11月23日(日) 立命館大学 vs 摂南大学


入場者数:2312人 天候:晴れ/無風
レフリー:飯田 真治(関西協会)
アシスタントレフリー:林 龍太郎(関西協会) / 服部 聖(関西協会) / 栗本 圭祐(関西協会)
立命館大学 摂南大学
49 FULL TIME 31
28 前半 12
21 後半 19
勝点
4-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶立命館大学 12 中村颯汰

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
立命館大学
HC 小寺 亮太
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR髙橋 凜乃介2166100
瀬田北中→東福岡
2HO大本 峻士4174103
菫中→常翔学園
3PR鍋島 孝碩3175108
輝翔館中→東福岡
4LO鈴木 孝昌418197
寄居中→流経大柏
5LO名取 稜太郎3186103
枚方RS→東海大静岡翔洋
6FL榎本 匡志4180100
上小阪中→大阪桐蔭
7FL𠮷川 大智3182100
淀中→関大北陽
8No.8島 正輝4182107
大分RS→大分舞鶴
9SH香山 創祐317675
オルカRS→京都成章
10SO初田 航汰417883
七条中→東山
11WTB御池 蓮二417384
西陵中→東海大大阪仰星
12CTB中村 颯汰417284
吹田RS→大阪桐蔭
13CTB藤原 洋斗418192
瀬田北中→京都成章
14WTB三浦 遼太郎318291
北海道バーバリアンズJrRS→立命館慶祥
15FB久保田 創大217279
ブランビーヤングラガーズ→筑紫
16Re.西野 陽216590
茨田北中→大阪桐蔭
17Re.光野 凉有3175108
立命館中→立命館
18Re.甲斐 匠馬4182108
筑紫丘ラグビーJrRS→東福岡
19Re.生島 拓海318197
草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
20Re.久野 惇也317590
西京極中→洛北
21Re.堀尾 匠史216770
鞘ヶ谷RS→東福岡
22Re.青田 宗久317482
芦屋RS→尾道
23Re.西村 長316886
勧修中→光泉カトリック
※番号白抜きの選手はキャプテンです。
摂南大学
監督 瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR秋本 一喜417396
藤森中→京都工学院
2HO鳥井 一希316590
KCRC→報徳学園
3PR松田 宗也4180105
OTJ RS→仙台育英
4LO神野 康生3187101
田島中→大阪桐蔭
5LOレンズ・モルンガ2193117
マヌレワハイスクール
6FL川北 陽太317187
堺RS→石見智翠館
7FL恩田 慶吾416583
滋賀学園中→滋賀学園
8No.8ヴィリ・モアエテアウ2188118
トンガカレッジ
9SH薬師寺 仁平217678
英田中→大阪桐蔭
10SO村上 剛琉416475
蹉跎中→京都成章
11WTBカストン・マイケルズ416681
アウテニクワスクール
12CTB北口 絃太317882
四條畷中→大商大
13CTB公文 毅京417589
神川中→洛北
14WTB寺西 秀騎417580
名古屋RS→東海大大阪仰星
15FB前田 晃明318184
天理中→天理
16Re.松場 樂217290
広島ラガージュニアRS→城東
17Re.島崎 一星117090
東生野中→天理
18Re.岡村 高雅3182119
意岐部中→布施工科
19Re.中田 優成2182102
長瀬中→天理
20Re.松井 海117588
緑中→常翔学園
21Re.山中 琉生116780
枚岡中→京都成章
22Re.南 琉太郎117277
藤森中→東海大大阪仰星
23Re.ジョシュア・ナレヴィア417490
ウエストパックランドハイスクール
※番号白抜きの選手はキャプテンです。

マッチレポート

関西大学ラグビーAリーグ第6節の最終戦は、風のない秋晴れで17℃の絶好のコンディションの中、現在6位の立命館大学(立命大)に対して現在8位の摂南大学(摂南大)が挑むかたちの一戦となった。両チームともAリーグ残留に向けて負けられない戦いで、特に摂南大は今季初勝利を目指した。

立命大SO⑩初田航汰のキックで試合開始。

試合が動いたのは前半6分。立命大のタッチキックを右サイド30ⅿ付近でキャッチした摂南大が突進、相手陣右22mライン付近の2度目のラックから左オープンに展開し、中央30m付近でパスをもらったWTB⑪カストン・マイケルズが鋭いステップで5人の立命大ディフェンスをかわして走り切り最後はゴール中央にトライ。WTB⑭寺西秀騎のコンバージョンキックも決まり、摂南大が7-0と先制する。

対する立命大は前半11分、相手陣右サイド残り10m付近でのスクラムから摂南大の反則で得たフリーキックから左に展開してFWで突進、3度目のゴール前左中間付近ラックから左サイドをついたFL⑥榎本匡志がトライ。CTB⑫中村颯汰のコンバージョンキックも決まり、立命大が7点を返し、7-7とする。

