12月9日(土) 同志社大学 vs 大阪体育大学

メンバー表 マッチレポート フォトギャラリー

入場者数:1400人 天候:晴れ/無風
レフリー:須川 貴也(関西協会)
アシスタントレフリー:稲西 輝紀(関西協会) / 安澤 俊紀(関西協会) / 天羽 吾路(関西協会)
同志社大学
(A8位)
大阪体育大学
(B1位)
62 FULL TIME 21
38 前半 0
24 後半 21
詳細(PDF)

メンバー表

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同志社大学
監督宮本 啓希
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
PR山本 敦輝4175110菫中→常翔学園
2HO大山 卓真416696兵庫県RS→報徳学園
3PR上野 聡大3181118大正北中→常翔学園
4LO渡邊 陽二4179104ヤングウェーブ→小倉
5LO木村 圭佑3180102奈良ジュニアRS→大分舞鶴
6FL荒川 駿1176108東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
7FL石井 伶央417795國學院久我山中→國學院久我山
8NO.8林 慶音2180102樟葉中→大阪桐蔭
9SH福岡 壮太郎416370河合第二中→御所実業
10SO嘉納 一千417786大池中→大阪桐蔭
11WTB芦塚 仁417791上宮中→大阪桐蔭
12CTBファイアラガ 義信 ダビデ117288高槻RS→常翔学園
13CTB市川 亮太417890蹉跎中→東海大大阪仰星
14WTB岩本 総司217887四条畷RS→常翔学園
15FB村岡 麟太郎317279東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
16Re.長島 幸汰2175101西陵中→京都成章
17Re.前田 卓耶1178107報徳学園中→報徳学園
18Re.三輪 拓翔2175106四日市ジュニアRS→尾道
19Re.久保 太陽3183105吹田RS→報徳学園
20Re.西濱 悠太417797岡山ジュニアRS→東福岡
21Re.藤田 海元317073文の里中→東海大大阪仰星
22Re.大島 泰真217077藤森中→京都成章
23Re.桃田 涼平217177明石ジュニアRS→報徳学園
大阪体育大学
監督中井 俊行
No.Pos.氏名学年身長体重出身中学・スクール→高校
1PR茨木 拓也317498交野市立第四中→東海大大阪仰星
2HO吉田 敢太4170102新生野中→大阪桐蔭
3PR臼田 伊織4175119城東
4LO佐藤 大輝3176101遠軽RS→遠軽
5LO日吉 純118193寝屋川RS→大産大附属
6FL堀田 凌永318081京都府スクールJr→京都成章
7FL満 晃星316482大阪中央RS→大産大附属
8NO.8シオネ・マウ3180120Tupou.College.Toloa→高知中央
9SH山本 波琉217178寝屋川RS→東海大大阪仰星
SO生駒 創大郎417380大桐中→常翔学園
11WTB伊村 光太417775東海大大阪仰星中→東海大大阪仰星
12CTB林 駿太417373木本
13CTB羽田 賢信217275京都府スクールJr→京都工学院
14WTB正木 海里317876京都アパッチRS→京都工学院
15FB林 哲大217166菫中→松山聖陵
16Re.宮﨑 悠417696宇摩ジュニアRS→三島
17Re.田中 克樹3170102中宮中→大産大附属
18Re.竹永 涼哉4178117大正北中→関大北陽
19Re.トゥポウ・マヘ4181105Tupou College→高知中央
20Re.バッソ・ビトロ・ランザ417586金光藤蔭
21Re.尾﨑 太亮316266宇都宮RS→流経大柏
22Re.秋沢 亮河417790高知RS→高知中央
23Re.下山 綱海417082堺RS→大阪桐蔭

マッチレポート

ABリーグ入替戦第1試合。リーグ戦まさかの7連敗で8位となり入替戦となった同志社大学(以下、同志社)と、Bリーグ全勝優勝で入替戦に挑む大阪体育大学(以下、大体大)の一戦。

