マッチレポート
Oddリーグ第3節(最終節)・第1試合、これまで両校とも2連敗と大学選手権の出場権は逃したものの、勝利し、順位を上げて2週間後の順位決定戦に臨みたい摂南大学と近畿大学の一戦。
摂南大のキックオフで始まった。
どちらも先制したいところだが、最初に得点の機会を得たのは摂南大。
2分、敵陣10Mを超えた右中間付近のノットリリースに対しショットを選択、やや難しい場所であったが左へ逸れてしまいPG失敗。
次にチャンスを得たのは近大。7分、敵陣22M付近でのラインオフサイドに対し、こちらも迷わずPGを選択、左中間付近からCTB⑫福山竜斗が決め先制する。(0-3)
今度は、摂南大。10分、敵陣22M付近でのラインオフサイドに対し、これも迷わずPGを選択、ほぼ中央からCTB⑬ヴィリアミ・ツイドラキが決めてイーブンスコアとする。(3-3)
この後、どちらもボールを動かし攻撃するが、なかなか得点に繋がらない状況が暫らく続く。
33分、均衡を破ったのは近大。WTB⑪宮宗翔が右タッチライン際をビッグゲインで敵陣に入りこみ、22M付近で得たペナルティに対し、今度はPからGO、最後はFB⑮中州晴陽が左隅に飛び込みトライ。難しい位置から⑫福山がゴールを決める。(3-10)
前半の終了間際の40分には、こちらは摂南大⑬ツイドラキがPGを決めてロースコアで前半を終える。(6-10)
12分のハーフタイムを挟んで後半が開始、どちらも先制して主導権を握りたい状況であったが、後半も近大が先行する。5分、13分に⑫福山がPGを決めて徐々に点差を広げていく。(6-16)
19分には、またもや⑪宮宗のビッグゲインから、最後はLO⑤沈尚勇が走りこんでゴールポスト中央にトライ。(ゴール成功。6-23)
勝負あったかのところで、近大は21分に⑮中州、28分にCTB⑬小林健太(ゴール成功)、34分にSH㉑竹内駿とトライ(ゴール成功)を畳みかけ大量リード。(6-40)
38分には、摂南大⑬ツイドラキが一本返す(ゴールも成功。13-40)も、ロスタイムに近大HO⑯平沼泰成が駄目押しのトライ(ゴール成功)で締めくくった。(13-47)
Player of the Match には、本日キックで得点を重ね、終始体を張ったプレーでチームをけん引したCTB⑫福山竜斗が選ばれた。
試合後コメント
摂南大学
瀬川智広監督 ※記者会見から
大学選手権の出場を目標にしていたが、(この目標を)失った中で、もう一度摂南大学として何のためにラグビーをやっているかを考えながら、今日の試合で体現しようと1週間準備をしてきた。結果的には、後半、近畿大学さんの勢いのある攻撃を止められず、摂南大の良さをほとんど出すことができなかった。
思うような結果ではないが、次の順位決定戦では「何のために」ということ、そして4年生にとっては最後の試合となるので、しっかりとやることを整理して臨みたいと思います。
摂南大学
三田村直輝主将 ※記者会見から
前半はチームとしても良かったが、後半、1トライを獲られてからチームの集中力(緊張の糸)が切れてしまったというのが正直な感想です。
近畿大学
中島茂総監督 ※記者会見から
今期は最低限大学選手権に出場するという目標だったが、前2節に敗れて出場の芽が断たれたという結果になった。しかし、今日は是が非でも勝利し、順位決定戦と合せて結果的に4戦2勝2敗にするということで1週間トレーニングしてきた。前半は苦戦もしたが、結果としては大差で勝利を納められ学生の頑張りに敬意を表している。
(順位決定戦の)立命戦には、必ず勝利し、昨年と同じ5位を死守したいと思っています。
森田博斗主将 ※記者会見から
前半は摂南大学さんの圧力で近大らしいアタックができなかった。後半は劣勢だったスクラムも修正し、それを起点にディフェンスを止めて近大らしいアタッキングラグビーができた。
あと2週間、前半からアタッキングラグビーができるよう練習に励みたいと思います。
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