1月2日(火) 愛知学院大学 vs 西南学院大学  全国地区対抗大学大会 準決勝

第74回全国地区対抗大学大会 準決勝
2024年01月02日 13:45 K.O.
入場者数:345人 天候:晴れ/無風
レフリー:杉戸大樹
アシスタントレフリー:細川正義 / 西山主真 / 大野恭典
愛知学院大学 西南学院大学
24 FULL TIME 54
10 前半 28
14 後半 26
詳細(日本協会公式)

マッチレポート

2試合は、暖かな日差し、穏やかな冬のラグビー場で、東海・北陸代表 愛知学院大学(2年ぶり11回目)と九州代表 西南学院大学(14 年ぶり13回目)の試合となった。

西側(電光掲示板側)から攻める西南学院大のキックオフで試合が始まった。

西南学院大は、キックオフのボールを相手陣22m手前へ蹴り込み、愛知学院大が攻撃を仕掛けるなかでのノックオン。相手陣22m内側中央付近でのスクラムから⑧村中諒が持ち出し、右へ、さらに左へ仕掛けると、⑩川上隆輔が相手ディフェンスのスぺースを突き、裏へ抜け、さらにディフェンスをかわし、ゴール中央へトライ、コンバージョンも自ら決め、前半2分、7−0と先制する。

愛知学院大は、ラインアウトが安定せず、試合の流れをつかめないなか、西南学院もパスのタイミングが合わずハンドリングエラーと、試合の流れを引き寄せられない。

愛知学院大が、ようやくラインアウトを2回連続マイボールとし、攻撃を進めると、前半28分、相手陣22m外側での相手オフサイドの反則からペナルティキックを選択。⑮善道琢磨が決め、3−7とする。

すると、試合はめまぐるしく動き出す。

西南学院大は、直後のキックオフ再開で22m付近へ蹴り込み、相手アタックのパスミスをマイボールとし、ラックからの攻撃で⑦伊藤大進から②堀之内太陽へオフロードパスが渡ると、前半29分、ゴールポスト右へトライ、⑩川上隆輔がコンバージョンを決め、14−3とする。

愛知学院大も、直後のキックオフ再開のボールがタッチラインをバウンドして超え、相手ラインアウトから相手アタックのノックオンで得た、相手陣10m内側右スクラムで相手コラプシングの反則、愛知学院大⑨若林将哉が、タップキックでクイックスタート、タイミング良くパスが⑩高橋直哉に渡ると、相手ディフェンスのスペースを突き、ディフェンスの裏に抜けだし、前半32分、ゴールポスト右へトライ、⑮善道琢磨のコンバージョンも決まり、10−14とする。

今度は西南学院大が、キックオフ再開から相手タッチキックで得た、相手陣22m外右ラインアウトを確実のマイボールとすると、FW22m内側へ、さらにFWの攻防から、③川野倫太郎が抜け出し、前半36分、ゴールポスト下へトライ、⑩川上隆輔もコンバージョンを決め、21−10と引き離しにかかる。

さらに、西南学院大は、相手キックオフ再開で、確実のマイボールとしロングキックでのエリアマネジメントののち、相手タッチキックで得た、相手陣22m外側右ラインアウトからモールを形成し、ゴール前5mへ、さらに相手ペナルティから②堀之内太陽がタップキックでクイックスタートし、ディフェンスをはねのけ、前半40分、インゴール右側へトライ、⑩川上隆輔のコンバージョンも決まり、28−10で前半終了。

後半、最初のトライは、西南学院大。

後半7分、相手陣ハーフウェイライン内側左中間の相手スクラムからの相手攻撃で、西南学院大はディフェンスでプレッシャーをかけ、相手ノックオンとなるとそのボールを⑧村中諒が獲得し右タッチライン沿いを抜けると、相手陣22m内側へのショートキック、相手がキープしラックとなったところターンオーバーで、さらにマイボールとすると左へ展開からゴール前へ、さらに左へ展開し⑮東渉太郎が左中間へトライ、28−10とする。

さらに、西南学院大は、2トライ2ゴールを追加する。
後半12分には、相手オフサイドの反則からキックで前進、相手陣22m内側右ラインアウトからモールでゴール前へ、そのまま押し込み②堀之内太陽がトライ(コンバージョン成功)。

後半17分には、自陣10m外側中央付近スクラムから⑧村中諒の持ち出しから、⑫富村孝太郎がパスを受けると相手陣22mへ、さらに⑮東渉太郎へパスが渡り、ゴール中央へトライ(コンバージョン成功)をあげ、49−10とリードを拡げる。

一方的な試合となるかと思われた、後半19分、愛知学院大のキックオフ再開のボール、西南学院大がキープしロングキック、愛知学院大はマイボールとすると、自陣10mから攻め、⑫陣野瑛杜が相手22m外側まで持ち込むと、次のプレーでは⑩高橋直哉から⑪大田大地へのキックパスが決まり、⑪大田大地が相手ディフェンスをかわし、右隅にトライ、⑮善道琢磨がコンバージョンを決め、17−49とする。

その後は、後半30分に西南学院大が、相手陣ゴール前約10mの左中間のスクラムからフェーズを重ね、⑳今中大翔がトライ。

直後の愛知学院大のキックオフ再開では、愛知学院大が争奪からマイボールとし、ペナルティを得ながら前進、ゴール前の相手オフサイドの反則では、タップキックからFWでラックを形成しラックサイドを攻めると、後半35分、④加藤雅大がゴールポスト中央へトライ(コンバージョン成功)をあげる。

残り時間、愛知学院大がアタックを仕掛けるが、西南学院大のディフェンスも固く、最後は、愛知学院大のラックのボールをターンオーバーした西南学院大がボールをキックで外に蹴りだし、フルタイム。

西南学院大が、54−24で勝利し、16日の決勝に駒を進めた。

(文責 進藤剛)


フォトギャラリー

■清水良枝
写真の使用を希望される場合は下記のフォームより申請をお願いいたします。
※ただし、日本代表戦の写真の場合はすべて対象外となり、ご使用いただけません。
写真使用申請フォーム

過去の試合情報一覧はこちら