11月10日(日) 関西学院大学 vs 天理大学


入場者数:人 天候:
レフリー:北村 浩士(日本協会)
アシスタントレフリー:須川 貴也(関西協会) / 山口 明良(関西協会) / 河村 隆史(関西協会)
関西学院大学 天理大学
15 FULL TIME 28
8 前半 7
7 後半 21
勝点
0-4
詳細(PDF)
プレイヤー・オブ・ザ・マッチ
▶天理大学 2 寺西翔生

メンバー表(48時間前)

▶PDFはこちら
 
関西学院大学
監督小樋山 樹
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR大塚 壮二郎2177108芦屋RS→関西学院
HO平生 翔大4174106関西学院中→関西学院
3PR市川 晃己4177111関西学院中→関西学院
4LO堤 保澄4180103洛南中→京都成章
5LO趙 勇来4181110東大阪朝鮮中級→大阪朝鮮
6FL稲垣 直希4178105帆柱ヤングラガーズ→石見智翠館
7FL岸本 拓歩217293三田RS→大阪桐蔭
8NO.8小林 典大3185106上京中→京都成章
9SH川原 大317378鹿児島ジュニアRFC→大分舞鶴
10SO澤田 壮太郎417080北神戸RS→尾道
11WTB中 俊一朗317686東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
12CTB松本 壮馬417386宇摩RS→石見智翠館
13CTB川村 祐太418195北海道バーバリアンズJr→関西学院
14WTB山本 快417786関西学院中→関西学院
15FB武藤 航生317485兵庫県RS→関西学院
16Re.田中 健太2169100草ヶ江ヤングラガーズ→東福岡
17Re.黄 世邏4180110愛知朝鮮中級→中部大春日丘
18Re.小杉 太郎1183112茗溪学園中→茗溪学園
19Re.中村 翔太2187107菫中→大阪桐蔭
20Re.田中 大瑚4176102兵庫県RS→関西学院
21Re.松田 詩悠317074宝塚RS→関西学院
22Re.金正 優作317590郡山中→天理
23Re.的場 天飛317085伊丹RS→石見智翠館
天理大学
監督小松 節夫
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR森 仁之輔3177104草ヶ江YR→東福岡
2HO寺西 翔生417095東生野中→常翔学園
3PR井上 魁2175113広島ラガーJRS→松山聖陵
4LOアリスター・サウララ1196107デラセラカレッジ
5LO渡邉 完徒4182104前橋RS→明和県央
6FL川越 功喜218089東生野中→天理
7FL太安 善明217695茨田北中→天理
8NO.8パトリック・ヴァカタ4189122トンガカレッジアテレ→日本航空石川
9SH朝倉 達弥317173筑紫丘RCJS→東福岡
10SO上ノ坊 駿介318388三田RCJr→石見智翠館
11WTB藤原 竜之丞417072ノーサイドRS→日本航空石川
12CTB山田 晟大117882堺RS→常翔学園
13CTB和田 雄翔217286四日市JRFC→四日市工業
14WTB平松 麟太郎317486深野中→日新
FB筒口 允之417182長崎RS→長崎南山
16Re.稲嶺 翔太3172100大正北中→石見智翠館
17Re.小田 大樹1174115神戸科学技術
18Re.坂本 駿哉3177114薫中→天理
19Re.貴島 健太朗417697上宮太子中→上宮太子
20Re.木下 颯318198吹田RS→石見智翠館
21Re.山下 蓮116562諫早RFC→長崎南山
22Re.中山 敬太317282蹉跎中→石見智翠館
23Re.ナイバルワガ トマシ418091将軍野中→秋田工業

マッチレポート

2024ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第5節の残り2試合は鶴見緑地球技場で開催された。第二試合は晴れ、弱風の中、関西学院大学(以下、関学大)対天理大学(以下、天理大)が対戦。
両校とも開幕から4連勝、苦戦した試合もあったが順当に勝ち進んでいる。
昨年のリーグ戦は天理大が勝利、春季トーナメントでは関学大が勝利しているが、関西制覇に向けて、互いに負けられない一戦。