入替戦とは思えぬ大観衆、入替戦特有の緊張感の中、大体大のキックオフでスタートした。
序盤、先制点が欲しい両チーム。同志社が敵陣22m内でトライチャンスを得るが、ラインアウトミスで機会を逃す。大体大も敵陣に入るも、ミスで攻撃の機会を渡してしまう。

10分、先制したのは同志社だった。自陣10m付近でWTB⑭岩本総司が相手ボールをインターセプト、敵陣22m内までビッグゲイン、CTB⑫ファイアガラ義信ダビデがゴール前までボールを運び、ハイタックルの反則のアドバンテージもらいながらボールを動かし、最後は⑭岩本が右中間ゴールラインを走り抜け先制のトライ。ゴールはSO⑩嘉納一千が難しい位置であったがきっちり決める。(7-0)


この後、先制点で硬さが取れたか、同志社はラインアウトモールをHLから22mまで押し込むなど、加えて、相手の度重なる反則も相まって試合を有利に進める。
15分、同志社はゴール前7m付近ラインアウトからモールを上手く押し込み、HO②大山卓真が押さえ込む(GK成功)。(14-0)
21分、ゴール前5mラインアウトから今度はモールを簡単に押し込み、FL⑥荒川駿がトライ(GK成功)。(21-0)
26分にも相手の反則からゴール前でラインアウト、今度はFWがラックサイドを右へ右へと攻め、反則のアドバンテージをもらいながらBKへ展開、最後は⑩嘉納が右中間に飛び込んでトライ(GK成功)。(28-0)
37分には⑩嘉納がPGを決めて追加点。(31-0)
ロスタイムの43分にも、ラックからのこぼれ球をSH⑨福岡壮太朗が拾いフォローしていた②大山にパス、そのまま駆け抜けて左中間にトライ(GK成功)。大差を付けて前半を終える。(38-0)

後半開始。大体大は何とか1本獲りたいところだが、後半も同志社が先制。
2分、リスタートキックオフからノーホイッスルで⑭岩本が左中間にトライ(GK成功)。(45-0)
5分、ここは大体大が意地を見せた。ゴール前5mラインアウトからもつれながらも一気に押し込んでFL⑥堀田凌永が左中間に押さえこむ。ゴールはSO⑩生駒創太郎が決める。(45-7)
ゴール前に行けば点を獲れると確信した大体大ではあっただろうが、続けてトライが欲しいところだったが、8分、また同志社⑭岩本に走られて追加点を許してしまう。(52-7)
大体大は、12分にCTB⑬羽田賢信のブレイクからFB⑮林哲大のトライ(GK成功)、21分にもNO8・HO⑧シオネ・マウがトライを返すも勝負の行方は変わらず。

その間、同志社もPGで引き離し。最後は、HO②長島幸汰のトライで追加点を奪い、終始危なげなく入替戦を凌いだ。(62-21)

同志社は苦しいシーズンであったが、下級生に対し、来年度もAリーグで戦える権利を残した。来シーズンでの巻き返しに期待したい。


他方の大体大、とりわけ前半はAリーグの接点や観客の多さも含め試合環境に戸惑った場面もあったであろう。だが、後半の戦いはそん色なく、そのあたりも踏まえた来年のチーム作りに期待したい。

会見レポート

大阪体育大学 中井俊行監督
本日はありがとうございました。準備いただいた関西協会、奈良県協会に感謝申し上げます。また、良いゲームをしていただいた同志社大学にも感謝いたします。大阪体育大学としては、この入替戦は覚悟を決めた一戦であり、Aリーグへの昇格を志して練習してきました。前半は反則が多く、特にスクラムでのレフリーとのコミュニケーションが上手く取れず残念でした。ハーフタイムで、「自分たちは攻めるしかない、このままでは何も残らない」と言って後半に送り出しました。結果として、後半は、「自分たちはできる、得点を取れる」という感触を持ちながらゲームを進めました。最終的には点数を開けられ敗れましたが、大阪体育大学の誇りを胸に戦った学生たちに感謝しています。応援してくれた学生、学園並びに大学関係者も多く応援に来ていただき、大阪体育大学ラグビー部として良いゲームができたと思います。本日はありがとうございました。

