9月28日(日) 天理大学 vs 摂南大学

2025年09月28日 14:00 K.O.
遠州灘海浜公園球技場

入場者数:1350人 天候:晴れ時々くもり/微風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:細川 正義(関西協会) / 赤松 魁(関西協会) / 村山 拓仁(関西協会)
天理大学 摂南大学
57 FULL TIME 5
26 前半 5
31 後半 0
勝点
5-0
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 6 アリスター・サウララ

試合映像(ダイジェスト)


メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
天理大学
監督 小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR森 仁之輔4177105
草ケ江YR→東福岡
2HO太安 善明317696
茨田北中→天理
3PR井上 魁3175110
広島ラガーJRS→松山聖陵
4LO大西 一平4182106
吹田RS→東福岡
5LO藤岡 洸雅4180100
姫路工業
6FLアリスター・サウララ2196110
デラセラカレッジ
7FL川越 功喜318090
東生野中→天理
8No.8木下 颯4181100
吹田RS→石見智翠館
9SH朝倉 達弥417175
筑紫丘RCJS→東福岡
10SO上ノ坊 駿介418388
三田RCJr→石見智翠館
11WTBフコフカ・ルカス117995
トゥポウカレッジ→高知中央
12CTB和田 雄翔317585
四日市JRFC→四日市工業
13CTB山田 晟大217885
堺RS→常翔学園
14WTB平松 麟太郎417486
深野中→日新
15FBフィリモネ・サイア318398
トゥポウカレッジ→青森山田
16Re.稲嶺 翔太4172100
大正北中→石見智翠館
17Re.平島 拓真1170102
三田RCJr→石見智翠館
18Re.松本 航大3175108
鞘ヶ谷RS→浮羽究真館
19Re.岡崎 慶喜4180100
大阪RS→石見智翠館
20Re.池田 柾士416795
鯰江中→石見智翠館
21Re.山下 蓮216565
諫早RFC→長崎南山
22Re.安川 和志117380
天理中→天理高校
23Re.大森 柚貴417280
寝屋川市立第三中→摂津
※番号白抜きの選手はキャプテンです。
摂南大学
監督 瀬川 智広
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR秋本 一喜417396
藤森中→京都工学院
2HO三羽 了317093
伊丹RS→報徳学園
3PR門田 雄之助3177108
報徳学園中→報徳学園
4LO中田 優成2182102
長瀬中→天理
5LOレンズ・モルンガ2193117
マヌレワハイスクール
6FLジョシュア・ナレヴィア417490
ウエストパックランドハイスクール
7FL恩田 慶吾416583
滋賀学園中→滋賀学園
8No.8川北 陽太317187
堺RS→石見智翠館
9SH薬師寺 仁平217678
英田中→大阪桐蔭
10SO村上 剛琉416475
蹉跎中→京都成章
11WTBカストン・マイケルズ416681
アウテニクワスクール
12CTB白栄 優太316577
天理西→御所実業
13CTB公文 毅京417589
神川中→洛北
14WTB寺西 秀騎417580
名古屋RS→東海大大阪仰星
15FB前田 晃明318184
天理中→天理
16Re.岡村 高雅3182119
意岐部中→布施工科
17Re.鳥井 一希316590
KCRC→報徳学園
18Re.松田 宗也4180105
OTJ RS→仙台育英
19Re.神野 康生3187101
田島中→大阪桐蔭
20Re.ヴィリ・モアエテアウ2188118
トンガカレッジ
21Re.松井 海117588
緑中→常翔学園
22Re.小谷 剛輝216571
枚方市立第三中→大産大附属
23Re.南 琉太郎117277
藤森中→東海大大阪仰星
※番号白抜きの選手はキャプテンです。

マッチレポート

2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第3節、天理大学と摂南大学の一戦は、遠州灘海浜公園球技場で14:00キックオフ。雲間から強い日差しが差し、気温は29℃超。開幕戦を完封で制した天理大学(以下、天理大)と、今季初勝利を目指す摂南大学(以下、摂南大)が対戦する。キックオフは風上の摂南大から。

