第6節の見どころ
11月17日(日)@滋賀・皇子山陸上競技場
12:00K.O. 立命館大学 VS 京都産業大学
14:00K.O. 同志社大学 VS 天理大学
例年、FW・BKのバランスが取れている立命館大学は、連続攻撃で得点したいところであるが、今季はディフェンスにおいて簡単に突破を許す場面が多く、接戦を落としているため勝ち星が増えない。残り2試合でどこまで修正できるか注目したい。
対する京都産業大学は、何といってもスクラム・モールで圧力をかけて試合を優位に進める展開に持ち込みたい。 FWで相手を崩し、そのままスクラムトライやモールでのトライが出だすと、チームが落ち着き、BK陣も伸び伸び走り出す。この試合フェーズを重ね、バックスリー勝負になると立命、セットプレーの時間が長いと京産という構図にどちらが持ち込めるか。
前節、今季初黒星を喫した同志社大学は、この試合に勝利すれば、まだまだ優勝のチャンスを最終節に残すことになる。今季、チームとしてバランスが良く、FWの圧力、BKの決定力どれをとってもトップクラスであるだけに、勝利への執念が80分間保たれるかにかかる。
一方、天理大学は、リーグ戦休止期間明けの2試合とも、前半の早い時間帯に失点しており、フォワードでプレッシャーを受ける場面があるものの、ゲーム中、即座に修正する力はやはり素晴らしい。
天理に同志社がチャレンジする構図になると思われるが、リーグ戦でまだ接戦を経験していない天理を慌てさせ
る展開に同志社が持ち込むと、面白いゲームになるだろう。両チームとも大学選手権を視野に入れたハイレベルの戦いを期待する。
関西大学ラグビーリーグ委員 中井俊行