前半15分、立命大は自陣右中間22m付近のラックからSH⑨香山創祐がハイパントしたボールをWTB⑭三浦遼太郎が後ろにはたき、それをキャッチしたHO②大本峻士が突進してできた自陣22mセンター付近のラックからSH⑨香山CTB⑫中村CTB⑬藤原洋斗が左サイドに素早く展開FB⑮久保田創大が大きくゲインし、最後はセンターライン付近でパスをもらったWTB⑪御池蓮二が50mほど独走してゴール中央にトライ。CTB⑫中村のコンバージョンキックも決まり、立命大が7点を追加し、14-7とする。

対する摂南大は前半23分、自陣左サイド10m付近で立命大のホールディングで得たPKで敵陣左サイド奥に蹴りこむもタッチラインを越えず、立命大に蹴り返されたボールをキャッチした⑩村上剛琉からパスをもらったFB⑮前田晃明が自陣中央10m付近から相手陣左サイド残り15m付近に見事に蹴りだし50:22成功。摂南大ボールのラインアウトからの5フェーズ目、相手陣右中間30m付近のラックからSH⑨薬師寺仁平が左足で蹴りだしたボールが左サイドゴール前で大きくワンバウンド。それをキャッチした立命大FB⑮久保田を摂南大CTB⑬公文毅京WTB⑭寺西がタックル、最後はボールをもぎ取ったWTB⑭寺西が左サイドにトライし、摂南大が12-14に追い上げる。

前半27分、立命大は相手陣右30m付近のラインアウトから左に展開、中央22mライン付近のラックから左に素早く流れるようなオープン攻撃で最後はWTB⑭三浦がゴール左サイドに走り込みトライ。CTB⑫中村のコンバージョンキックも決まり、立命大が21-12とする。

さらに前半37分、立命大は相手陣左10m付近のラインアウトをLO⑤名取稜太郎がキャッチしモールを形成、そこからFW・BK一体となって10mほど押し込んでHO②大本が左中間にトライ、CTB⑫中村のコンバージョンキックも決まり、立命大が28-12と摂南大を突き放して前半を終えた。

後半は摂南大SO⑩村上のキックで試合開始。

後半3分、立命大は自陣残り25m付近のマイボールスクラムから素早く左に展開、素早いパス回しで自陣左サイド45m付近まで戻すと、ラックからWTB⑪御池が大きく突破し相手陣左サイド10mライン付近でラック、そこから右に大きく展開して2度目のラックからSH⑨香山HO②大本SO⑩初田と右につないでCTB⑫中村が右中間にトライ。ゴールも成功し35-12とリードを広げた。

追う摂南大は後半10分、ハーフウエィライン付近からの立命大のキックを、自陣左サイド22mライン付近でキャッチした摂南大BK相手DFをかわしながら自陣中央10mライン付近まで前進すると、ラックからFW・BKが一体となって力強く前進を繰り返し7フェーズ目にCTB⑬公文がラックサイドを抜け出してゴール右にトライ。WTB⑭寺西のコンバージョンキックも決まり、摂南大が19-35と追い上げる。

さらに摂南大は後半18分、相手陣10mライン付近で立命大のハイタックルを誘い、PKで大きく前進。相手陣右残り10mのラインアウトからモールを組んで押し込み、最後はSH⑨薬師寺が右隅へトライ。ゴールは外れたものの 24-35と点差を縮めた。

立命大は後半29分、立命大陣に長く攻め続けた摂南大を懸命のディフェンスでしのいだ立命大はノックオンで得た自陣左サイド22m付近のスクラムから右へ展開しキックを絡めながら前進。摂南大がキックで返すと立命大はキャッチからFW・BK一体となって素早いアタックを継続。最後は相手陣右中間35m付近でパスをもらったFB⑮久保田がゴール右サイドへグラバーキックしてそのままトライ、CTB⑫中村のコンバージョンキックも決まり、立命大が42-24。

後半34分、立命大は相手陣右10mライン付近のスクラムで得たPKから一気にゴール前5m付近まで前進。ラインアウトから左右に揺さぶり、最後はショートパスをもらったWTB⑭三浦がゴール右サイドに飛び込みトライ。CTB⑫中村のコンバージョンキックも決まり7点追加、立命大が49-24と摂南大を突き放す。

ロスタイムに入り、このままでは終われない摂南大は、相手陣左残り10m付近のラインアウトから猛攻。
後半42分、攻め続ける摂南大は相手のオフサイドから得た相手陣中央残り5m付近のPKからNo.8⑧ヴィリ・モアエテアウがそのまま持ち込みトライ、WTB⑭寺西のコンバージョンキックも決まり、摂南大が31-49としたがここで試合終了。

立命大が49-31のスコアで勝利。
この試合のプレイヤーズオブザマッチは、1トライと7本のコンバージョンキックすべて成功し大きく勝利に貢献した、立命大CTB⑫中村颯汰選手が選ばれました。