天理大はキックオフ直後から攻め込み、左隅へのトライかと思われたがノックフォワード。それでも直後、摂南大自陣5mスクラムで得たペナルティからクイックで継続し、最後はFL⑥アリスター・サウララがゴールポスト中央へトライ。SO⑩上ノ坊駿介のコンバージョンも決まり、7-0と先制する。
前半5分、摂南大は相手のノックフォワードから、相手陣22m中央のスクラムを起点に左へ展開。SH⑨薬師寺仁平からCTB⑫白栄優太、裏へ走り込んだSO⑩村上剛琉を経由し、最後はWTB⑭寺西秀騎がタックルを受けながら左隅にトライ。5点を返して7-5。
以降、暑さの影響もあってノックフォワードやパスミスなどハンドリングエラーが目立つ展開の中、前半19分に天理大。摂南大の自陣22m右付近のラインアウトでノットストレート後、天理大がゴール前でラックサイドを重ね、FL⑥サウララがピック&ゴーで左中間にトライ。SO⑩上ノ坊のキック成功で14-5。
前半26分、相手のペナルティからキックで前進し、相手陣5m左ラインアウトから再び前へ。FWでラックサイドを突き、最後はFL⑥サウララが左隅にこの日3本目のトライ。19-5。
前半35分には、天理大が自陣ハーフウェイ左付近ラインアウトからの攻撃でハイパント。相手陣10m内側でFB⑮フィリモネ・サイアがキャッチし、素早くWTB⑭平松麟太郎へパスして22m内側へ侵入。ラックからSH⑨朝倉達弥No.8⑧木下颯へ供給し、木下がディフェンスのギャップを突いてゴールポスト左にトライ。SO⑩上ノ坊のゴール成功で26-5とし、前半を折り返す。

後半も天理大が先にスコア。インゴールへ持ち込むも摂南大の好ディフェンスでグラウンディングできなかった直後の6分、関西大のゴールラインドロップアウトのボールをFL⑥サウララが相手陣10m右付近でキャッチし、そのままゴール前へ。つないでCTB⑫和田雄翔が右中間にトライ。SO⑩上ノ坊のゴール成功で33-5。
後半10分、相手ゴール前約10m左ラインアウトからフェーズを重ね、ラックサイドで素早くピックしWTB⑪フコフカ・ルカスが右中間へトライ。38-5。
15分、スクラムで優位に立つ天理大は相手陣10m外中央のマイボールスクラムを押し、アドバンテージの中で左へ。SO⑩上ノ坊の内返しを受けたFB⑮サイアが縦に抜け、22m付近でCTB⑫和田へつないで左中間にトライ。ゴールも決まり45-5。
中盤は暑さの影響もあり、ハンドリングエラーが続いて決定機に至らない時間が続く。後半36分、天理大は相手のペナルティから前進し、相手陣22m左ラインアウトからモール。さらにHO⑯稲嶺翔太が持ち出して5mへ。ラックからSH㉑山下蓮SO⑩上ノ坊とつなぎ、オフロードでCTB⑫和田へ。タックルを受けながら左中間にトライ。ゴール成功で52-5。
天理大は交代枠を使い切った後の40分、FL⑥サウララが脚をつって治療で一時退くが、14人でも後半44分に相手陣22m外左スクラムを押し、No.8⑧木下が右へ持ち出してフェーズを重ねる。中央ラックから左へ大きく展開し、WTB⑭平松がスペースを突いてWTB⑪ルカスへつなぎ、左隅にトライ。
天理大が57-5として開幕2連勝を飾った。

天理大は接点の強度とセットプレーの安定を基盤に主導。FL⑥アリスター・サウララが攻守で存在感を示し、プレイヤーズ・オブ・ザ・マッチに選出。

摂南大はディフェンスで粘る場面もあったが、暑さも影響してハンドリングエラーが重なり、攻撃の継続に課題を残した。連覇を狙う天理大は、勝点5を積み上げた。

会見レポート

摂南大学

瀬川智広監督
 本日は、どうもありがとうございました。
 摂南大学としては、2023年のシーズン以来、静岡に招待していただき、素晴らしい宿泊施設やグラウンドコンディションを整えていただいたことに感謝しています。静岡のファンのみなさんに良いラグビーを見せたいという思いで準備してきましたが、天理大学さんの力の前に残念な結果となってしまいました。
 今年のチームは、普段の練習でできていないことが、やはりゲームの中でも出てしまったということです。関西大学Aリーグのチームとして、試合に向けた準備――キックやパスなど基本的なこと――をしっかり積み上げていきたいと思います。

村上剛琉キャプテン
 相手のプレッシャーにビビってしまい前に出られなかった、前回の京都産業大学さんとの試合の反省を踏まえ、今回は相手とのセンターラインの取り合いを意識して練習してきました。
 今日はディフェンスでは、ある程度センターラインより前に出られましたが、アタックは前回同様にプレッシャーで前に出られなかった場面が多かったと思います。今後はディフェンスを継続して磨き、アタックを修正していきたいです。

