東京学芸大学 VS 名城大学
2020年1月6日(月) 13:00キックオフ グラウンド:パロマ瑞穂ラグビー場 |
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東京学芸大学 | 名城大学 | |||
32 | FULL TIME | 31 | ||
20 | 前半 | 14 | ||
12 | 後半 | 17 | ||
詳細 (日本協会公式) |
マッチレポート
1月上旬とは思えない穏やかな天候のもと、東京学芸大学のキックオフでゲームがスタート。
1回戦、準決勝と絶好の立ち上がりを見せた名城大学が、大きく地域を進めて得点を伺う。対する東京学芸大学は、しつこい防御で応じ地域を押し戻す。
さらにFW・BK一体となった攻撃を行い、徐々に地域を進める。
前半8分、東京学芸大学は、巧みにボールを繋ぎ、⑬山中が抜け出し中央にトライ、5-0と先制する。
さらに名城大学のミスを誘うとスクラムから攻撃を継続、ゴール前まで地域を進める。
前半14分、相手陣22m内ラインアウトからボールを獲得するとモールを形成、一気にショートモールで前進、左中間に⑦半山がトライ、10-0とリードを広げる。
対する名城大学は、自陣から果敢に攻撃を継続するが、再度東京学芸大学の堅守に阻まれペースをつかめない。
すると前半20分、東京学芸大学は直前のトライと同様、相手陣22m内のラインアウトからFWが抜け出し⑤島田が左中間にトライ、15-0と引き離す。
勢いを止めたい名城大学は、前半26分、ルーズボールを獲得して攻撃を開始。FWが攻撃を重ね、ゴール前へ。最後は左に大きく展開、⑪瀬澤が左隅に飛び込みトライ、コンバージョン成功、15-7と点差を詰める。
その後は中盤の攻防が続くが、名城大学にペナルティーが増え始める。
相手陣22m内に地域を進めた東京学芸大学は、前半38分、ラインアウトモールから前進すると左に展開、⑪秋吉が左隅に飛び込みトライ、20-7とする。
終了直前の41分、果敢に攻撃を試みた名城大学は、勢いのあるつなぎで⑬杉浦が左中間にトライ、コンバージョンも成功し20-14、トライの取り合いの様相を見せた前半は東京学芸大学の6点リードで前半が終了した。
後半、キックオフをミスでスタートした名城大学であるが、自陣からでも果敢に攻撃を継続、大きくボールを動かし数的優位を作る。
すると後半4分、⑭大野豪が左サイドを走りきり右中間にトライ、20-19と追い上げる。勢いに乗った名城大学は、直後の後半6分、キックオフのボールを自陣から動かし、⑬杉浦が中央にトライ、コンバージョンも成功し、20-26と逆転に成功する。
対する東京学芸大学は、中盤の攻防からチャンスを得る。
後半15分、ペナルティーからラインアウトモールで前進、FWがフェーズを重ね、⑤島田が右中間に押し込みトライ、コンバージョンも成功し27-26とシーソーゲームの様相を呈す。
突き放したい東京学芸大学はゴール前まで地域を進め、トライを取り切るかと思われたが名城大学はしつこい防御で対抗、我慢比べが続く。
さらに双方メンバーを入れ替え総力戦となった後半33分、東京学芸大学は、ラインアウトモールから前進、②岡田が右隅にトライ、32-26と引き離す。
逃げ切りたい東京学芸大学に対し、接点で再三圧力をかける名城大学は、地域を押し戻し、スクラムを得る。名城大学は、渾身のアタックでゴール前まで進みFW連続攻撃の中、アドバンテージを得る。
隙をみて蹴られたキックパスは⑭大野豪が獲得し右中間にトライ、31-32となる。
最後のコンバージョン、⑩永島から蹴られたキックは左ポストへ跳ね返り無念の不成功。ゲームは32-31、東京学芸大学の連覇で幕が閉じられらた。
(文責 早坂一成)
フォトギャラリー
■撮影者:清水良枝