関西大学 VS. 近畿大学
2016年10月2日(日) 12:00キックオフ グラウンド:東大阪市花園ラグビー場第2グラウンド 入場者数:3,430人 天候:晴れ/無風 | ||||
レフリー:立川誠道(日本協会A1) アシスタントレフリー:加藤真也(日本協会A1) / 真鍋翔太(関西協会) / 八木聖也(関西協会) ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:近畿大学 14山崎圭介 |
||||
関西大学 | 近畿大学 | |||
21 | FULL TIME | 24 | ||
7 | 前半 | 19 | ||
14 | 後半 | 5 | ||
詳細(PDF) |
マッチレポート
真夏を思わせるような秋晴れのもと、第2節第1試合が開始された。
初戦でテンポのよい攻めで立命館大学を下した近畿大学が、この試合も13分、24分とラックを制しトライを重ね、ゴールもSO喜連航平が安定したキックで決めて0-14とリードし、前半の試合の流れを支配する。
中盤まで攻めあぐねていた関西大学は終盤の35分、ゴール直前中央ラックから右FL二上弘務が持ちだし中央にトライ。FB竹中太一がゴールを決め7-14と追いすがる。しかし、前半終了間際の38分、近畿大はゴール直前左中間ラックから右へSH→SO→右WTB主将、山崎圭介と繋ぎ右中間トライ。ゴール不成功で7-19で前半が終わった。
後半、関西大は自チームのリズムで試合を進められなかった前半を覆すよう、猛暑で足の動きが止まり始めた近畿大を圧倒するプレーが出始める。9分、関西大はゴール直前右中間ラックから、右FL二上が持ち出しこの試合2本目のトライを決めた。FB竹中がゴールも決め14-19。試合の行方はわからなくなた。
さらに関西大は21分にゴール直前左中間ラックから、左LO中野広平が左サイドを突き左中間トライしついに同点。FB竹中がゴールも決め21-19と逆転に成功した。
この後、ウォーターブレイクを挟むが、両チームとも体力が消耗した様相で、ふくらはぎに痙攣を起こすプレヤーが目立ち、プレーが中断するようになる。このまま試合終了まで関西大が逃げ切り、初勝利かと思われたが、最後の力を振り絞ったのは近畿大。
ロスタイムの41分、ゴール前20m右ラインアウトモールをゴール前まで押し込み、最後は右WTB山崎が右隅に飛び込み、劇的な再逆転のトライ。21-24でノーサイドの笛が響いた。
近畿大学が関西大学の猛追を抑え、熱い戦いを薄氷の勝利で納め2連勝。関西大学は殻を破ったような後半の追い上げに、次節の勝利に期待したい。
マン・オブ・ザ・マッチには、この試合再逆転のトライを決めた近畿大学の右WTB山崎圭介に授与された。
(記事:中村國昭、丸井康充)