風上から攻める天理大SO⑩上ノ坊駿介のキックで試合開始。
お互いに負けられない戦いで激しい攻防を繰り返したが、チャンスを活かせず膠着状態が続いた。最初にチャンスを掴んだのは関学大。

21分、オーバーザトップのペナルティからショットを選択し、ゴール前20m中央からSO⑩澤田壮太郎がPGを成功。3—0

25分、関学大がペナルティからCTB⑬川村祐太がタッチに蹴り出し、ゴール前23m左ラインアウトからスロワーHO②キャプテン平生翔大がジャンパーNO8⑧小林典大に投げ入れ、パスを繋ぎSH⑨川原大からSO⑩澤田、CTB⑫松本壮馬からパスを受けたWTB⑭山本快が右中間にトライ、GK不成功。8—0

天理大は再三関学大まで攻め込むがラインアウトミスなどでチャンスを潰し、リズムに乗れない時間帯が続いたが39分、ゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②寺西翔生からジャンパーLO⑤渡邉完徒に渡りモールを形成しサイドを攻め最後はLO④アリスター・サウララが右中間に押し込みトライ、GKもキャプテンFB⑮筒口允之が成功させ、追い上げる。8—7

関学大もゴール前まで攻め込むが得点を奪えず、最後は天理大FB⑮筒口が蹴り出し、8—7と関学大がリードして前半が終了。

風上から攻める関学大SO⑩澤田のキックで後半開始。
後半から勢いよく攻め込んだのは関学大。3分に自陣からフェーズを重ねて敵陣まで攻め込み、最後はNO8⑧小林からパスを受けたWTB⑮山本が走り切り右隅にトライ、GKも難しい角度のキックをSO⑩澤田が成功。15—7

8分、天理大がゴール前5m左ラインアウトからスロワーHO②寺西からジャンパーLO④サワララに渡りモールを形成し最後はHO②寺西が左中間にトライ、GKもFB⑮筒口が成功、追い上げる。15—14

11分、再び天理大が自陣から攻めFB⑮筒口がブレイクし敵陣まで攻め込み最後はSH⑨朝倉達弥からパスを受けたCTB⑬和田雄翔が左中間に逆転トライ、GKもFB⑮筒口が成功。15—21

関学大は天理大の攻めを食い止めるFL⑥稲垣直希のジャッカルから反撃に出たが、分厚いディフェンスに阻まれ得点が決められない。

35分、天理大がノットリリースのペナルティからSO⑩上ノ坊がタッチに蹴り出しゴール前10m左ラインアウトからモールを形成しそのまま押し込み最後はHO②寺西が左中間にトライ、GKもFB⑮筒口が成功させた。15—28

最後まで諦めない関学大は敵陣深くまで攻め込むが天理大SO⑩上ノ坊がタッチに蹴り出し、ノーサイド。
28—15と天理大が勝利。
両校ともにディフェンスが良く、好ゲームだったが、最後は天理大が主導権を握った。
天理大は開幕から5連勝と勝点24を獲得した。

POMにはスクラムで優位に立ち、2トライを決めた天理大学HO②寺西翔生が選ばれた。

会見レポート

関西学院大学
小樋山 樹 監督
天理大学さんに勝つために3週間しっかり準備してきました。この結果になったのは残念です。ただゲームの内容は決して良くなかったが(ラインアウトなどセットプレーの精度、フィールドプレーなど)天理さんとこういうゲームが出来たということは、まだまだこのチームには伸びしろがあるなと感じました。残り2試合で、次は京都産業大学さんですが、勝利を目指す気持ちで1週間準備していきたいと思います。