Q. キャプテンの言う「前節はビビっていた」点について、今日は前進が見られた印象です。監督はどう評価しますか。
瀬川監督
 前進という意味では、今日はワントライを挙げられたことくらいでしょうか。ラグビーはアタックにしてもディフェンスにしても前に出ないと勝てません。今日は、タックル後に圧力に負けて無理に後ろへパスし、ミスが出るシーンが多かった。そうであれば出さなくていいパスです。前へ仕掛けながらパスをつないでいく――その違いを学生がどれだけ理解できるかが一番大事だと思います。相手が強いことは前提として、天理大学さんとの差は、自分たちから仕掛けられていない点。ディフェンスも、前に出る部分を修正したいです。

Q. スクラムは押され、焦ったボール出しからミスもありました。差についてどう見ていますか。
瀬川監督
 スクラムの駆け引きの中で、速い球出しが必要でした。前半は同じタイミングで相手にプレッシャーをかけられたまま出してしまい、後半に少し修正しましたが、最初から「負け前提」のスクラムになっていたことが要因だと思います。

Q. 上手くいかない中での工夫は。
村上キャプテン
 後半は風下になる想定で、キックでエリアを獲り、ディフェンスでプレッシャーをかけて勝負するプランでした。ただ、キックが相手への受け渡しになってしまったので、キック→ディフェンス→アタックの継続を意識して修正しましたが、結果としてやり切れませんでした。

Q. 静岡遠征の感想は。
瀬川監督
 2019年W杯で話題になった「静岡ショック」から6年。当時の日本代表が合宿したグラウンドに呼んでいただき、静岡県協会さんのホスピタリティにも感謝しています。ここ数年、大学選手権に出られていませんが、静岡では前泊して準備し試合をする――大学選手権を見据えた予行演習のつもりで臨んでいます。部員が同じ時間を過ごすことでチームの気持ちも高ぶる。ぜひまた呼んでいただき、次はより良い試合をしたいと思います。
 また、今回は4大学すべてが試合に出ない部員も遠征に来ていたと思います。関西リーグの大学として、今後も静岡県のラグビー発展に寄与したいです。

村上キャプテン
 自分は2023年の静岡遠征時は2年生でした。今回も前泊で臨む機会と、充実した宿泊環境をご用意いただき、ありがたく思いました。


天理大学

小松節夫監督
 本日はどうもありがとうございました。
 今日の試合は、前節に続きプレッシャーをかけ続ける方針でした。前半は風下で我慢の時間帯に、セットプレーから簡単にトライを許した点は反省です。後半は風上で比較的有利になり、キックでエリアを獲る方針で臨みました。ミスは多かったものの、トライを重ねられたのは良かったと思います。今後も毎試合、プレー精度を上げ、シーズン後半に向けてチームを作っていきます。

上ノ坊駿介キャプテン
 前節はゼロ封でしたが、今日は1トライを許してしまいました。ただ、それ以外のディフェンスでは、風下の前半を1トライで我慢できたのは良かったと思います。アタックはトライを決め切れない場面が多かったものの、後半は風を活用してエリアを獲り、取り切る形に修正できたのは収穫でした。

Q. 2戦続けて大量得点。反省点・修正点は。
小松監督
 開幕戦も今日も、修正すべき点は多いです。点が入っていてもチーム全体が上手くいっているとは限りません。ハンドリングエラー、タックル精度、ゲーム運びなど、まだまだ改善が必要です。
上ノ坊キャプテン
 スコアの印象にかかわらず、個人としてもチームとしても修正点はあります。次戦に向けて整えていきます。

Q. ハングリーさを感じる。出場機会への渇望が要因?
上ノ坊キャプテン
 自分たちはチャレンジャーとして臨んでいます。約150人の部員から選ばれた23人で戦う自覚が、ハングリーさにつながっていると思います。

Q. 風の強い会場を想定していたか。実際の影響は。
上ノ坊キャプテン
 過去にも強風下での試合経験があり、今日は前半を風下で耐え、後半は風を上手く使えました。

Q. 静岡遠征の感想は。
小松監督
 天理大学としては初の静岡遠征でした。前泊で臨む機会は大学選手権くらいなので、予行演習として大きな経験になりました。
上ノ坊キャプテン
 良い宿泊施設、美味しい食事をご用意いただき、良い準備ができました。貴重な経験です。


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■甲斐博之(静岡県協会)

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