生駒創大郎キャプテン
前半、自分たちの想定していないことが続き、雰囲気を変えようとしましたが、なかなか自分たちのペースに持っていくことができずに終わりました。ハーフタイムで、「失うものは何もない、前に進んで点を取っていくだけだ。勝つことを信じている仲間、コーチ、保護者の思いを背負って戦おう」と気合いを入れ直しました。後半は、キックを極力使わずに、自分たちのラグビーを思う存分しようとしましたが、同志社さん相手でも通用する部分が見えました。前半からできていれば良かったですが、後半からでも勝負できることがわかって嬉しかったです。今年のチームは下級生がとても協力してくれました。また、一緒に支えてくれた4年生、コーチ陣、関係者に感謝しています。また、キャプテンとしてこの80分間を戦えたことに感謝しています。本日はありがとうございました。

Q.想定外のこととは、どういうことですか?
生駒キャプテン
コンタクトの部分は想定外ということはなかったのですが、エリアマネージメントやFWのモールなどで、なかなか自分たちのペースに持っていけなかったです。

Q.どういうプランで勝つことを想定していましたか?
生駒キャプテン
エリアを取り、なるべく相手陣22mラインより向こうでプレーし続けること、FWでプレッシャーをかけて自分たちのペースに持っていこうと思いました。しかし、最初の部分でミスを連発し、自分たちのしたかったことを相手にされてしまったと思います。

Q.(試合を通じて)同志社大学の圧力は予想以上でしたか?
生駒キャプテン
会場の雰囲気やBリーグでは経験しない雰囲気の中で、自分たちで焦ってしまい、自分たちを苦しめてしまったと思います。


同志社大学 宮本啓希監督
本日はありがとうございました。先週末の会見で、「今日は同志社を守る戦いになる」と申し上げましたが、その通り、学生たちが気持ちを見せてくれました。準備してきたことも100%やってくれました。最後の最後に最大の集中力を出してくれたのが、今日の結果(Aリーグ残留)になったと思います。大体大さんは激しく来ると準備していました。優位に進められたとは思いますが、ブレークダウンのところでやはり激しさを見せられ、しんどい時間もありましたが、最後まで集中力を切らさずよくやってくれたと思います。

山本敦輝キャプテン
入替戦ということで、気持ちの部分でどういったら良いのかと難しいところがありましたが、目の前のワンプレーワンプレーに集中して、同志社を守るとチーム全員で集中できたので、この結果に繋がったと思います。

Q.準備してきたことの中で、特に大事な部分は何でしたか?
宮本監督
大きくは2つあります。前半でゲームが決まるということで、前半は特別なことはせず、しっかりとしたプレーをすること。そしてセットプレーで中盤からモールを組んでいくというプランでしたので、それがしっかり遂行できました。フィジカルの部分もしっかり出せたと思います。

Q.試合の入りの部分での評価はいかがですか?
宮本監督
関西リーグでは先制点を取れたのが1試合だけでしたので、今週は入りの部分だけを言ってきたといっても過言ではありません。そこがしっかり出せたことがゲームの流れを掴めたと思います。

Q.(今日の)試合を終えてどんな気持ちでしょうか?
山本キャプテン
春シーズンこの場所(親里)で、京都産業大学さんに負けてからずっと負け続けて苦しかったですが、最後に勝てて良かったと感じています。

Q.入替戦というプレッシャーのかかる試合に臨むにあたって、どのように声を掛けましたか?
山本キャプテン: 全員が苦しい思いをしてきたので、その思いを今日の試合に全部ぶつけようと言いました。

Q.後輩たちが来年もAリーグで戦いますが、後輩たちに向けて思うことを教えてください。
山本キャプテン
全力でラグビーを楽しむことだと思います。伝統ある大学ということでいろいろなプレッシャーがありますが、それに押し潰されずにラグビーをやって楽しかったという思いを持ち続けてほしいと思います。


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■KRPU 林美菜子

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