平生 翔大 キャプテン
今日のゲームに対してはチーム全員でしっかり準備して臨みました。結果は負けてしまいましたが、まだ全国大会ベスト4という自分たちの目標を叶えるチャンスがあるので、来週の京都産業大学戦、最後の近畿大学戦に今日の課題を修正して臨みたいと思います。

Q.今日のゲームで一番悔やまれるところは?
平生キャプテン
セットプレーの精度です。また、レフリーとのスクラムでの会話を増やしてコミュニケーションを取っていれば、もっと上手くスクラムが組めたと思います。そこはフッカーである僕がコントロールできませんでした。次の京都産業大学戦はスクラムがキーになると思いますので、そこは僕が責任をもってしっかりやっていきます。

Q.天理大学とは春に対戦しているが春との違いは?
平生キャプテン
ディフェンスの圧力があり、アタックもすごく勢いがあったのが春との違いだと思います。


天理大学
小松 節夫 監督
アタックが素晴らしい関西学院大学さんに、うちのディフェンスがどこまで通用するかというところをこの1週間準備してきました。前半はラインアウトなどセットプレーが安定せずアタックの機会がなくタイトな試合になりました。
後半は点が取れてからはうちのペースになりましたが、関西学院さんの素晴らしいトライがあった中でも、気持ちを引かずに戦えたことが勝ちにつながったかなと思います。このような競ったゲームを取れたことは成長につながると思いますので、次のゲームも今日の課題を克服して臨みたいと思います。

筒口 允之 キャプテン
先ずは勝ち切れたことが良かったと思いますが、前半は相手のプレッシャーを受けてしまい、バタバタした時間帯があったので、この課題を修正して次の近畿大戦に向けていい準備をして臨みたいと思います。

Q.ここまで全勝で来ていてチームの評価としてはどうか?
小松監督
勝てているところは良いのですが、けが人が出たり、戻ってきたりと、まだまだ安定していないなと思います。最後の3試合をターゲットにしていましたので、今日のような緊張感のあるゲームが出来てまだ成長できると感じています。

Q.ディフェンスはどんなことを意識していましたか?
小松監督
関学さんのディフェンスはすごく良いです。BKもすごく走り込んでくるし、その中で「早くセットして動き続ける、歩かない」というところを意識してきました。それでもいいアタックをされましたけど、何とか2本に抑えられてよかったと思っています。

Q.渡辺選手、太安選手が戻ってきましたが
小松監督
太安はU20から久々に復帰し体を当てて、いい役割を果たしてくれました。渡辺も地味ですけれど基本的なプレーをしてくれますので、その辺はまだまだポジション争いはあると思いますが層が厚くなって良かったです。

Q.全勝同士での対戦の難しさはありましたか?
小松監督
今日は本当に緊張感のあるゲームでした、かなり疲れています。春に負けているのでこちらはチャレンジャーだと思っていましたが、前半を見ると関学さんがチャレンジャーでどんどん勢いを出してこられたので、うちが受けているようでした。ハーフタイムでこの状況を選手が楽しめてなかったので「こういう状況を楽しんでいこうや」と言い、後半は逆にこちらがチャレンジャーとして向かっていこうと切り替えてやりました。

Q.寺西選手の評価は?
小松監督
今日はピンチのところでいいジャッカルを3回くらいしてくれたのでチームとしては非常に助かりました。

Q.ハーフタイムで「楽しんでいこうや」と言われたことでどう変わったか?
筒口キャプテン
焦ってしまい、バタバタしていたところもあり、「ちょっと焦っているな」と思っていました。自分もキックミスがありチームに影響していると思っていましたので、小松さんから声をかけてもらって自分たちも吹っ切れて笑顔が戻り、自分たちの流れに持ってこられたと思います。これから近畿大、京産大と春に負けているチームと当たるので最初からチャレンジャーとして果敢にエナジーを出して頑張っていきたいと思います。


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■KRPU 渡辺隆夫

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