2020ムロオ関西大学ラグビーAリーグプレスカンファレンスレポート

10月26日(月)ホテルクライトン新大阪にて2020関ムロオ西大学ラグビーAリーグのプレスカンファレンスがオンライン会議アプリZoomにて行われました。中尾大学委員長には今シーズンの概要と、有観客、有料試合についての説明、また各チームのキャプテンには今シーズンの抱負と注目選手を上げていただきましたのでその様子をお送りします。

なお出席者は以下のとおりです。

関西ラグビーフットボール協会 大学委員長 中尾 晃(なかお あきら)

天理大学キャプテン 松岡 大和(まつおか やまと)

同志社大学キャプテン 中尾 泰星(なかお たいせい)

関西学院大学キャプテン 竹内 海斗(たけうち かいと)

京都産業大学キャプテン 田中 利輝(たなか りき)

近畿大学キャプテン 森田 博斗(もりた ひろと)

立命館大学キャプテン 庄司 拓馬(しょうじ たくま)

摂南大学キャプテン 三田村 直輝(みたむら なおき)

※摂南大学は共同主将制を採用しておりもう1名は春山 右京(はるやま うきょう)

関西大学キャプテン 淡野 徳蔵(あわの とくぞう)

中尾大学委員長
2020ムロオ関西大学Aリーグの概要は、昨年度の1位から8位までの順位をもとに偶数と奇数順位の2ブロックに分けて4チームの総当たりで行い、それぞれの順位同士で決定戦を行います。その結果上位3位までが大学選手権に出場できます。関学大、近大がそろいました。今年は試合数が少なくトーナメントに近い形となりますので、これから白熱した戦いが観られると思います。

また日本ラグビーフットボール協会のラグビートレーニング再開のガイドライン、大会再開ガイドラインに則り、関西ラグビーフットボール協会で策定した新型コロナウィルス感染防止対策ガイドラインをもとに開催に向け準備を進めてまいりました。そして各チーム、開催地協会とも協議を重ね、2020ムロオ関西大学Aリーグを11月7日開幕の試合からリーグ戦すべての試合を有観客、有料試合で実施させていただくことを決定しました。チケットの販売数は会場収容定員の50%を以内に、10月27日(火)10時よりチケットぴあ、ローソンチケット、イープラスを通じて販売を開始しますが、試合会場での当日券の販売は行いません。
新型コロナウィルスをはじめとする観戦予防対策および拡散防止を目的にご来場いただく皆様が、安全、安心にご観戦いただけるよう購入方法や会場での観戦ルールなど例年とは大きく変更させていただいております。今後も新型コロナウィルス感染防止対策ガイドラインに則り、また社会情勢も鑑みながら進めてまいりますのでなにとぞご理解ご協力のほどご協力をよろしくお願い申し上げます。

天理大学 松岡キャプテン
今年の目標は関西連覇、日本一です、一昨年は決勝、昨年は準決勝で負けて悔しい思いをしました、またいろんな方からサポートしていただいたことに対し恩返しをするためにも日本一を勝ち取りたいです、どうか応援をよろしくお願いいたします。
注目選手はパワフルさが持ち味の№8の山村勝悟と1年生とは思えないプレーをする、マナセ・ハビリです。

同志社大学 中尾キャプテン
本日はこういった機会を設けていただきありがとうございます、目標は日本一です、しかし1試合ずつチャレンジャーのつもりで戦っていきます。
注目選手はスクラムハーフの人羅奎太郎です、コミュニケーションがとれてFWとBKをまとめてくれます。

関西学院大学 竹内キャプテン
昨年の大学選手権で明治大学に惜しくも負けて日本一の壁を感じることができました、どうしたら日本一になれるかをこのコロナ禍の中で考えさせられました。
FWは3年生の松田進太郎は責任感のあるプレーを、BKは副将の呉嶺太のパスの長短の使い分けとマネジメント力に注目してください。

京都産業大学 田中キャプテン
日本一です、イレギュラーな年であってもチームの理念である、「いついかなる時でもチャンピオンシップを目指すこと、ひたむきに取り組むこと」を体現し日本一を目指します。
注目選手は副将の城間賢です。

近畿大学 森田キャプテン
目標は関西制覇と大学選手権ベスト4です、ノンストップラグビーで近大らしいアタックをします。
バックスリーダーの福山竜斗の低く鋭いタックルに注目してください、また応援よろしくお願いいたします。

立命館大学 庄司キャプテン
関西リーグ優勝です、チームスローガンであるHUNGRY ARROWを一つ一つ体現していきます。
注目は3回生のフランカー宮下大輝の鋭いタックルです、応援をよろしくお願いいたします。

摂南大学 三田村キャプテン
大学選手権出場を目標にしています、新監督のもとで摂南らしいラグビーをしていきます、3年生のフランカー岡崎幸斗は攻守において80分間走り続けられます、またヴィリアミ・ツイドラキのフィジー仕込みの大きなアタックも注目です。

関西大学 淡野キャプテン
今年の目標は大学選手権出場です、スローガンである「変革」自分たちから変えていくことでチーム作りをしていきます。
注目してほしい選手はプロップの成宮銀次郎です、強い身体とスキルフルさを兼ね備えています。

質疑
・摂南大は東芝、リオオリンピック7人制監督と経験豊かな瀬川新監督になってどう変わりましたか?

三田村キャプテン
アタックではリオオリンピックで練習されていたハンズオフのところを重点的に指導されました。ボールを広く使うパスやステップの仕方を教わって従来の摂南大学のアタックから変わりました。

・天理大学のフィフィタ選手はサンウルブスでプレーしていましたが戻ってきてどのように変わりましたか。また8月中旬のコロナで練習が中断した期間にどのようなことを考え、また部員と話をしたのでしょうか?

松岡キャプテン
よりスキルフルになりました。ボールを持ってからの動きがボールキャリーへ行くほうからボールを動かす意識に変わりました。

まさかクラスターが発生するとは思っていなかったです。それまでチームとして仕上がって来ていたので、プレーできない辛い日々を過ごしました。自分としてはポジティブにトレーニングをしていましたが、弱気になる選手に対しては「信じてやっていこう」と励ましながら皆で乗り越えました、
またSNSでいろいろ書かれましたが、地元の前栽ラグビースクールの子供たちや、たくさんの方たちから励ましのメッセージをいただき力づけられました。

・関学大は小樋山監督になってどのようなラグビーに変わりましたか?

竹内キャプテン
今までにないアタックができるようになりました。上位を狙ううえでFWのセットプレーが重要になってくると思います。NZのように80分間走り続けるようなプレーがしたいです。

・同志社大学中尾キャプテンへ、交流試合3試合を戦っての手ごたえは?

中尾キャプテン
まずコロナで自粛期間中に、近所の方たちから励ましの言葉をかけていただきました。(3試合の手ごたえとして)よくない中でもアグレッシブになってきているので、前にあがるレッドディフェンス(燃え上がるようなディフェンス)をしていきたいです。

・今日はプロ野球のドラフト会議があるが、注目されている近畿大学の佐藤選手と森田キャプテンは同じ学部だと思うが交流はあるのか?

森田キャプテン
野球部とはあまり交流はありませんが、ドラフト会議で指名されるのは素晴らしいことだと思います。
ラグビー部もトップリーグなど上のステージに一人でも多く行って活躍してほしいです。

・今後コロナでゲームができないチームが出た場合は?

中尾委員長
不戦勝、不戦敗とします、また複数のチームが出た場合はその都度リーグ委員会を開いて協議します。