれた。
JR西日本、11番橋本篤輝のKOで試合が始まった。
先手を取ったのは大阪ガス。3分、相手G前5m左ラインアウトからラックを形成。そのまま押し込み、11番橋本が左中間にトライ。自身のGも成功し、7-0と幸先良く先制した。
しかし、JR西日本も負けていない。10分、相手G前10m右ラインアウトからモールを形成すると、左に展開。10番西村厚輝が蹴った絶妙のキックパスを11番橋本がダイレクトキャッチしさらに左へ。パスを受けた15番神田達可が左隅にトライを決めた。11番橋本のGは不成功で7-5。
このあたりからJR西日本はリズムに乗った攻撃みせる。一方、大阪ガスも好ディフェンスで対抗。
18分、JR西日本は相手G直前右ラックから3番間原健士郎が右隅にトライを決め(G不成功)、7-10と逆転。
その後はお互いのディフェンスが機能し、キックの多い展開になった。
31分、大阪ガスはG直前右中間ラックから1番中野大地が持ち込みトライ。38分にもラックサイドを前をよく見ていた9番石塚雄大がトライを決め、前半は19-10と大阪ガスリードで終えた。
後半が始まると相手陣で試合を進め、9分にはPGのチャンスを得た大阪ガスだったが、失敗。
一方JR西日本は相手G前20m右中間での相手キックをチャージし、最後は10番西村厚輝が中央にトライ。G成功で19-17と詰め寄る。
21分には、大阪ガスが相手G前5m左中間でノットロールアウエイの反則。JR西日本はスクラムを選択すると、そこからNo8中村優樹が持ち出し、中央にトライ(G成功)。ついに19-24と逆転に成功した。
試合のゆくへはJR西日本に傾いたかに思われた。
しかし、粘り強く攻める大阪ガス。24分、相手22mL中央のラックから右へ展開し、最後は12番福本一博が中央にトライを決める。Gも成功して26-24に。再度試合をひっくり返した。
その後、両チーム必死の攻防の中、大阪ガスはロスタイムでのPGを成功させ29-24。3転4転した試合に終止符を打った。
大阪ガスが勝利したものの、1stステージのアドバンテージポイントが響き、最終順位は変わらずJR西日本4位、大阪ガス5位、ユニチカ6位でリーグ戦全日程を終了した。
両チームとも攻撃、防御ですばらしいプレーが見られた。来期の活躍に期待したい。
(記事:丸井康充)