平成28年10月15日(土)、マイクロCUPから始まって11回目となります。今回もCanterburyが支援に参画していただき、「SEINANラグビーマガジンCUP関西ミニ・ラグビー交流大会2016 Supported by Canterbury」として、大阪府堺市にある日本有数の施設規模を誇る、グラウンド、J-GREEN堺で本年度も大会を盛大に開催することができました。今回は天気に悩まされることなく、最高のグラウンドコンディションでの大会となりました。皆様の支援の下おかげさまで無事、大きなけがをした選手もなく全日程を終了することがきました。
ブラジルでは8月に、日本中を興奮の渦に巻込んだリオ・オリンピックが開催され7人制ラグビー男女日本代表は頑張ってくれました。特に男子は昨年のイングランドワールドカップの再現とも思われる番狂わせを起こしました。あのニュージーランドに勝ち決勝トーナメントに勝ち上がり見事4位という素晴らしい成績を残しました。この勇気ある成績を追い風にして、始まった今大会でもありました。
子供たちの間でラグビー熱が高まれば未来のスパー選手が生まれるかもしれません。期待が膨らむばかりです。
さて、今年は過去最高の65チームが応募してくださり、残念ながら抽選でこの大会に参加できなかったチームもありました。誠に申し訳ありませんでした。今回も前回開催と同様の60チームで行ないました。関西協会に所属の西は山口県から四国・近畿・東海の静岡県・北は北陸地区の石川県まで16府県から参加のミニ・ラグビー選手が昨年よりも29名もの増で1023人、プラス選手たちの応援に駆けつけていただいた多くの保護者、チーム関係者を合わせますと約3000人以上の人たちが集まった。マガジンCUP始まって以来とますます膨れ上がる立派な大会と成長してきた関西の大会となりました。
大所帯ながらも1日だけの開催で、大変ハードスケジュールで選手も役員も親御さんも大変あわただしい大会となりましたが、見事に整備された人口芝グランドを今年は例年より1面増やし、3面使用で5コート、1ブロック4チームで15ブロックに分かれて12クール、各チームが11分ハーフの試合を2試合戦い、全試合で60試合という役員にとってはまたまたご苦労を掛け、今までより広くなった分、行動範囲が多くなった分大変ハードで疲労を残す大会となりました。その反面、試合で子供たちが日頃の練習の成果を存分に発揮してくれる姿を拝見していると嬉しさと感動で胸を熱くする場面も多く有り、大変喜ばしい大会となりました。
今年は例年にない天候に恵まれ、寒さよりも暑さ対策が必要なぐらいの中で、毎年のことながら各スクールとも日頃の練習の成果を十分に発揮したチーム、出来無かって悔しがって泣いている、少し落ち込んでいるチーム、思いはさまざまでありますが、白熱のある充実した試合を繰り広げてくれました。中学生・高校生のお兄ちゃんたち顔負けの華麗なサインプレーを綺麗に決めてのトライ、キックパスを入れてと多彩なプレー、個人プレーでは体格的に小さな選手が大きな相手選手にひるむことなく立ち向かう姿は、まるでワールドカップやリオ・オリンピックを見ているようでした。チームワークで取った素晴らしいトライも多く見られましたし、保護者、指導者、応援の方々からは、熱い戦いを繰り広げているミニ・ラガーマン(メン)たちに大きな声援や拍手を送っておられたのが暖かな光景として脳裏に焼きついております。
毎年思うのですが女子選手がかなり増えていて、チームでの重要な選手としての認識のもとプレーされており将来の日本女子ラグビーに大きな期待と喜びを覚えました。プレーも男子に負けないスキルで行っている事にさらに感動を覚えました。また、その姿,姿勢を拝見しているとこの子らに将来の活躍の場、中学、高校、大学、社会人での受皿が少なすぎるということです。ラグビーを出来る環境を与えてあげられるかがこれからの日本女子ラグビーの問題だと思います。いろいろな大会等を重ねていくたびに重く痛感しております。
今大会も個々のレベルの向上、さらに各チーム(スクール)のレベルの向上をひしひしと実感しつつ試合を見入っておりましたが、ミスマッチゲーム(100点ゲームは1試合)が在りましたが、各府県全体のレベルは多少の違いはありますがある程度平均してきたように見受けられました。この大会による成果が出てきている証でもあり、ここに携わっていただいている各関係者の努力の成果だと感謝しております。今後も引き続き低下させることの無いよう、更なる技術力向上と環境の整備を合わせて邁進したいです。また、他競技以上に指導者のマナー向上も改めて願うところであります。
日本で開催されるワールドCUPと東京オリンピックには間に合いませんが将来の日本代表となって活躍する選手にと期待をしております。
最後に本大会、運営にご協力、ご尽力いただいた協会及び各府県の役員の皆さん、ラグビーマガジンの関係者、関西協会普及育成委員の皆様方には大変お世話になり有難うございました。感謝申し上げます。 今後ともよろしくお願いします。
関西ラグビーフットボール協会普及育成委員会
U12小学生部門長 石田 克明
結果
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