この結果、立命大は今シーズン2勝目をあげ勝点を9とし、A残留をかけて最終節に挑みます。摂南大はA8位(最下位)が確定、今シーズン初勝利をかけて最終節を戦います。

会見レポート

摂南大学

瀬川 智広監督
勝ち星がない中で、摂南大らしくボールを動かしていこうという意図を持って試合に臨みました。学生達は積極的にボールを動かそうと良い部分もありましたが、立命館大さんのキックをうまく使った攻撃に少し翻弄された部分がありました。
次節最後の試合になりますが、もう一度学生達にラグビーを楽しんでもらいたいと思っていますので、この一週間、卒業して行く4回生を含めてラグビーを楽しみたいと思います。

村上 剛琉キャプテン
前節までは、形とかポッドやシェイプに拘ったアタックばかりになってしまっていて、摂南らしいボールをつなぐラグビーを忘れてしまった所がありました。(前節の)同志社大戦を終えて、ボールをどんどん動かす摂南らしいラグビーをしていこうと(準備を)しました。(今日の試合の)前半はその部分が少ししか出せなくて、相手のリズムになっていましたが、後半の最後は摂南らしいアタックが見えて来ましたので、(最終節の)関西大戦では、最初から摂南らしいアタックが出来るようにしっかり準備したいと思います。

Q、今シーズンを振り返って
瀬川監督
関西で優勝するようなチームになろうという目標を持って、学生達は本当に真面目に真摯に取り組んでくれました。(しかし)結果が出ないとどうしてもネガティブな方向の修正ばかりに目が行ってしまいがちですが、ラグビー人口が減っている中でも、色々な方々の支援を受けて大学までラグビーを続けてくれている中で、勝たなくてはいけないとか、勝つためにという部分に縛られてしまっているような気がしています。私自身、ラグビーに恩返しがしたいと思って、学生達と過ごしています。昨日の立命大さんとジュニア。コルツ戦がありましたが、勝つ部分だけにフォーカスしてしまって、ラグビーを楽しんでいないように感じました。4回生はラグビーを続けられない人が多いのですが、あと数試合しか出来ないという中で、ラグビーの楽しさ、もっと言えば摂南に来てどんどんボールを動かすスタイルが楽しいという事でやって来たのを、もう一度取り返して、次の関大戦、入替戦を楽しめる位にチームを上げて行きたいと思います。

Q、立命館大のキックに悩まされたとの事ですが、試合中、キャプテンはどう感じておられましたか?
村上キャプテン
キックを蹴ってくる事自体は(試合前から)分かっていたのですが、ディフェンスがもっと前に出て、キッカーに選択肢を与えないようにプレッシャーを掛けなくてはいけないのですが、中途半端に出てしまって、裏のスペースをうまく使われたなと感じました。

立命館大学

小寺 亮太ヘッドコーチ
本日はありがとうございました。立命館としては勝点が後1ポイント欲しかったのですが、摂南大の粘り強さに合い、我々自身がもう少し成長できる部分が残ったなと思います。次の試合に向けては、今シーズンを通して成長できた部分を余す事なくゲームで出せるように、来週は今シーズン最高の試合にする為に、最高の準備をしたいと思います。

島 正輝キャプテン
今日は勝ち切るという事が出来てホッとしています。2年前の摂南戦で勝点を気にし過ぎて勝つ事が出来なかったという反省点があったので、そこは(勝つ事が出来て)反省点を活かせたかなと思っています。(試合内容は)良いアタックもあったのですが、ディフェンスの部分、タックルの部分で精度が悪かったので、その点が次の試合に向けての修正点です。

Q、シーズン当初は上手くいかなかった所からどのように立て直して来られましたか。
島キャプテン
最初に立てた目標は、関西制覇というものですが、4連敗した後、4回生で集まって、関西制覇はできないけれども、関西制覇出来る努力量をちゃんとやり切ろうと話をしました。それをチーム全員に話をして、そこから上手く立直ってきたと感じました。

Q、入替戦を回避する為に、最終戦(同志社大戦)に向けての意気込みは。
島キャプテン
入替戦はあまり気にせず、最後の同志社戦を勝ち切るという事にフォーカスしたいと思います。結果的に入替戦を回避出来たらそれで良いと思います。自分達のやりたい事を明確にして(同志社戦の)80分間やり切りたいと思います。

Q、試合を通してキックをうまく使っている印象がありましたが、ゲームプランとしてはどうでしたか
小寺ヘッドコーチ
9番SHに香山創祐を入れていますが、彼のキックに期待して彼のキックで前に出て、三浦遼太郎で競っていくという事を今シーズン磨いて来たのですが、シーズン当初香山が怪我で試合に出られなかったのですが、(復帰して)徐々にゲームの中で出てきた点と、去年まで山下という良いキッカーが居たのですが、彼が卒業したので、今シーズンはバックス全員がキックを蹴れるように練習して来た成果が出てきたと思います。今日も久保田創大が非常に良いキックを裏に蹴ってくれていました。
島キャプテンも言いましたが、立てたプランをやり切る、それを信じてプレーに反映させるというような良いサイクルが生まれおり、選手の成長を感じている所です。


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■KRPU 寺岡佑起

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