10月20日(土) ヤマハ発動機 40-36 リコー

ジャパンラグビートップリーグ2018-2019第7節20181020-DSC_0186
ヤマハ発動機 VS リコー

2018年10月20日(土) 14:00キックオフ
グラウンド:万博記念競技場
ヤマハ発動機 リコー
40 36
21 前半 17
19 後半 19
詳細
(TL公式)


会見レポート

リコー
神鳥裕之 監督

勝つことで次のステップにし、リコーの価値を高めるチャンスだったが、勝つことができず残念だった。相手にセーフティーリードを取られる展開になったにもかかわらず、選手たちは必死に食らいついて、トライを取りに行く姿勢や、簡単に相手を安心させないようなゲーム展開を終始作れたのは選手の成長を感じている。プレーオフにはこの悔しさをぶつけて前に進めるように1カ月間準備したい。

濱野大輔 主将
リコーにとって真価を問われる試合だった。前半は自分たちの勢いでいい流れが作れたが、前半の後半から徐々にヤマハのワイドなアタックが勢いづき、自分たちのディフェンスが機能せず、ヤマハを有利にしてしまった。この試合で得られることは多くあったので、ここからプレーオフに向けビルドアップするチャンスがあるので一日一日成長しながらやっていきたい。

20181020RICOH

Q.プレーオフまでの課題は?
神鳥監督 

失点が多くなるような試合は我々の試合ではない。安定的に最低限20点以内に抑えられる戦い方が終始できれば、強みであるディフェンスをキーに戦うことができる。これからレベルの高い相手と戦うことになるので、20点ぐらいをラインに安定的なディフェンスができようになるのがチーム作りのこだわりだ。今日のような相手ペースで40点取られる試合は苦しい。安定したパフォーマンスを出せるようなトレーニングをしていきたい。

Q.前半の後半からディフェンスが悪くなったということだったが、ハーフタイムはどんな声をかけたのか?
神鳥監督

受け身のディフェンスだったので、ラインスピードを上げる、まっすぐスクエアに上げるところを強く話して、選手たちは実行してくれたが、フィジカルの強さのあるヤマハが相手でプレッシャーを受け、思い通りにいかない部分があった。


ヤマハ発動機
清宮克幸 監督

「先手」をキーワードに臨んだが、0-10と先手を取られるスタートだった。終始、先手を取れずに最後までいってしまった。鬼門になるプレーがいくつかって、そこを乗り越えられれば30点差ぐらいはついていた。そこを乗り越えられなかったのはチームの未熟さであり、成長しなければならない部分であることを認識させられた。選手は先手を取ろうとメンタル的な部分では必死になってやったが、煮え切らない試合だった。「そんな試合をしていても勝てる」との見方もあるが、「勝って反省をできるのは幸せなことだ」という試合だった。

堀江恭佑 主将
セットプレーでのハングリーさなど、自分たちのラグビーができなかった。そんな中で1位通過できたのは選手全員の底上げやチーム全体の力も上がっていると感じるが、順位決定戦に向けてもっと成長しないとこのままでは勝てない。反省して次の目標に向かって進みたい。

20181020YAMHA

Q.鬼門になるプレーとは?
清宮監督

相手のミスに乗じて切れなかった。相手のミスキックをダイレクトにタッチに出したり、意図のないポイントを作りに行くプレーなどがあり信じられないプレーばかりだった。

Q.桑野選手の起用は?
清宮監督

代わった桑野が80m取り切ったプレーが今日のキーポイントで、あのプレーでヤマハは勝てた。桑野を入れることでいろんなことが良くなったが、最後のトライを取られたのは桑野のミスであり責任。

Q.リーグ戦7試合を終えてどうだったか?
清宮監督

プレーオフを戦う準備としてはいろいろなことが見えた。1カ月後には強いヤマハをお見せできるのではないか。メンバー的にもいろいろなオプションがあり、新しい選手の使い方や場面に応じた可能性を見ながら7試合戦ってきた。今の戦力でできるものが見えたので、この1カ月でしっかりチームを作っていきたい。

堀江主将
スクラムで成長できる可能性があると感じたし、12月には自分たちの強みを出していかなければ勝てない。

Q.清原選手の評価は?
清宮監督
2年目になりチームが求めているものを理解してきたし、レギラーを自分のものにしたと思う。10番も可能性を見ながら戦ってきたので、それぞれの選手のポテンシャルが見えてきたのでこれでチームを作っていきたい。

(文責:大阪府協会、丸井康充)

フォトギャラリー

撮影者:KRPU 山口勝一