9月28日(日) 同志社大学 vs 関西学院大学

レフリー:廣瀬 亮治(日本協会)
アシスタントレフリー:椿原 歩(関西協会) / 西峰 謙二郎(関西協会) / 田中 大仁(関西協会)
同志社大学 | 関西学院大学 | |||
21 | FULL TIME | 34 | ||
7 | 前半 | 22 | ||
14 | 後半 | 12 | ||
勝点 0-5 詳細(PDF) |
▶関西学院大学 8小林典大
メンバー表(48時間前)
マッチレポート
2025ムロオ関西大学ラグビーAリーグの第2節は、晴れ時々くもり、微風の紀三井寺公園陸上競技場で開催された。
第1試合は同志社大学(以下、同志社)と関西学院大学(以下、関学大)の対戦。
同志社はフィットネス強化と「ラグビーに向き合う姿勢」を貫き、4年ぶりに開幕戦勝利。伝統校を復活させるためにも勝ち点を積み上げたい。
関学大はディフェンス、ブレイクダウン、アタックの精度が良く開幕戦に勝利し、その勢いを継続してこの一戦に臨んだ。
同志社WTB⑭大島泰真キャプテンのキックで試合開始。
10分、最初にチャンスを掴んだのは関学大。ゴール前10m右中間のペナルティから、No.8⑧小林典大がクイックタップで仕掛け、PR①キャプテン中田偲響も押し込み、最後はLO④池辺康太郎が左中間に先制トライ。GKもFB⑮的場天飛が成功し、0-7。
16分、関学大がペナルティからSO⑩阪井優晃がタッチに蹴り出し、ゴール前5m右ラインアウトからHO②田中健太のスローをLO⑤中村翔太がキャッチ。モールを形成し、最後はNo.8⑧小林が左中間にトライ。GK不成功で0-12。
23分、再び関学大。自陣9mでNo.8⑧小林がスティールに成功し、SO⑩阪井がタッチに蹴り出す。ゴール前7m左ラインアウトからモールを押し込み、最後はHO②田中が左中間にトライ。GK不成功で0-17。
同志社もチャンスを作り、トライラインまで攻め込むが得点できない時間が続く。37分、ペナルティからWTB⑭大島がタッチに蹴り出し、ゴール前5m左ラインアウトへ。HO②荒川駿のスローをFL⑦西本龍太がキャッチしてモールを形成し、最後はHO②荒川が左中間にトライ。GKもWTB⑭大島が成功し、7-17。
39分、リスタートのボールを確保した関学大はLO④池辺が持ち込み、右に展開。SH⑨川原太からSO⑩阪井、CTB⑬中俊一朗、CTB⑫下元大誠を経て、FB⑮的場がディフェンスのギャップを突き右隅にトライ。GK不成功で7-22。その後は膠着状態となり、前半終了。

関学大SO⑩阪井のキックで後半開始。
開始1分、関学大が敵陣ゴール前20m左中間スクラムから右に展開。SH⑨川原−SO⑩阪井−CTB⑫下元とつなぎ、死角から角度をつけて走り込んだWTB⑪武藤航生が右中間にトライ。GKもFB⑮的場が成功し、7-29。
20分、関学大が敵陣20m左中間でボールを奪い右に展開。WTB⑪武藤のロングパスを受けた途中出場のWTB㉒原田海人が細かなステップで右中間にトライ。GK不成功で7-34。
同志社も後半に入りリズムを掴み攻め込むが、なかなかトライを奪えず苦戦。43分、ようやくスピードを活かし敵陣ゴール前20m左ラインアウトからパスをつなぎ、最後はWTB⑭大島のパスを受けたCTB⑬森岡蒼良が中央にトライ。GKもWTB⑭大島が成功し、14-34。
46分、再び同志社。ペナルティからWTB⑭大島がタッチに蹴り出し、ゴール前10m左ラインアウトからモールを形成。そのまま押し込み、最後はHO②荒川が左中間にトライ。GKもWTB⑭大島が成功し、21-34と追い上げる。
ロスタイムになっても同志社は攻撃の手を緩めず、トライラインまで迫るが一歩届かずノーサイド。
関学大は堅実なディフェンスで同志社の得意なアタックを防ぎ、34-21で勝利。勝ち点5を獲得した。

