10月7日(土) 第7節 近鉄 14-28 クボタ


トップリーグ2017-2018 第7節
近鉄 VS. クボタ

2017年10月7日(土) 13:00キックオフ グラウンド:天理親里競技場
近鉄 クボタ
14 FULL TIME 28
0 前半 7
14 後半 21
詳細
(TL公式)

マッチレポート

トップリーグも7節を迎え、レッドカンファレンスでの順位が5位、勝点12の近鉄ライナーズと同じグループ、8位で勝点9のクボタスピアーズ、共に勝点を獲得し少しでも上位に進出したい大切な一戦。

前日の雨も上がり、最高のグラウンドコンディションの中、スピアーズSO立川のキックでゲーム開始。

ゲーム開始からお互いミスの少ない、緊張感が漂う攻防を繰り返したが、23分、最初にスタンドを湧かせたのはスピアーズ。10mライン付近のスクラム、NO8四至本からSH井上に渡りWTB伊藤と繋ぎSO立川から絶妙なパスを受けたCTBライオネルがデフェンスの隙間をすり抜けゴールポスト下に先制トライ。GKもFB合谷が成功し0-7。
その後もお互いが粘り強く攻め続けたが、ミスでチャンスを逃し、前半が終了。

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後半開始からキックの応酬を繰り返し、スピアーズの自陣20mからキックを受けたSO立川がサイドステップで抜け出し、サポートに付いていたSH井上からFL田村の渡り左中間にトライ、GKもFB合谷が成功し0-14とリードを広げる。

10分、反撃に出たライナーズは、ゴール前5mスクラムからNO8イオプアソが右サイドアタックでゴールポスト左にトライ、GKもSO野口が成功し7-14と追い上げる。

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17分には、スピアーズが20mからフェーズを繰り返し、ゴール前5mからSO立川の見事なパスを受けたCTBシオネが左中間にトライ、GKも合谷が成功し再びリードを広げて7-21。

ライナーズも再三のペナルティを得てゴール前まで攻め込むがトライを奪えない。

29分には、スピアーズがペナルティで人数の少ない中、WTB伊藤の好タックルでターンオーバーしたボールをCTBライオネルが持ち出し、ゴールポスト左にトライ。GKもSO立川が成功し7-28。

34分、ホームで意地を見せたいライナーズは、ゴール前ラインアウトからフェーズを重ね、途中出場した21番SH榎本からパスを受けた22番SO重光の裏へのキックパスを受けたFBセミシが右中間にトライ。GKもSO重光が成功し14-28と追い上げるが最後まで攻めきれず、ノーサイド。

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MOMには、存在感をアピールし勝利に貢献したクボタスピアーズSO立川理道が選ばれた。

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会見レポート

近鉄ライナーズ
坪井章監督
天理親里ラグビー場での試合に際しまして奈良県協会と関係者の皆さんにお礼を申し上げます。
今日は沢山のラグビーファンに集まってもらい感謝申し上げたい。
同じカンファレンスのクボタに勝って、勝点とボーナス点を獲って、締めくくりたかったが、この様な結果になってしまった。
深くまで攻めてフィニッシュまで行けなかった、イージーにトライを獲られた部分もあった。まだまだ修正できる部分もあったので、次の準備をしっかりしてトップリーグで戦い続けたい、本日は有難うございました。

森田尚希ゲームキャプテン
本日は有難うございました。関西での試合であったが、アウェイ感のあるスタンドの雰囲気だった。準備をしっかりして自分達の試合に臨んだが、内容はバックスが足を引っ張ったと思う。悔しい、の一言です。
――スクラムの評価は?
坪井監督
スクラムを起点にして、プレシャーをかけて、イオプがトライを獲った様に攻めたかった。
サニックス戦と同じで、もっとプレシャーを与えたかった。選手のコンディション部分でもあり、もっと修正出来ると思っていますので、期待してもらって良いと思います。

――やろうと準備していたことが出来なかったこととは?
森田ゲームキャプテン
マイボールを継続して我慢比べと思っていた。クボタはデフェンスも整備されて、規律もしっかりしているチームですが、継続していくとほころびが多いチームですので、そこがキーポイントと思って準備をしてきた。どちらが我慢できるかがキーポイントと挙げていたが、80分戦って我慢出来ずに失点してしまった。準備をしていたことですので、より悔しいです。

クボタスピアーズ
フラン・ルディケヘッドコーチ
とてもハッピーで大事な結果だった。特に、ここ何試合か負けが続いていたので、選手のお陰で勝てた。ここまでハードワークしていたのでブレイクするのは時間の問題と思っていた。
今日はボールとフィールドポジションが良かったと思う。試合の中で大事な時間帯でいくつかのペナルティをもらって、スクラムも止めていたので、勝ちきれることが出来ると信じる気持ちが強かったと思う。

立川理道キャプテン
今日の試合は特別と言っては可笑しいですが、地元帰って来れたことが嬉しいです。昨年もあったのですが、コンディションの関係で出場出来なくて残念と思っていたので、今日は勝てて良かった。相手にも天理の選手がいてそれぞれが活躍する姿を見せることが出来て嬉しく思った。クボタも勝てた結果の中でも、良いプレーと修正しなければならないこともあったので、一週間修正して次に向けてのいい準備をしたい。
――シンビンからの時間帯が苦しいと思ったが。
立川キャプテン
幸いにもフルバックだったので、何とかカバー出来る範囲と思った。いいタックルからターンオーバー出来たので、ゲームの中でも大きかったと思う。一人減っている中で、一人一人がカバー出来て良かったと思う。

ルディケ:イージー(笑)

フォトギャラリー

撮影者:坂田勇三

撮影者:野口美保