11月30日(土) 第7節 京都産業大学 12-50 天理大学

2019ムロオ関西大学ラグビーAリーグ 第7節

京都産業大学 対 天理大学

2019年11月30日(土) 14:05キックオフ
グラウンド:西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
入場者数:5214人
天候:晴れ/微風
レフリー:佐々木裕司(日本協会A1)
アシスタントレフリー:木俣俊祐(関西協会) /  飴田鉄平(関西協会) /  藤井宏和(関西協会)
ムロオ マン・オブ・ザ・マッチ:天理大学 2北條耕太
京都産業大学 天理大学
12 FULL TIME 50
7 前半 17
5 後半 33
詳細
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マッチレポート

ムロオ関西大学ラグビーAリーグの最終戦は多くの観客を集めた西京極陸上競技場で開催された。
前節まで4勝2敗と期待を裏切る戦いをしているが、自慢のスクラム、モールと粘り強いデフェンスで何としても勝利して大学選手権にむけての勢いをつけたい京都産業大学。前評判通りの力を発揮し、修正能力も高く前節で4連覇を達成している天理大学。

風下から攻める京産大のSO10番家村のキックでゲーム開始。天理大のキック処理ミスで京産大がゴール前5mスクラムから左に展開しSH9番廣田からLO4番キャプテン伊藤に渡り最後はFL6番田中が左中間に先制トライ、GKもWTB11番栢本が成功し、7-0。

7分には天理大が10mセンターからLO5番モアラが突破しパスを受けたHO2番北條が左中間にトライ、GK不成功7-5。

15分に天理大が15m右中間から攻めてSH9番藤原からSO10番林田に渡り最後はNO8ケレビがゴールポスト下にトライ、GKもFB15番松永が成功し、7-12と逆転。
28分再び天理大が左5mゴール前ラインアウトからモールで押し込みHO2番北條が左中間にトライ、GKは不成功7-17とリードを広げて前半が終了。

後半に入っても勢いが衰えない天理大は5分に中央ゴール前5mスクラムからNO8の位置にいたFL6番キャプテン岡山が右中間にトライ、GKもFB15番松永が成功し、7-24。

リズムを掴んだ天理大は20分に自陣からLO5番モアラが抜け出しサポートに付いていたWTB14番荒川が右中間にトライ、GKもFB15番松永が成功し7-31となる。
意地を見せたい京産大は32分に左ゴール前10mラインアウトからモールで攻め込み最後はHO2番宮崎が左隅にトライ。GK不成功12-31とする。

その後は攻撃の手を緩めない天理大は38分に途中出場したPR18番山川が左中間にトライ。
ロスタイムに入ってもCTB13番フィフィタが右中間にトライ、最後はWTB11番江本が右中間にトライ、2本のGKもFB15番松永が成功し、12-50としてノーサイド。

天理大は関西Aリーグの試合ですべて50点以上を得点し実力の違いを見せ付けた。
大学選手権では関西の覇者として、昨年の悔しさを忘れずに関西のファンを喜ばす試合を期待したい。最終のリーグ戦を勝利することが出来なかったが、ひたむきに前に出るのが京産大の特徴でもあり、修正点を克服して、大学選手権では大西監督の指揮下でひと暴れしてほしい。

MOMにはデフェンスとアタックでも活躍した天理大学HO2番北條耕太が選ばれた。

天理大学 小松節夫監督
今日は勝ててほっとしている。今年は大西先生と最後の試合にかける思いを感じながら、リスペクトしながら、強い京産大のスクラムにかなり苦戦したが全般を通じて良い戦いが出来たと思う。最初の入りは失敗したが、アタックは後半10分でリズムが出来たと思う。大学選手権は悔しい思いをしたが、3つ戦って日本一を目指して頑張りたい。大西先生には低迷している時にいろいろと助けて頂き、試合も組んで頂き感謝していますし、最後の試合ですので、しっかり準備をして試合に臨んだ。

天理大学 岡山仙治キャプテン
天理が関西で4連覇するのが初めてですので、達成することが出来て嬉しい。京産大のスクラムは伝統があるので苦しめられたが、修正することが出来て良かったと思う。また、チーム全体で獲れたトライも良かった。昨年の大学選手権ではあと一歩届かなかったが、今年は今までの卒業生の思いも1つにして日本一を目指したい。関西のチームは全国優勝を奪還する為に頑張りますので、是非会場に来て応援してほしい。

MOMインタビュー

フォトギャラリー

■撮影者:KRPU萩原康夫

■撮影者:KRPU渡辺隆夫