POMには、ディフェンスでもアタックでも素晴らしい活躍を見せた関西学院大学No.8⑧小林典大が選ばれた。

会見レポート
同志社大学
永山宜泉監督
我々がやろうとしていたラグビーができず、このような結果になってしまい残念です。もう一度いちから出直して、頑張っていきたいと思います。
大島泰真キャプテン
後半は走ってのアタックができたのですが、それまでに(トライを)取られ過ぎました。(次節以降も)走って勝つという作戦は変わらないので、最初からの60分間をきっちり立て直したいと思います。

Q. 大島キャプテンをウイング(14番)に、上嶋選手をフルバック(15番)に配置した意図は?
永山監督
前半はキックゲームでエリアを取りたいと考え、大島のキックに期待してフルバックに置きました。背番号14番なのは、ダブルスタンドオフとしてアタック面では前に出られ、ディフェンス面では後ろの処理もできるからです。彼に仕事を与え過ぎている面はありますが、それを期待していました。
Q. 後半開始時、フロント以外のFWの入替が多かった意図は?
永山監督
関西学院大学のFWがフィジカルに強いのは分かっていたので、最初の40分で力を出し切ろうと考えていました。結果として関学のFWは足がつるほど出し切っていました。ここは同志社も見習わなくてはならないと感じました。
Q. 自分たちのラグビーがうまくいかなかった一番の要因は?
永山監督
体重が一人当たり5〜6kgほど軽く、フィジカル面では厳しいと見ていましたが、低い姿勢、インパクト、パンチ力では負けないと考えていました。とはいえ、関学の激しいファイトに負けた部分があったと反省しています。
Q. 関学の激しいファイトを、試合中どう感じていたか?
大島キャプテン
正直、破壊されたという感覚でした。我々はディテールにこだわっていますが、それに関係なくフィジカルと重さで上回られました。ここは修正が必要ですし、バックスもサポートできるよう成長しなくてはなりません。
Q. 次節以降の戦い方は?
永山監督
我々はチャレンジャーです。どのチームにもリスペクトを持って向き合います。より強く大きいチームと対峙しますが、この1週間、自分たちのモチベーションやラグビーへの姿勢を見直して、天理大学戦に臨みたいと思います。
関西学院大学
小樋山樹監督
今年の同志社は春からタフな練習を乗り越えてきたと聞いており、今日は間違いなくタフなゲームになると準備してきました。春は同志社に勝たせていただきましたが、その結果に関係なくチャレンジャーとして臨もうと準備し、選手が体現してくれました。
中田偲響キャプテン
春は同志社に勝たせていただきましたが、われわれが春に負けた立命館に(第1節で)勝利できたように、春の結果は関係ないというマインドセットで臨みました。チーム全員がチャレンジャーとして戦えたことが、今日の勝利につながったと思います。

Q. 前半のトライ(FWで3本)は、最初からFW勝負を狙ったのか?
中田キャプテン
結果としてFWのトライが多くなりましたが、FW・BK一体で敵陣に入り、入ったらFWにこだわる、というマインドをセットしていました。FW・BK一体のアタックは関学の武器の一つです。
Q. 今日の内容で、手応えを感じた点は?
小樋山監督
まずFWがハードワークして敵陣に入り、セットプレーを安定させてくれた点です。何より4年生の頑張りが大きく、行動・言葉・姿勢でチームをまとめてくれました。リザーブでは、SOの阪井優晃(2年)が非常に良いパフォーマンスでした。リーグは長丁場でケガもある中、リザーブが頑張ってくれた意味は大きいです。
Q. ディフェンスの手応えは?
小樋山監督
ブレイクダウンはこだわってきました。4年生中心にしっかりファイトしてくれたと思います。同志社にテンポを出されると(後半最後のように)ああいう展開になるので、ファイトし切れたのは良かったです。
フォトギャラリー
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